梅鶏

みずうみが生まれてしまう水を撒く吾子が小さな虹を作れば

梅鶏

みずうみが生まれてしまう水を撒く吾子が小さな虹を作れば

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2024年上半期自選5首

 初めてnoteに自選5首を挙げます。 〈中4個〉とレシピにあって中4個と思うくらいの玉葱を買う (うたの日『葱』首席) 逃げるのを一日待ってくれている二月は四年に一度やさしい (うたの日『閏日』首席) 壁のカレンダー反対に巻き直しても春の辺りがカールしている (うたの日『巻』次席) 待ってないようであなたを待っているたまに靴紐結び直して (読売歌壇 俵万智選三席) 泣き声がロビーに響く嗚呼これは私を父にするファンファーレ (NHK全国短歌大会大賞)  「〈中4個

    • 第25回NHK全国短歌大会に参加して

       梅鶏(うめどり)と言います。  今回参加した「第25回NHK全国短歌大会」にて大会大賞の一人に選ばれました。  受賞者として名前を呼ばれたときのコメントがあまりにもひどかったので、ここに「あの時に言いたかった」ことや、その日のことなどを残しておこうと初めてnoteに挑戦します。  ダラダラと書いていきたいと思います。  私の令和6年3月30日のスタートは午前3時から始まりました。  7時40分の飛行機に乗るために5時頃に起きて準備しようと前日は早めに就寝したのですが、あま

    2024年上半期自選5首