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フランス人の作り方 バカロレアの哲学試験

6月17日は、フランス全土でバカロレア試験が行われました。全国で70万人の高校生が一斉に試験を受けているそうです。

高校卒業後進学のために必須の試験。
日本で言うセンター試験に近いのでしょうか?あれ?センター試験って去年から無くなったんでしたっけ?なんだかもう、最近のアカデミック事情についていっていません。

フランスのバカロレアで話題にあがるのが、今年度の哲学のお題は?のようです。

朝の8時から12時の4時間をかけて、哲学のお題について自論を書き出すのがバカロレアの必須科目なんだとか。4時間ですよ!!大変。。。。

こんな哲学思想を形成する教育を通じ、フランス人は“フランス人”になっていく。

哲学、、、、って何?笑

私たちが子どもの頃「ソフィーの世界」という本が話題になりませんでした?(みんな同じ世代が前提の書き方。笑)私が欲しいと言ったのか、流行っている
から母が買ったのか覚えておりませんが、家にありました。そして読み始めて、、、、全く面白くない、、、世界に入れない、、、という敗北感の記憶があります。


そんなこんなで哲学に私は全く縁がないので、
哲学を重んじるフランス、フランス人が、
なんだか崇高に見える。。。。

うん、で、哲学、、、、って何?

ハーバードの熱血教室とかいう番組でマイケルサンデルの哲学の授業は、なかなか面白いな、と思ってYoutubeで何度か見た記憶が。ついでに本もそういえば
買ったような、、、、、遠い記憶。

そこでも取り上げられていた、トロッコ問題。
ー制御不能で暴走するトロッコが走っている
ーあなたは線路の分岐点に立っている。
ーこのままトロッコが直進すれば線路で
作業をしている5人の作業員をひき殺す
ーあなたが路線を切り替えたら、トロッコは
別の線路に進み、そちらには1人の作業員が
いる

自分は何もせず5人がひき殺されるか、自分が
介入することで、5人ではなく1人がひき殺される
結果となるか?あなたの考える正義はどっち?なぜ?(作業している人の所に走って行って、逃げるように知らせる、とか言い出さないで下さいね。)

こういうことを考える、なぜかを考える、
それが哲学、、、、かしら?ざっくり。

ちなみに、今年度バカロレアの哲学課題はですね。

1.Discuter, est-ce renoncer à la violance?
話し合いは暴力を放棄せせることができるのか?

2. L'inconscient échappe-t-il a toute forme de
connaissance?
無意識は、あらゆる形の知識から逃れる
ことが出来るか?

3. Sommes-nous responsable de l'avenir?
我々は将来に責任があるか?

ふふーん、、、なーるほーどねー、、、笑

はい、どれかお題を選び、あなたの回答と、なぜあたながそう考えるのか、4時間あげるので書いてみて下さいね!笑

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