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ジョッキー45º情報刊(15号)

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
馬券で美味しい想いをしてますでしょうか?
作者のウマママンです!

先週の競馬では、海外から嬉しい知らせが!
アメリカで行われたG1「BCF&Mターフ」に出走したラヴズオンリーユー/川田将雅騎手が
日本馬初のG1制覇を達成!

秋競馬に入ってから絶不調だった川田将雅騎手。
これまで中々結果を出せず、悔しい想いをしていて、長年の夢として凱旋門賞と並んで目標としていたのがアメリカG1という事で
今回の笑顔は観ていて清々しかったです❗
(ウマママンは寝過ごしたので買えませんでした…)

さて、今週はG1【エリザベス女王杯】❗
という事で今回のラインナップは

●エリザベス女王杯の斜め読み
●ターフ(芝)巧者の狙い目
●スポットライト・ジョッキー
(吉田隼人騎手)

今週はG1ですが、アメリカ組の川田将雅騎手・福永祐一騎手が騎乗出来るのかが微妙な所で、トップジョッキー2人が不在のG1となりそうですね!

●エリザベス女王杯の斜め読み

菊花賞と同じく、阪神で行われるエリザベス女王杯。
例年と状況が違うとはいえ、G1レースには変わりありません。
ましてや、トップジョッキー2人が不在ならばチャンスばかりと虎視眈々に座を狙っている騎手をピックアップしました!

自身初のG1制覇、千載一遇のチャンス

丹内祐次騎手

ここまで人気薄ばかりでG1には【乗りに来ていた】丹内祐次騎手。
しかし、今回は有力馬のウインキートスでの出走でやっとG1制覇の見える位置に来た。

しかもトップジョッキーの2人が居ないなら、まさに千載一遇の大チャンス。
今回こそ、【勝ちに来たジョッキー】になる瞬間

同期の奮起と汚名返上を賭ける1戦

吉田隼人騎手

アメリカG1で、同期の川田将雅騎手が偉業を達成した反面
国内G1では様々な面から評価を下げてしまっている吉田隼人騎手。

今回のG1には、自身とソダシ・ステラの汚名返上を賭けた1戦となるだけに気合は十分。
外国人ジョッキーの連覇を止める激走が観てみたい。

女王のレースで果たす王の復活

クリストフ・ルメール騎手

今回のエリザベス女王杯では1番、勝ちに拘っているのがクリストフ・ルメール騎手

ここまで秋のG1、2着・3着には入るものの
勝利にあと1つ及ばずに居ます。
最大のライバルでもある川田将雅騎手・福永祐一騎手不在のG1となれば
トップジョッキーとして勝たねばならない大一番。
気合乗りは言うに及ばない。

今回のエリザベス女王杯は
1979年のOPレース時代以来の阪神開催ですがエリザベス女王杯に関しての直近6年の
勝利馬の鞍上/人気ですが

2020年 ルメール騎手(1番人気)
2019年 スミヨン騎手(3番人気)
2018年 モレイラ騎手(3番人気)
2017年 デムーロ騎手(5番人気)
2016年 デムーロ騎手(3番人気)
2015年 蛯名正義騎手(6番人気)

実はここ5年で勝っているのは、全て外国人ジョッキー。
しかも穴目というのは少なくて、3番人気の勝率が飛び抜けていて狙ってみたい所です。

また今回のG1で逆に狙いにくいのは
【横山武史騎手】と【戸崎圭太騎手】

横山武史騎手は、絶好調とはいえ
ここで勝つとG1レース3連勝。
若さゆえの勢いはあるものの、G1レース3連勝した事あるのはルメール騎手のみ。

また、戸崎圭太騎手も年間G1勝利でいうと
年間1勝するかどうかの騎手。
元々、重賞には中々縁の薄い騎手でもあり
秋華賞で既に1勝している点も割引きたい所

個人的予想としては

◎レイパパレ/ルメール騎手
〇ウインキートス/丹内祐次騎手
△ランブリングアレー/吉田隼人騎手
★ロザムール/池添謙一騎手
★アカイイト/幸英明騎手

さて、女王の戴冠は誰を選ぶのか!?
日曜15:40に発走予定です!

●ターフ巧者

前週のジョッキー情報刊では、【ダート巧者】を取り上げましたが、
今週はターフ(芝)の巧者について取り上げます!

