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ジョッキー45º情報刊(45号)

馬券の調子はいかがでしょうか?ウマママンです。
先週はJRAアニバーサリーという事もあり3連休の3日間開催。
特に月曜日はJRAアニバーサリーの感謝祭という事で払戻率が全て80%という大盤振る舞い。

ワイドや馬連、3連単などの払戻率がUPしていて皆さんの懐も暖まったでしょうか?
そんな月曜日に行われた重賞
菊花賞トライアルの「セントライト記念」
1番人気のアスクビクターモアを抑えて勝利したのは

ガイアフォース/松山弘平騎手

重賞初挑戦での制覇で、一気に菊花賞への注目の的となっただけに今後の動向にも期待が集まりそうです。

それでは、今週のラインナップです。

●正統派路線から菊の舞台へ 神戸新聞杯

●スポットライト・ジョッキー
(武藤雅騎手)

今週は2重賞のうち、3歳馬注目の1戦
神戸新聞杯についての傾向と注目ポイント・騎手について
そして、ジョッキーの生い立ちや成績などをご紹介する「スポットライト・ジョッキー」
今週は武藤雅騎手となります!!

●菊の舞台へ 神戸新聞杯

「ダービー馬が勝つ」とされた日本ダービーから菊花賞へ向けての王道路線とされるトライアルレースの【神戸新聞杯】

昨年は突然の豪雨により馬場状態が悪化し、道悪巧者のステラヴェローチェがダービー馬のシャフリヤールを下した1戦。
今年はダービー馬不在の中、誰が菊花賞への王道を歩むことが許されるのだろうか。

🐎傾向🐎

神戸新聞杯を攻略すべく、その傾向を調べてみました。

・超鉄板レースでもある神戸新聞杯

ダービーから菊花賞への王道路線と呼ばれるだけあって、そのレースレベルの高さから穴馬にチャンスが少ない「鉄板レース」となっていて
人気こそは1~3番人気と多少のブレはあるものの、ここ10年で単勝オッズ的には
2015年のリアファル/ルメール騎手の3番人気の8.0倍が単勝の最高配当となっていて
それ以外はゴールドシップやコントレイル、ワグネリアンなどの名馬達が1番人気or2番人気で駆け抜けている。

馬連も最高配当が2012年のゴールドシップ-ロードアクレイムの5,230円で
昨年のステラヴェローチェ-レッドジェネシスでも3,310円と多少崩れても大きく配当が跳ね上がるのは無さそうです。

また、馬券内でも10番人気以下が飛び込んできたのも2020年の14番人気のロバートソンキーただ1頭のみ。
あまりにも穴を狙いすぎると、勝負にすらならないのでオッズと人気には気にしたい所です。

・王道路線と呼ばれる理由

神戸新聞杯がダービーからの王道路線と呼ばれる理由が、データにも表れていて
過去10年でダービーから神戸新聞杯に出走した場合の成績は
【9-6-2-29】と10年の内、9勝はダービー経験馬から排出していて
ダービーから神戸新聞杯の勝ち馬はダービーで掲示板に載った馬からのみとなっている。

また、連対率は32.6%と高水準をマークしていて馬連の軸にもしやすい。

唯一、ダービー経験馬以外から勝ったのは前述したリアファル/ルメール騎手だけだった。

・騎手の偏りもある??

神戸新聞杯は勝利騎手にも偏りが存在していて、ここ10年で勝利した騎手は6人居ますが
その内、ルメール騎手は5戦4勝とかなりの好相性を見せていて、神戸新聞杯との相性は抜群。
あとは、コントレイルなどで2勝の福永祐一騎手は、7戦2勝・2着2回で
連対率は57.1%と実績充分。

また、連対率ではミルコ・デムーロ騎手も3戦2着2回と連対率は高いだけに、注目したい。

注目騎手

兄弟で目指すG1の舞台へ

池添謙一騎手

青葉賞からクラシック戦線に挑んできたプラダリアと池添謙一騎手。

プラダリアの管理調教師は弟の池添学調教師という事で、騎手という道を選べなかった弟のためにG1制覇を果たすべく
この1戦で菊花賞への切符を取りに行く。

好相性の重賞に新星と挑む

クリストフ・ルメール騎手

前述したとおり、神戸新聞杯では好相性を残しているクリストフ・ルメール騎手。
そして、今回挑む相棒は2戦2勝で重賞初挑戦のパラレルヴィジョン。

最後の一冠、菊花賞までのエスコートを託された騎手として無敗での菊花賞馬を目指す。

実力充分、連覇を目指す

吉田隼人騎手

今回出走する中で、唯一の3勝馬に騎乗する吉田隼人騎手。

神戸新聞杯では4勝以上・3勝以上が9勝している中で3勝以上しているのはボルドグフーシュのみだけなので傾向的には抜群。
そして鞍上は昨年も制覇している舞台なだけに狙うは連覇。

