ナナヲアカリの「ダダダダ天使」がめっちゃムカつくんだが


「ダダダダ天使」という楽曲をご存知だろうか。


「ダダダダ天使」とは、
2017年7月31日、女性歌手・ナナヲアカリがニコニコ動画、ならびにYouTubeにて公開した楽曲である。(「ニコニコ大百科」より一部抜粋)

内容は、
「やんないんじゃない、できないんだ!」と
ダメダメな自分を開き直る一方で、そんな私でも愛してよ!といった天使の心情を現すもの。

ナユタン星人特有のロックな曲調とナナヲアカリの可愛らしい歌声が掛け合わさり、非常に中毒性の高い作品となっている。

要するにクソクソにバズった曲である。歌ってみたとかめっちゃ出てる。


タイトルに戻るが、私は「流行り物を嫌う」という難儀な性格を持つオタクであり、ダダダダ天使が流行った当時も「ぜって~~~~~聴かねえ」と謎の逆張りアピールをしていた。

そして、時が経つこと2年。
たまたま動画サイトのおすすめに出てきた、再生回数がエグすぎるそれを、私はついに再生した。

…なるほど、確かに良い。イラストも可愛いし、
何度も聴きたくなる。

分かるよ。「ダメ可愛い」っていうの?ドジっ子メイドとか、そういうの?分かる。可愛いよね。


でもさ…



画像1




ダメダメなキャラクターが支持されるのなら、よりダメダメな方が優れているのだ。

ここからは、私の方がより「ダメダメ」であることを証明するため、「ダメ天使」と「私」の共通点、相違点について説明していきたい。



■ダメ天使と私の共通点■


歌詞と照らし合わせながら、共通点を挙げていく。
先ず1つ目。これは、本曲のサビにある。

ねえ ダメ ダメ ダメダメな
あたしを(もっと!) 愛してね(YES!)
大概の衝動に無気力な(エンジェル!)
天使ですが(ハイ!)

「大概の衝動に無気力」という点だ。
これは「○○したい」、「○○になりたい」といった欲がそれほど無く、ぼんやりと「そうだったらいいなあ」と思う程度である、ということだと思う。

テストで良い点とりたーい
でも頭がちっとも追いつかなーい
日曜日だって早起きしたーい
深夜のネトゲがやめられない(ない!)

具体例としては、この部分が当てはまるだろう。


2つ目。

ダダダダ ダメ天使は
だ、だ、だ、だ、駄目ですか?
だけどもあたしは いいか?

「ダメ天使は駄目ですか?」と聞いている時点で、おそらくは心の中では駄目だと分かっている筈だ。
にも関わらず「でも、私は許してほしいな~見逃してほしいな~~~~~ぴえん」と甘ったれたことを言ってしまう。


3つ目。

やる気がないとかそんなんじゃないんだ
やる気があってもできない仕様だ
しょーがないなって許してよ
エンジェルリングを頬張りながら

「やる気があるのか」とよく言われるが、有る・無いの問題ではない。
「やりたい!やらなきゃ!」から「実際に行動に移す」までに、とてつもなく大きい壁があるのだ。これを超えることができない。たまに自分でもおかしいとは思う。

他にも、「実際は一切の自信もない」「注目されすぎたらビビる」などが挙げられる。



■「ダメ天使」と「私」の相違点■


これについては、分かりやすく表にまとめたものを見ていただきたい。

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左の列が「ダメ天使」、右が「私」だ。
丸が少ないほど無気力であり、将来性がない。つまり「ダメダメ」ということになる。

どちらがダメかは一目瞭然である。



これで、私の方がダメ人間としてよりダメであることが分かっていただけたと思う。



まあ、

「ダメ可愛い」は文字通り「可愛い美少女」だから成立するのであって、こちらは「ただの二足歩行の生物」なんですけどね。


え?オチ?ないですよ、そんなもん。「やんないんじゃない、オチ無いんだ!」ってね。なんつって!つって!









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(猫)

 


おわり












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