2024年10月度 投資成績
資産および損益
資産 :33,290,509円(前月比+1.0%)
運用成績:年初来+14.1% 月次+1.5%
※修正ディーツ法により算出(税引前、配当金等除く)確定損益:+2,259,940円(166A タスキHDの利確等による)
保有銘柄
主な取引
1860 戸田建設(新規購入)
同社は「準大手ゼネコン」の代表格です。近年、建設業界では人手不足の影響でゼネコンとサブコンの立場が逆転し、サブコン側に価格決定力がある状態となっていました(契約条件が悪ければ、下請け側のサブコンが受注を断る状態)。さらに資材価格の高騰なども影響してゼネコンの利益率低下を招いていましたが、直近ではゼネコン各社も工事費への価格転嫁が進み、利益率の改善傾向が見られます。
「セクターとしてのゼネコンに注目しているのなら、素直にスーパーゼネコンの株を買った方が良いのでは?」という考えもありますが、そこは個人的な好みの問題で、注目度が比較的低く割安な銘柄の方がどうしても魅力的に感じるため、本銘柄に投資しました。
※少し古い動画ですが、私が普段よく見ているビジネス系Youtubeチャンネル「ReHacQ」に社長が出演されていました。
4587 ペプチドリーム(売却)
目標株価水準(=直近高値付近)に到達したため、売却しました。2か月の保有期間で、+25%の利益です。
ちなみに、私は当初、某有名個人投資家の投資スタイルを模倣して、1〜2年で1.5〜2倍に騰がる銘柄への投資を目標にしていました。しかし、自らの銘柄選定力・分析力では、2倍に騰がる銘柄を幾つも見つけることは難しいという考えに思い至り、今は時間軸を短くして数か月〜1年程度で1.2〜1.4倍程度の利益を獲りにいく投資を主体としています。
「2年で2倍」を複利で実現する場合、グラフにすると下図のような推移となり、「1年で+41.4%」「半年で+18.9%」に相当します。以前は「2倍」に拘って長期保有した結果、途中で株価が反落してしまう経験が多かったため、今は保有期間が短くても、このグラフのラインを大きく上回った場合は基本的に利益確定する方針としています。
166A タスキHD(売却)
初期(株式投資歴1年未満の頃)から保有していた銘柄です(購入時は新日本建物と統合前の2987 タスキ)。2年3か月の保有期間で、+69%の利益です。
購入後に何度か株価が急騰したタイミングでうまく売り抜けできず、ズルズルと長期保有を続けてきましたが、全て売却しました。保有期間が長かったぶん何かと思い入れもあり、今後もこの会社には頑張ってもらいたいです。
コメント
最近、株の購入を検討する際、8/5暴落時の安値を一旦の下値目安として想定できるため、リスクリワードの評価がやりやすくなったと感じます。相場の暴落にそのようなプラスの副産物もある点は、私の中で新たな発見でした。
2024年も終盤に差し掛かりましたが、このまま行くと昨年同様、配当金を除けば日経平均のパフォーマンスに若干負けてしまいそうです。そこで、日経平均を大きく上回る成績が得られた2022年の取引履歴を振り返ってみたところ、当時はキャッシュ比率をもっとダイナミックに増減させていたことに気が付きました。8月の記事では「ポジションを減らしすぎない」という方針を立てたところですが、近年、無意識のうちにポジポジ病になっており、その結果として日経平均やTOPIXと似たり寄ったりの成績に落ち着いていたのかもしれない、と思い直しました。「良い銘柄を安く仕込む」ことに常に集中し、めぼしい投資先が見つけられないときには、ある程度大胆にキャッシュ比率を増やすこともやっていきたいと思います。
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