見出し画像

配信ライブばかり見ていた2020年末〜2021年始

2020年年末〜2021年年始にかけ、多くのコンテンツが配信ライブを行っていた。私もいくつか観ていて、終わってからもアーカイブをザッピングしたり、アーティストと一緒に観ようという企画から結局通しで観たりしてた為、正月特番の観る時間がほとんどとれなかったのが今年の年末年始だった。
コロナ禍でオンライン配信というカタチもすっかりお馴染みとなったが、オンラインだから何か出来ないかと、色んなアーティストがこんな試みをしていたと、記録の一つとして残しておきたい。

楠木ともりBirthday candle live 「MELTWIST」

12/22日に配信、これは別noteに書いたが、とても良い雰囲気でアーカイブも暖かな雰囲気につつまれていた。オンライン配信のみということなってしまったが、ブランケットやキャンドルをグッズとして発売するなど没入感と雰囲気作りを大切にしており、ステージも本物のキャンドルを100本来立てるなどオンラインでありながら画面という距離を溶かそうとする彼女の配慮の深さを感じるライブだった

MUCC 惡-The brightness world

6月に新アルバム「惡」がリリースされ本来ぴあアリーナMMでライブが行われる予定だったが、中止の代わりに12/27、日本武道館で開催された有観客とオンライン配信両方で行われたライブ。配信を複数のプラットフォームで行うだけでなく当日はWOWOWでも生中継が行われた。オンラインで視聴した。
MUCCは~Fight against COVID-19~というタイトルで3度ほど無観客ライブを行っていたが有観客での開催は初の試み。座席数を減らしての開催のみならず、声出し禁止ということで、グッズで鈴付きバンドやタンバリンが発売されたり、観客は事前に鳴り物を持ってきて良いということが告知され、太鼓を持ってくる人がいたりもした。

これまでのライブで培われたであろう、声出し禁止を逆手に取った盛り上げる為の演出もさることながら、12月上旬にドラムSATOちの脱退が報告され、彼を含めた4人体制では最後の武道館となったが、悲壮さを感じさせない素晴らしいライブだった。おそらくコロナ禍での有観客ライブでは一つの到達点だと思う
12/29にボーカル逹瑯と一緒に観る企画が発案され#逹瑯と一緒というハッシュタグが付けられた

ラブライブ!サンシャイン!!Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND~

12/30、31日にオンラインのみで開催されたライブ1月1日は黒澤ダイヤの誕生日でもあるため年明けの瞬間「ダイヤちゃんお誕生日おめでとう!」の声とともにダイヤの顔の花火が打ち上がった。
。初手が聖なる日の祈りからスタートするなど本来のライブならありえないような攻めたセットリストだった。高槻かなこさんの欠席は残念だったが、ゆっくり休んでほしいと願うばかり。
2020年→2021年にかけた「Step Zero to one」、約3年ぶりの「Aqours☆Heros」、初お披露目の「冒険Type A.B.C!」「future flight」新年1発目に「スリリングワンウェイ」など妥協の一切ないライブだった。1/4には#一緒にWHITEISLAND というハッシュタグでAqoursキャストとday2を一緒に観る企画も行われた。

Sony Music AnimeSongs ONLINE 日本武道館

1/3 日本武道館で開催
約3時間、タイムテーブルの幕間以外ではMCもなくノンストップのライブ。
収録というカタチであるため、曲ごとにはテロップでアニメタイトルが表示された。豪華なアーティストのラインナップで新曲披露や見応えがあった。休憩も兼ねた1時間ごとの別枠でのミニコーナー以外MCが無かったのはふっと我に返らせないような演出かもしれない。おなじみとなったCGのペンライトや、AR演出で武道館に青空を展開したり(スピラ・スピカ:リライズ)、砂浜広がったり(西川くんとキリショー:1・2・3)、サイリウムのウェーブを起こす(FLOW:GO!!!)、アリーナが火の海になる(西川貴教:Bright Burning Shout)などの映像面でも豪華さも感じられた。ただ、余韻にも浸らせずいきなり配信終了してしまうのだけは唯一の難点だった。それだけ見入ってしまったとも言えるのだが。

ウルトラヒーローズEXPO2021

これは音楽ライブではないのだがバトルステージの配信ライブということなので一応記載しておく。年末年始に東京ドームシティで現行ウルトラマンの最終回と繋がるバトルショーが行われる。今年は夏のウルトラマンフェスティバルは中止になり、開催自体が危ぶまれたが、有観客での開催がされ千秋楽のみオンラインでも同時開催となった。
劇場版ウルトラマンタイガは5ヶ月の延期になるなど、子供たちとの手と手の触れ合いが出来ないというのは「みんなの応援が力になる」ウルトラマンにとっては致命的な現実が襲うなか、クロスタッチウルトラチャージなど新しい応援方法をあみだし、応援する人々の前に姿を現したウルトラマンゼットたちはとても輝いて見えた。忘れられない、そんなバトルステージだった。

オーイシマサヨシ オンラインワンマンライブ
「世界が君を必要とする時が来たんだ」

1/5にオーイシマサヨシ41歳の誕生日に開催された配信ライブ

5月に「世界が君を必要とする時が来たはずだったんだ」というタイトルでライブが延期になった代わりに弾き語りを行うという試みがされた(今でも公式チャンネルに動画は残っている)、ついにその時がきたことになる
チケットがまさかの1000円という破格の価格で発売され実況用ハッシュタグは#オーイシ1000円 と名付けられた。1000円とは思えぬフルバンド、ダンサー、バックに視聴者のコメントを流すためにエンジニアを全力で動員するなど、オンライン開催だからというより、オーイシマサヨシだからこそ出来る試みがなされた。
サプライズに1時間1000万の男Tom-h@ckがサプライズゲストで来るなど何度考えてもこれが1000円はおかしいと首を捻りたくなる豪華さでなんと15000人以上集客で黒字にしてしまった。(だがTom-h@ckを5時間待たせたことで大赤字になってしまったらしい)

数日後に行われたアーカイブを観ながらトークするという企画で「自分のフォロワーが全て自分のファンということは無いとは思っててそれでも気軽にこれそうな楽しそうなヤグラを立てたかった。」や観客のコメントを受け「(配信ライブは)3000円以上だとみんな悩み始めるから1000円はちょうど良かったんや」という発言が印象的だった。円盤化の予定はないらしい。

思うこと

配信ライブはチケット争いもなく家から出る必要性も無いため、気軽に参加することは出来る。
これが現地で開催されたらもっとすごかったのになぁと思いつつも、もし現地で開催して全て参加したら、間違いなく財布が空になっていただろうし、チケットも手に入っていたかどうか。そもそも全てのライブへ行こうと決意が出来たか、自信はあまりない。
それこそ配信ライブは価格は3000~5000円が主流で、まぁポンと出せなくはないレベル。10連ガチャに比べれば体験の満足度は圧倒的に高いだろう。上記のオーイシマサヨシの「(配信ライブは)3000円以上だとみんな悩み始めるから1000円はちょうど良かったんや。」という発言は中々に現状の核心をついていたと思う。

配信は皆で一緒に観ようという企画は、どのジャンルでも考えることは皆同じなのだなと感じた。通しで観るのは時間が取られるためこういった企画は腰を据えて観る気になるため非常にありがたい。2021年こういった配信が増えていくことだろう。「興味はあるけど……」というライブがあるなら今後も気軽に配信を購入してみようとも思う。せっかくなのだから、この陰鬱な空気が収束した後、たくさんの素晴らしいものと巡り合えるように

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?