影のターフ巧者

柴田大知騎手

通算成績など見ても、芝の短距離・中距離戦などでも成績を残し、意外な芝巧者でもあったのが柴田大知騎手。
普通の騎手は芝の勝利よりもダートでの戦績が良いのですが、柴田大知騎手だけは
芝の成績だけがズバ抜けていました。

特に得意なのがマイル・中距離で
6星占術的には木星人なので、新馬戦などでもしかすると面白い馬券になるかも?

芝マイル重賞

石橋脩騎手

偏った成績として特筆したいのは石橋脩騎手

重賞勝利が通算24勝の内、マイル戦(1600~1800m)での勝利は15勝。
およそ1/3はマイル戦で勝つという偏りから
マイル重賞においては信頼性があると思います。

芝短距離

鮫島克駿騎手

芝のスプリンタージョッキーでもあるのが
鮫島克駿騎手。

特に優秀なのが、芝1200m戦のローカルでは特別レースも含め、人気から穴馬まで幅広く対応。
だか、逆に中央となると成績が振るわないので今の所は福島や新潟などのローカル戦での主力として見たいところ。

芝中距離戦

藤岡康太騎手

芝中距離戦で目立つのが、藤岡康太騎手。

単勝で大活躍とは行かないのですが、1番評価したかったのは【連対率】
通算成績でも勝ち星より2着が多く
芝2000mでは1着70回・2着109回という
シルバーコレクターぶり。

ただ2000m以上では、マカヒキなどのように人気薄からの激走が成績として目立つので
中距離・長距離で期待してみたい所です。

今回、2週に分けてダート・芝での注目して欲しい騎手をピックアップしましたが
お役にになりましたでしょうか??

トップジョッキーともなれば、全てのコース・距離に対して万能的に対応していきますが、やはり個人によって得意不得意はあります。
今回は若手・中堅所からピックアップしましたが、トップジョッキーでも差は多少あります。
意外と調べたら、面白いかも知れませんね。

●スポットライト・ジョッキー

今週、スポットライトを当てるのは
G1戦線でも異様な存在感を放つ、【白馬の騎手】でもある、このジョッキー

吉田隼人騎手

生年月日 1983/12/20
身長 160cm
血液型 O型
星座 射手座
出身地 茨城県
競馬学校20期生

茨城県というと美浦トレセンがあるために競馬関係者と思われるが実は
美浦トレセンの近くに実家はあるものの競馬とは無縁の生活を送っていた吉田隼人騎手。

騎手を目指したのは、先に乗馬や騎手になっていた兄の吉田豊騎手の存在が大きく
自身が乗馬クラブに通う頃には、兄はジョッキーとしてデビューしていて
中学生の頃に、メジロドーベルとのコンビで大きいレースを勝つ兄の姿に憧れて騎手の道を選ぶ

※ちなみに、兄の吉田豊騎手がジョッキーに憧れたのはマンガ「風のシルフィード」から。

しかし、競馬学校には1発合格とは行かず
高校に進学しながら三回目の受験で
念願の競馬学校の20期生として、入学。

同期生には、川田将雅騎手・津村明秀騎手・藤岡佑介騎手といった仲間と共に技術を磨くものの、吉田隼人騎手は
基本的に口下手というのもあり、同期の中では川田将雅騎手や藤岡佑介騎手が仕切り
その後ろに居るような存在でした。
また、競馬学校時代。
津村明秀騎手が頭1つ抜け出た存在なだけで
20期生への全体的な評価としては

「落ちこぼれ」

という評価を受けていました。

騎手としてのデビューは2004年。
中山競馬場で初騎乗。
初年度の成績としては、意外な事に僅か【3勝】しかあげられなかった。

しかし、翌年には23勝を上げ、騎手として1年での成長ぶりを見せ付け
特に【アポロノサトリ】とは新馬戦から2戦2勝と勝ち上がり、G1レース
「朝日杯フューチュリティステークス」への出走となるが、この時点での通算勝利数が26勝で
G1騎乗可能となる通算31勝に届かなかった為に蛯名正義騎手に乗り替わりという試練も経験する。

しかし、その経験が吉田隼人騎手の内に秘めた情熱を引っ張り出す。
翌年となる2006年には、福島牝馬ステークスでの重賞初制覇を含む年間60勝をあげ、兄の吉田豊騎手の年間勝利数を抜く活躍を見せる。
更にはこの年の秋華賞でG1初騎乗を果たす。

