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ジョッキー45°情報刊(40号)

皆さん、競馬ライフの方はいかがでしょうか??
ヴィクトリアマイルをデアリングタクトと心中して散ったウマママンです!

冒頭でも触れましたが、牝馬の女王を決めるヴィクトリアマイル
アーモンドアイ・グランアレグリアに続くマイルの女王となったのは

ソダシ/吉田隼人騎手!!

女王となったのは、白毛のアイドルホースの「ソダシ」
勝ったG1が阪神JF・桜花賞といずれも「牝馬限定のマイルG1」を制覇してきた白毛のアイドルが、牝馬の女王に輝きました!

吉田隼人騎手のインタビューでの一言。
「この馬には、人気以上に色んなモノが乗っかりますから」にあるように
色々な事を乗り越えたコンビは強かったです。

おめでとうございます!!!

更には、中央競馬が終わったころ、高知競馬では特別レース!!

【皆当たるヤスアジ特別】

が高知5Rで行われました!
文字どうり、師匠のヤスアジTVの仲間、
タイガーバームさんが協賛してくれたのですが、まあカッチカチの決着でしたが、皆ライブで盛り上がり楽しかったです!
ウマママンは単勝全500円・馬単全通り買いましたが
ガッツリトリガミになりました。(笑)

さて、今週のラインナップはこちら!!

●樫の女王、オークス攻略戦

●スポットライト・ジョッキー①
(勝浦正樹騎手)

●スポットライト・ジョッキー②
(ダミアン・レーン騎手)

今週はオークスの攻略戦として、徹底展望してみます。
更に、先週の予告通りにスポットライト・ジョッキーは2人

勝浦正樹騎手とダミアン・レーン騎手にスポットを当てていきます!!

●樫の女王 オークス攻略戦

5月の後半に行われる3歳牝馬の大一番にして、ダービーと双璧をなす
オークスと呼ばれる「優駿牝馬」の1戦

ちなみに、オークスが「樫の女王」というのは、「オーク」というのが英語で「樫」を意味するのが語源だそうです。

📝オークスの傾向🖊

○前走の着順も重要

牝馬として全馬、未知の距離でもある2400m戦でも重要となるのが
やはり、前走での着順での強さ。

ここ10年のオークスでは、勝ち馬の10頭いるうちの9頭は前走で
「3着」以内となっていて、前走が桜花賞やトライアルレースで上位に入った馬なら信用は高い。
ちなみに、この10年で唯一、前走3着以外でオークスを制覇したのは
2013年の武幸四郎騎手のメイショウマンボ(桜花賞10着)のみで
よほどの想いの強さが無い限りは逆転の大荒れは難しいか。

更に、馬券に関して絞ると、ここ4年は前走4着以上の馬しか馬券に絡まず
昨年のオークスで波乱を起こしたハギノピリナ/藤懸貴志騎手も
前走の矢車賞は1着となっているので、5着以下なら馬券的にも難しそう。

○逃げ・先行は総倒れで、後方勢が有利??

オークスのデータとして、はっきりとしているのが
「前走の4コーナー通過順」で大きく偏りが出ている。

前走で4コーナーの通過が3番手以上の逃げ・先行勢のオークスでの成績は10年で【0-0-1-23】とほとんど前で粘ることなく、飲み込まれていて
逆に前走、追い込みや差しに控えた組は【10-10-9-125】と数は多いものの
10年全勝・全連対をしているのは強み。

今年のオークスで、前走3番手以上だったのは
・ウォーターナビレラ ・サウンドヴィバーチェ ・シンシアウィッシュ
・スタニングローズ ・ニシノラヴウインク ・パーソナルハイ
・ラブパイロー
の計7頭いるので、こちらは評価は厳しく見たい。

また、後方勢が有利というのもオークスでの馬券に表れていて
前走で上がり3ハロンのタイムが上位3位に入っていた場合の馬券率は
およそ31.9%で勝率も12.8%と高いだけに後方勢の豪脚は期待したい。

更に、netkeibaさんのデータで残っているオークスの1着馬が38頭居る中で、先行から逃げ切ったのは
・2004年のダイワエルシエーロ
・1991年のイソノルーブル
の2頭しか居ないというのもデータとしてのポイントとなりそう。

●意外なファクター、単勝人気とオッズのボーダーライン

オークスで意外なのが、単勝での安定性で
実はオークスでは単勝から大荒れというのが少なく
歴代のオークスでは昭和60年の1985年に音無調教師が記録した
「ノアノハコブネ」が20番人気で出した6270円が最高配当。

平成以降での最高配当は、2011年の後藤騎手のエリンコートで
3720円となっているだけに、そこまで飛びぬけた穴馬が飛んでくるのは
ほとんど無しに等しい。

他にも、オークスで38頭勝利したうち、圧倒的に多いのが1番人気で
13頭で、34.2%は一番人気で決まっている。
ここまで、重賞では1番人気が活躍せず、今年のG1レースではここまで1番人気が来なかったが、ピリオドを打つならこのオークスの可能性は十分にある

あと、特筆するなら4・5番人気のオッズで
歴代で4頭ずつ勝利しているが、勝つとみるにしても、オッズが
10倍台はないと勝てないようで、上位と拮抗した4・5番人気ではここまで未勝利というのは注意したい。

🐎注目騎手🏇

オークスで注目してみたい騎手はこちら!

