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『POP!』 楽曲解説

相変わらず曲自身の解説ではなく、どちらかというとメイキングに近いことを書くよーう

今回はなんだか不思議で、曲のテーマをあとから思いつく感じだった
曲作る時はすごくなんとなくに始めて、その後歌詞を書き進めてから徐々にヒントを得て、最終的に自分がどんなテーマをもって作っていたのかを知っていくことになった
結論から言うとそのテーマは「脱却」だった

曲が終わって歌詞を書くってなった時、いつものやり方だと全く書き始められず、らちがあかないのでダメ元で思いつくままに書くことにした
いつもはむしろ逆で、組み立てるように色々考え込みながら歌詞を書いてきてたから、考えずに書くやり方には抵抗があった
けど、結果は上手くいったと思う
書きたいこと書けた感もあったし、一見するとこれまでと変わらない出来にも見える
まあ所々粗っぽい所はあるけども
そして歌詞を書き終わった後、ようやく曲に対する自分の意図がわかった
今回の歌詞って、なんか反体制的なノリなんだけど、実はこの題材自体が自分の心のメタファー(比喩)になっていた
何かによって本当の部分が抑圧されてて、それからどうにか逃げなきゃ行けない、そうじゃなきゃダメなんだ っていう感じで、歌詞自体は社会とか学校とかなんかそういう外の世界の抑圧に対して反発してるっぽいことを言ってる
もちろんその時の俺はそのつもりで書いていた
でも歌詞を書き終わってしばらく経つと深層心理が見えだした
そして今自分を抑圧してるのは社会とかそういう外の世界じゃなくて、自分自身だってことに気づく
どうやら自分を縛る自分がいて、それに反発してるみたいだった
その正体の心当たりはありまくりで、考えればすぐに見当がつく
正体は「気を使うこと」だった
たぶんこれまでに出した曲の全部が気を使いながら作っていて、それが毎回引っかかりつつもそれでも無視してやっていた
けど、きっと今回でそれが限界になってしまったのかなと思う
具体的に何に気を使ってるかを説明するのはちょっと難しいけど無理やり一言で言うなら、一般受けしそうなものを作らなきゃって言う変な義務感だと思う
…いやいや、今回の曲とか「デッドゴッドフューネル」とか、全然一般受けじゃないだろって感じだよね笑
そうなんだよ 確かにそうなんだけど、やっぱりそれでも完全には振り切れなくて、どっかで制御しちゃっていた
それに今回みたいな曲はむしろ変な心配もあって余計気を使ってたりする
作る曲全部そんなこと考えちゃうもんだから未だに自分の本来の音楽を知らないし、その軸の無さゆえ、どうしていいかわからないことが結構ある
そして加えて、慢性的に自信が無い
自分の本当の部分は人には受け入れてもらえないって、なんでか知らないけどそう感じちゃって素がでないように作ってきた
そういう色々なことを通して考えたところ、今回のテーマは気を使うこと、焦ること、自己否定やらなんやらから「脱却」しなければいけないってことに気づいた

なので試しに次回以降の何曲かは、一切の気を使わないように(努力)して作ろうかと思う
これまでも意識していたけどもっともっと、より感覚的な曲作りを目指したい
パブロ・ピカソが「やっと子供のような絵をかけるようになった、ここまで来るのに時間がかかった」
って言う言葉があって、それを最初聞いた時は意味不明だったんだけど今ならすごくよくわかる
同じようなもので、「成果を求めてやる仕事(作品)はみっともなく、成果を気にしない仕事よりも遥かに劣る」というのもある(元ネタはインドの古典らしい)
したたかに、計算高く考えて作るのはダメみたいだ
でも、ただ単に自分が作りたいから作るっていう純粋無垢な動機だけでやるのは相当難しいはずだから、何かを表現してる限りずっとついてまわる問題なんだろうなと思う
有名画家も生涯かけて悩んでたんだからそりゃそうだ

という、そんなこんなの曲でした
この文もいつものやり方だとなかなか上手く書けず、思うがまま書いていったのであんまり良くない文です
こんな駄文最後まで読んでくれてありがとうございます
次の曲は落ち着いた曲を、なるべく「気を使わない」ように作って行くつもりなのでぜひ次も聴いてもらてたらな〜と思ってる所存です

読み返してみるとなんか全体的にテンション低い感じがしてるけど、本人は至って元気です

いえ〜い!!✌️✌️持ちうるのはアンパンマン並みの元気〜💪🍞
意味もなく走りた〜い!!🏃🏼‍♂️💨

頭の中は今こんな感じです

いつもありがとうございます
ではまた次の曲で!🤚






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