翌年以降も順調に勝ち星を積み重ね、2009年の11月には重賞の福島記念で
重賞制覇した際に、2着に兄の吉田豊騎手が入り
吉田兄弟でのワンツーフィニッシュも経験。

そして、念願叶ったのは2015年。
年末の大一番、有馬記念で8番人気のゴールドアクターでG1初制覇。
デビューから12年目にして嬉しい初制覇となる。

この事に関して、netkeibaのコラムでは福永祐一騎手も、「有馬記念という大舞台での初制覇。
関東の中堅として頑張るためにも中央で乗って欲しい」とラブコールも送っていたが
実際に中央への挑戦を考えたのは同学年で仲が良く、騎乗スタイルの手本とする
田辺裕信騎手の存在が大きかったそう。

しかし、そこから中央にも挑戦するも
思う程の結果を残せず、半分は中央・半分はローカルで活躍する騎手になってしまい、抗いながらももがいている状況となっていて
状況打破をするために一念発起。

2018年の秋から、美浦所属のままで
関西の栗東に活動拠点を移し、新たな変化に周りは応えはじめ、結果は上向いてきた。
そこで出会ったのが1頭の白毛馬【ソダシ】

「白毛馬は走らない」という定説を破る実力を持ったサラブレッドの手綱を任されたのは正に吉田隼人騎手の努力の証。
やっと巡ってきたこのチャンスに奮起し、
新馬戦を勝ちきると、札幌2歳Sを完勝。
そして、阪神ジュベナイルフィリーズで
世界初の白毛馬でのG1初制覇。

更には自身初となるクラシック戦線の桜花賞まで制覇。

名実共に、名が出てきたが
まだまだ発展途上な吉田隼人騎手。

そんな吉田隼人騎手。
兄の吉田豊騎手とは仲が悪い訳では無いのだが、お互いに話し下手な為にあまり会話しないそう。

目標としているのは、同い年の田辺裕信騎手で、高い身長に力強いフォーム、飄々としながらも影で努力する姿に憧れがあるそう。

趣味は【ダーツ】で、北海道などではプロ相手と手合わせする程の腕前。
あとはファンから何故か色んな【ぬいぐるみ】が集まっている。
後は競輪には父親・兄の3人と揃ってハマっている。

ここまで苦しくも正解の無い道を走ってきた吉田隼人騎手の目標は

G1と中央への定着

ローカルでも人気薄からの激走など、実は騎乗スキルのセンスはピカイチで
同期の川田将雅騎手や、武豊騎手からも認められている高い能力は秘めているので
求められるのは【自信】と【覚悟】

しかし、最近のG1などでも
その片鱗は見え始めている。
ローカルで勝ち星をもう一度、築き上げて
中央への再挑戦するのも、そう遅くは無い。

白馬に駆ける遅咲きのエースの開花ももう少し。
駆ける道先に終わりはない。

来週のスポットライト・ジョッキーは

競馬界の大御所にして、車好き

柴田善臣騎手

を予定してますので、お楽しみに!

~あとがき~
今週もお読み頂きありがとうございます🙇

今週のエリザベス女王杯というより、G1戦においてはやっぱり斜めから観た方が
結構面白く観れるので、肩の力を抜くためにも斜めから見るのもオススメです👍

そして、今週も個人的には【WIN5】頑張ります!
先週は比較的上手く選別出来たのですが
基本的に1倍台を信用しないのが災いして
WIN2目の松山弘平騎手をスパッと切ってしまったのは痛かったですね🤣

あとは、最近よく聴いているのが
グリーンチャンネルなどの競馬中継の実況でお馴染みの【ラジオNIKKEI】で
金曜夜20:00に放送している【うまきんⅲ】にハマっております。

うまきんIII │ ラジオNIKKEI第2 | http://radiko.jp/share/?sid=RN2&t=20211106090000 #radiko

(土曜日の再放送リンクです)
普段、的確かつ情熱的な実況するアナウンサーの競馬予想番組ですが、基本的に肩の力を抜いたようなトーク番組。
競馬直前のゆるーい感じに癒されてます(笑)

さて、今週もありがとうございました!
皆さんの競馬ライフが素晴らしいものになる事をお祈りしております!
来週もよろしくお願い致します!🙇
             ~ウマママン~

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