オークスは3年で2勝、得意の舞台で豪脚が唸る

ミルコ・デムーロ騎手

2歳優秀牝馬ながら、今年は未勝利。
だが、当初から陣営と共に目標としたのは「オークス制覇」

そのための経験と実績、力は磨いてきた。
ここは必勝態勢に加え、得意の差し向きの舞台。
また、今年はG1未勝利どころか、馬券にもまだ絡んでなかっただけに
騎手的な順番としても好状態なだけに
目指すべき樫の女王の座へ、駆け抜ける。

THE・リベンジャー、リベンジは終わらない

横山武史騎手

オークスに向けて秘かに、燃え滾っているのが横山武史騎手。

桜花賞では、世代No,1と言われた馬に乗りながらも、実力どころか見せ場なく馬群の中で撃沈。
先週のヴィクトリアマイルでは、同じく前走大敗したレシステンシアで
3着と少し気を吐いたが、まだまだ陣営としても
それだけでは気が収まらない。

汚名返上を賭けて、樫の女王の座は譲らない。
逆襲に燃える一戦に期待がかかる

「母の代」での忘れ物をその娘と掴む

川田将雅騎手

今回のオークスには、桜花賞馬のスターズオンアースに騎乗せず、忘れな草賞を勝ったアートハウスで出走する川田将雅騎手。

アートハウスに騎乗する理由は、アートハウスの母馬である「パールコード」に。
パールコードと川田将雅騎手は、秋華賞2着・エリザベス女王杯4着とG1級のチカラがありながらG1未勝利で母馬となってしまった。

「勝てるチカラがあったのに、勝たせられなかった。その悔しさを晴らし、アートハウスをG1ホースにするのが恩返し」
として、満を持して挑むオークスとなる。

🔴まとめ🔴

今回のオークスは、順当に見るならば前走でもいい結果を残していた
ミルコ・デムーロ騎手のサークルオブライフが本命となりそうだが
他の対抗とするならば、やはり桜花賞が不完全燃焼だった
横山武史騎手のレシステンシアの逆襲がありそう。

オークスの難しい点としては、昨年のハギノピリナやカレンブーケドールのように、たまに大穴が紛れ込んでくるので
3連系が大荒れする時があるということ。

その大荒れ要員と考えるなら、狙いたいのが
ピンハイ/高倉騎手・ライラック/横山和生騎手・ラブパイロー/野中騎手の3人で、どちらかというとG1レースでは騎手として1枚足りないですが
そういう騎手が穴をあけているので、穴党なら期待してみてもいいかと思います。

●スポットライト・ジョッキー①

今週のスポットライト・ジョッキーは先週分も含めて
2人にスポットライトを当てていきます!!

まず1人目は、先週予告していたこの騎手。

勝浦正樹騎手

生年月日 1978/8/10
身長 161cm
血液型 A型
星座 しし座
出身地 千葉県
競馬学校13期生

千葉県の出身で、1994年に
武幸四郎騎手(調教師)・秋山真一郎騎手・松田大作騎手と同期の
競馬学校13期生として入学。

1997年に美浦の久恒久夫厩舎所属騎手として、3月2日の中山2R
ミッシーダンサーに騎乗しデビューするも、レースは14頭中14着と苦いデビューとなり
初勝利を挙げたのは、デビューから3ヶ月以上たった
6月14日の福島1R、4歳未勝利をファンタジーで1番人気に応えての勝利を挙げると、ルーキーとして11勝をマーク
更に、タヤスアストラルと共にG2のセントライト記念で重賞初騎乗も経験。

そこまでルーキーとしても、目覚ましい成績や特筆したセンスも光らなかった為、そこまで評価は高くなかったが
翌年の1998年には、前年と打って変わって年間50勝をマークし、G1レースのスプリンターズステークスでG1初騎乗も経験。
リーディングも昨年の87位から17位と躍進。
しかも、50勝は重賞以外で挙げたうえに1番人気では9勝と
若手の穴目騎手・3番手で勝てる騎手として認識されてきた。

3年目は年間34勝と成績を落とすが、2月14日のG3レースの
共同通信杯4歳ステークスを10番人気のヤマニンアクロで制して
念願の重賞初制覇を果たし
2000年には2月の小倉12RでJRA通算100勝を達成。