チカラを見せる絶好の舞台なだけに、期待してみたい。

スポットライト・ジョッキー

騎手の生い立ちや成績などに注目していく企画「スポットライト・ジョッキー」

今週のスポットライト・ジョッキーは

武藤雅騎手

生年月日 1998/1/10
身長 155.6cm
血液型 A型
星座 やぎ座
出身地 茨城県
競馬学校33期生

父親は調教師の武藤善則氏だったが
小学校時代はサッカー少年で、大迫や柴崎といったサッカー選手にあこがれていた武藤雅騎手。
中学1年の頃から、父親の仕事についていく機会が増える中で、「自分も馬に乗ってみたい」という気持ちが湧き
父親に相談したところ、父親から競馬学校の共感を通して
紹介されたのが
小牧加矢太騎手も所属していた名門の北総乗馬クラブに通う。

北総乗馬クラブは、馬術オリンピック出場の林忠義騎手が教官を務めていて
厳しいと評判のクラブで騎乗技術を磨き
中学卒業と同時に、競馬学校32期生として受験するも不合格となってしまい
高校に進学。
その年の全日本高等学校馬術選手権では準優勝も経験し、馬術の道も進められたが、
「大歓声の中で、父のように競馬をしたい」という信念は堅く
翌年の競馬学校33期生の試験を受験し、見事合格。
競馬界の門戸を叩くこととなった。

同期生には、横山武史騎手・富田暁騎手・木幡育也騎手・川又賢治騎手が居た。

2017年に卒業すると、美浦の水野貴広厩舎の所属騎手として
3月4日の中山1Rのラインアストロで騎手デビュー(16頭中8着)

初勝利は4月23日の福島6Rのノーブルプルードで挙げ、デビュー59戦目での勝利で33期生では1番最後の初勝利だった。

その後は目覚ましい活躍を見せ、8月19日に行われた新潟の新馬戦で父親の管理馬だった11番人気のノーブルバルカンで父親に勝利をプレゼントするなど
終わってみれば、33期生では最多の24勝をマークし、新人賞規定の30勝までは届かなかったが、新人最多勝という事で
民放競馬騎手クラブ賞を受賞し、1986年に父の武藤善則氏も受賞した賞であり、史上初の親子受賞となった。


翌2年目の2018年は、水野貴広調教師の方針もあり、若手でもローカル(第3場)に行かず、東京や中山といった一線級が集まる本場を中心に騎乗。
それでも、乗鞍は増えており
この年の高松宮記念をノボバカラに騎乗し、
G1初騎乗。

年間勝利数も37勝となり、中央競馬騎手年間ホープ賞を受賞した。

この活躍には、水野貴広調教師の方針も絡んでいて、自厩舎の調教は1頭だけにして、残りは他の厩舎の調教手伝いに向かう営業に行かせており
水野貴広調教師自身も、元騎手という事で「騎手として活躍するには、自厩舎だけでは限界がある」という事を知っていただけに
武藤雅騎手には、あえて放任主義という形で他厩舎に顔を売りに行かせていた。
そのかいもあり、新人時代の騎乗した厩舎数は50を超えていて
若手の武藤雅というのが、知れ渡っていた。

2019年には、地方交流重賞のJpn2関東オークスに父親の管理するラインカリーナに騎乗し、見事な逃げ切りで重賞初制覇。

更には、美浦の戸田厩舎のジョディーの騎乗のために7月にアメリカのベルモントオークス招待競争に出走し、海外初騎乗も経験。12月の北総ステークスをゴルトマイスターで勝利し、JRA通算100勝も達成している。

そんな武藤雅騎手ですが、
お姉さんは、アイドルグループ可憐Girl'sおよびさくら学院の元メンバーである武藤彩未さんで、1年だけ武藤雅騎手のバレットも務めていた。

実は神社好きで、香取神宮と鹿島神宮には毎月お参りに通っていて
石とお清めの塩にこだわりがあるなど、願掛けは念入りにしているそう。

また、新人時代から目標・お手本にしている騎手は勝浦正樹騎手で、馬の嫌気を出さずに乗る技術に圧倒され、理想像でもあるそう。

そんな武藤雅騎手の目標は

JRAの重賞制覇

地方交流重賞は父親の管理馬で制覇したが、未だJRAでの重賞制覇は果たしていない。

とくに、意識している同期の活躍。
横山武史騎手の活躍を観ると、まだ負けるわけにはいかない。
まだまだ伸び盛りの期待の若手
同期に追いつくために、まずは重賞制覇を目標に脚を止めずに突き進む。
そんな武藤雅騎手の応援、よろしくお願い致します!!!

来週のスポットライト・ジョッキーは

田中勝春騎手

ですので、よろしくお願い致します🙇

~あとがき~
今週もお読み頂き、ありがとうございます🙇

久しぶりの更新・発行のため、読みにくい点などあるかと思いますが
その際はウマママンにご報告頂ければと思います。

今週は、神戸新聞杯にオールカマーと秋のG1に向けての始動戦が増えてきまして
熱い戦いに心がワクワクしそうですが
あくまでも馬券の予想は冷静に、熱くなりすぎないように楽しみましょう!

また、来週もよろしくお願い致します!!!
皆さんの馬券が的中し、楽しい競馬ライフを過ごせる事をお祈りしております!

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