しかし、所属厩舎であった久恒久夫調教師の引退で厩舎は解散し
勝浦正樹騎手もフリーとなり、調教などでは以前からお世話になっていた
美浦の水野貴広厩舎を中心に活動の場を移すと
その翌年の2002年に悲喜こもごもなレースが巻き起こる。

2002年のG1 NHKマイルカップ

この年の若竹賞からコンビを組んだテレグノシスと共に出走。
タニノギムレットやタイキリオン、メジャーカフェ
前走のスプリングカップでは8番人気で2着と好走したことから
4番人気に支持されると
1枠1番ながらスタートに出遅れ、後方集団に潜むと直線で馬群の突き破って1着でゴール板を駆け抜けた
しかし、ゴール後に「審議」のランプが点灯。
事案としては、テレグノシスが最後の直線で馬群を捌くために、斜行をしてしまい、その影響でテレグノシスより後ろで控えていた
タニノギムレットなどの進路を妨害した件についてだった。

結果として、斜行はあったものの審議による降着はなく
テレグノシスと勝浦正樹騎手にとって初のG1制覇となったが
なんとも後味が悪い制覇となってしまった。

その後、テレグノシスとのコンビで海外遠征にも初めて挑戦し
フランスのジャック・ル・マロワ賞やムーラン・ド・ロンシャン賞にも挑戦するなどG1レース以外にも多くの経験を積み
ジャック・ル・マロワ賞では日本馬として初の3着など健闘も見せた。

そして、その後も派手ではないが堅実な騎乗スタイルで
安定した勝ち星を挙げ、一時期は「最終の勝浦」として
最終12Rで活躍も見せていたが
2007年に積み重ねた実績が答えとなった

2007年12月9日のG1 朝日杯フューチャリティステークスに
1勝馬だった3番人気のゴスホークケンに騎乗し、出走

抜群のスタートを決めると、先頭を奪い、後続を寄せ付けることなく
2着のレッツゴーキリシマに2馬身1/2を付けて鮮やかに勝利
前回の制覇、NHKマイルカップのような審議や馬群と関係ない走りは
文句のつけようがない完勝でG1レース、2勝目を挙げ
現在も水野貴広厩舎を中心に活躍を続ける勝浦正樹騎手。

そんな勝浦正樹騎手ですが
趣味は「競輪」で、吉田豊騎手や矢作調教師とは競輪仲間の1人。

また、同じくジョッキー仲間としては
池添謙一騎手と親交が深く
夏の北海道では、池添謙一騎手と一緒に
「結婚式帰りの旦那さん」として、北海道のローカル番組に飛び入り参加。

右のスーツが池添謙一騎手・左が勝浦正樹騎手

更には、netkeiba・netkeirinの車券対決では
池添謙一騎手からアポ無しの生電話にも対応するなど、人柄も良い。

フリー後、お世話になっている水野貴広厩舎の所属騎手である武藤雅騎手からは
「馬とのコンタクトが上手くて、馬に嫌気を出させない技術は憧れる」と言うほど
馬の扱い方やコンタクトは上手く、落馬による骨折の経験が無く、負傷も少ない稀有な騎手。
更には、騎乗数の割に、騎乗停止や減点がほとんどない騎手で「フェアプレー賞」に関しては通算10回受賞していて、フェアプレー賞の受賞数では武豊騎手と並んでいて、模範的な騎手の1人でもある

いぶし銀な活躍を続ける勝浦正樹騎手。
今の目標は

久しぶりの重賞制覇

光る技術はあるものの、ここ最近は若手騎手などに有力馬が回されていて
重賞でも人気薄に乗るなどが続いていて
重賞もニシンデイジーで制覇した2018年の東京スポーツ杯2歳ステークスを制覇以降は、勝ち名乗りを挙げられていない

まだまだ、後輩諸君に抜かれるわけにはいかない。
まだ一花、大きな一輪を咲かせるまでは、引退も考えない。

光るいぶし銀の、勝浦正樹騎手をよろしくお願いいたします

●スポットライト・ジョッキー②

今週の2人目は、短期免許で来日している世界のトップジョッキーの一人

ダミアン・レーン騎手

生年月日 1994/2/6
身長 168cm
基本体重 53kg
出身 西オーストラリア
初来日 2019年

西オーストラリアで、6人きょうだいの長男として
父親のマイケルは現役調教師、母親のヴィッキーは元調教師という根っからの競馬一族に産まれる。

幼少期から、競馬への英才教育が染みついていて
「初めて馬に跨ったのは、物心つく前から乗っているのでよく覚えていない」という程、幼少期から馬には触れあっていた。
10歳の時には、牧場で調教に跨り、見習い騎手としてオーストラリアでデビューしたのは2009年の15歳から。

デビュー当時は、高校生と騎手の2足のワラジとして1年間
過ごしていたが、1年で高校中退し騎手1本で行くと決断。
すると、幼少期からの経験が生き、カントリーでの規定勝利数はあっさりクリア。
2013年にはセソーヴァ―で初のG2を初制覇
2014年には、トラストインナゲストに騎乗し、オーストラリアG1
「クラークチャリティーカップ」を優勝し、早々にG1も制覇して
若手の有望株として、一躍有名となった。

※オーストラリアの競馬のカテゴリとして
・カントリー ➡ 日本の地方競馬
・プロヴィンシャル ➡ 地方・中央交流戦
・メトロ ➡ 中央競馬
となっていて、カントリーからプロヴィンシャル、メトロと上がっていく

G1レースの勝利から、大手厩舎のサポートもあり、重賞勝利騎手の常連となり、2017年には
ヒュミドールとのコンビで、オーストラリアンC・マカイビーディーヴァS
ジョンスノーでは、オーストラリアンダービー
ザミッションでシャンパーニュSとG1レースを次々と制覇。

またこの年には、日本馬だったブレイブスマッシュで準重賞を制覇すると
元日本馬のトーセンスターダムでトゥーラックH・エミレーツSで
G1を2勝も挙げた。

この騎乗した2頭を含め、近年の活躍が目覚ましい日本馬や
その競馬に興味を持つようになり、2019年に
デビュー11年でオーストラリアG1を15勝という成績を残し
身元引受調教師は堀宣行、契約馬主は吉田和子氏となり、日本での短期免許を習得。

来日後は、その手腕を遺憾なく発揮。
平成最後の重賞となったG3 新潟大賞典をメールドグラスでJRA
重賞初制覇を果たすと、5月12日のG1 ヴィクトリアマイルでは騎乗停止のルメール騎手に代わり、ノームコアに騎乗して制覇し
JRAのG1初制覇もマークする。

更に、この年の宝塚記念をリスグラシューで制覇し、G1レース2勝目
6月には地方競馬の短期免許も取得し、交流G1の帝王賞を
オメガパフュームで制覇し、地方競馬G1勝利も挙げ
正に噂にたがわぬ成績を見せつけた。

その日本での縁もあり、オーストラリアに帰国後の10月には
日本からの遠征馬の主戦として
メールドグラスでのコーフィールドカップ
リスグラシューでコックスプレートを制覇するなど
日本馬のオーストラリアG1勝利に一役買った。
そして、この年の有馬記念には短期免許騎手への期間外特例
「同一馬での年間G1レース2勝」を満たしたリスグラシューの騎乗のため
有馬記念が行われた12月22日のみ限定騎乗。
その有馬記念で見事、優勝を勝ち取った。

2020年にも再び、短期免許で来日し、G2ぼ京王杯スプリングカップででダノンスマッシュ、G3のユニコーンステークスでカフェファラオを勝利に導き、クラシック路線では昨年の短期免許の際、新馬戦で勝利した
サリオスとのコンビで、皐月賞・日本ダービーと挑むがいずれも
福永祐一騎手とコントレイルの2着と敗れてしまう

2022年は、エクアドルで行われたUAEダービーをクラウンプライドで勝利するなど、若手のトップジョッキーとして活躍している。

そんなダミアン・レーン騎手だが
芝の短距離が多いオーストラリアでの初勝利は、基本ダートでゴール前が芝というコースで勝っているので
そこまで、ダートコースが苦手ではない。

ビュー・ボウマン騎手はオーストラリアでの先輩騎手で
日本へは、ボウマン騎手の後押しもあったそう

関係者などからは、「真面目で頭が良い」と評判で
若手ながらも、一切舞い上がったり、興奮して話すことが無く
馬名なども、武豊騎手のようにスラスラと出てくる

若手ながらも、幼少期からの経験値と確かな騎乗技術を持った
世界で戦う、ダミアン・レーン騎手
そんな彼が、日本で是が非でも取りたいタイトルがある。

日本の優駿、日本ダービー

初来日した2019年は、ルメール騎手が騎乗停止期間ではあったものの
有力候補の1頭、サートゥルナーリアで4着

皐月賞では2着も、満を持してサリオスと挑んだ
2020年の日本ダービーは福永祐一騎手とコントレイルに屈した。

惜しくも見えていたレースなだけに、あと一歩が遠い。
短期免許とはいえ、G1レースを勝ったとしても
それでも取ってみたい、その国1番の称号。
日本という海外G1の栄誉を掴むために
オーストラリアからの若き騎士は挑み続ける。

来週のスポットライト・ジョッキーは
再びのご登場となります。

福永祐一騎手

にスポットライトを当てますので
よろしくお願い致します。🙇🙇🙇

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