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ジョッキー45º情報刊(6号)

すっかり秋めいた季節になり、競馬のシーズンも秋競馬となり、心機一転
頑張ろうと思うウマママンです。

先週末の土曜日は、穴馬を拾えたので上機嫌でしたが、日曜日はコテンパンでした🤣

さて、秋競馬に向けた今週のラインナップは

●土日重賞の中山リーディング
●GⅡが行われる中京リーディング
●スポットライト・ジョッキー
 (ミルコ・デムーロ騎手)

以上になります。
今回は開催週という事で
◎本命・〇対抗・△3番手・★注目(2人)
という形でご紹介致します。
秋競馬のスタートダッシュとしても、今週は良い結果に終わりたいですね❗❗

●中山リーディング

夏競馬の休養時期で、芝状態の回復も見込まれる中山競馬場。
リーディングに関しては、今年の成績と過去の成績を軸に見立ててますので、変更の場合は
今後の更新で改めてご紹介します。

◎クリストフ・ルメール騎手

中山競馬場に戻り、中央激戦区であれば、トップジョッキーの腕が鳴るというもの。
中山競馬場が主戦場となり、昨年の同時期には勝率0.390をマークし、それ以前の参戦でも勝率は3割以上をキープ。

しかも、驚くべきはその1着の数
昨年は2着が6回に対して、1着は16回という正にトップジョッキーの名に相応しい結果。

今開催でも、中心となり活躍するのは間違いないです。

〇三浦皇成騎手

この夏競馬では目立った活躍が無かった
三浦皇成騎手。
しかし、秋競馬の会場となる中山競馬場ではひと味違う。
2019年に中山競馬場の年間リーディングジョッキーになり、
年間40勝を上げて、自信が持てたのか
常に上位に食らいついていく頼れる存在。

ルメール騎手も常に中山にいる訳では無いので、中京に行った時には本命としては申し分ないと思います。

△田辺裕信騎手

「えっ?嘘でしょう?」と思った貴方。
自分も同じ気持ちでしたが、実は中山競馬場の頼れる伏兵ジョッキー。

通算1000勝の内、335勝は中山競馬場で記録していて、中山のリーディングでも常にトップ5には名を連ねる「中山巧者」
昨年の紫苑Sの覇者でもあり、自信もありそうなので今回は3番手評価としてチェックしておきます。

★横山和生騎手

やはり今回の注目騎手の筆頭としては、横山和生騎手。
既にキャリアハイの成績を残しながら、夏競馬の北海道シリーズでは見事に覚醒。
重賞レースやリーディングでも上位を争っただけに、この秋競馬で上位に割って入れるか。

ここで存在感を示して、秋のG1戦線での台風の目と成るのを期待しています。

★大野拓弥騎手

今年の中山競馬場で注目したい騎手として、大野拓弥騎手を上げたいと思います。

実はここまで中山競馬場では全体3位の成績を残し、既に中山競馬場では自身最多を更新する勢いで勝ち上がっています。

夏競馬では終盤に騎乗停止期間があり、波に乗れないところもありましたが、最後に復帰の兆しを見せただけに
中山で一波乱起こしたい所でもあります。

●中京リーディング

秋競馬序盤戦で、栗東騎手達の主戦場となる中京競馬場でも激しいリーディング争いが勃発するか。

◎川田将雅騎手

東にルメール騎手が行くのであれば、西の王座に座るのはこの男。
中京リーディングでは3位に控えながらも
勝率的には断然の1位。

勝負の鬼でもある、川田将雅騎手
この秋競馬でルメール騎手を猛追出来るかが見物です。

〇福永祐一騎手

インタビューなどでも、「中京競馬場は得意」と自信を持っている福永祐一騎手。

特に中京競馬場の芝1200m戦での勝率は5割を誇り、勝ち方を知り尽くした競馬場で
リーディング争いでも常にトップ5には残る好相性。
中京ジョッキーの中心として頑張りたい所。

今週は中山→中京と移動するので、日曜日には期待が持てます。

△松山弘平騎手

実力派ジョッキーとして、腕を上げる松山弘平騎手は「中京の勝ち頭」

今年は京都競馬場が使用出来ないため、
例年以上に中京競馬場が使用され、今週で5回目の開催ですが、
今年の前4回中、
リーディング1位が2回・リーディング2位が1回と騎乗のコツを掴んできた松山弘平騎手。

小倉リーディングジョッキーの勢いと共に走り出して欲しい所。

★岩田望来騎手

中京競馬場で注目したい1人として、岩田望来騎手をあげます。
中京競馬場では、今年
勝率は劣るものの、逆に2着が多く
連対率が高いのが目に付きました。

昨年の中京リーディングジョッキーとして
秋競馬では勝ち鞍を増やして欲しいですね。

★藤岡康太騎手

勝ち鞍をというよりかは、馬券率で選ぶなら穴として面白いのが、藤岡康太騎手。

最近、あまり目立った成績は出してないように思いますが、秘めてる素質はピカイチ。
中京では毎年、上位陣に必死に食らいついているので今年こそは「大物食い」を狙って欲しいジョッキー。

●スポットライト・ジョッキー

今週取り上げるジョッキーは先週の新潟記念で解説者も「説明の付かない勝ち方」をして大穴を開けた外国人ジョッキー

ミルコ・デムーロ騎手

生年月日 1979/1/11
出身地 イタリア・ローマ
身長 156cm
血液型 A型
星座 山羊座

クリストフ・ルメール騎手と同時期に、JRA騎手免許を取得した外国人ジョッキー。
実は3兄妹そろって、ジョッキーになっていて
妹は騎手を辞め、調教師となったが
弟のクリスチャン・デムーロとは、13歳離れているも同じく日本でも騎乗した事もあり、
現在はイタリアのジョッキーとして2020年には凱旋門賞を制覇している若手ジョッキー。

(左:ミルコ騎手・右:クリスチャン騎手)

実は海外でデビューしてから、メキメキと頭角を現していたミルコ・デムーロ騎手
1994年にイタリアでデビューすると、翌年には見習騎手リーディング1位
1997年から4年連続でイタリアリーディング1位となる。

日本に始めて来日したのは、1999年の冬。
当時大活躍のスペシャルウィークに、頭角を見せ始めたテイエムオペラオーを実際に観ていたそう。
海外の頃から含めた実際の競馬歴では、福永祐一騎手や和田竜二騎手とほとんど同じキャリアになります。

また、外国人ジョッキーとして2001年には初の重賞制覇と1日の最多勝(5勝)を記録し
2003年には、皐月賞で初のG1制覇をし、続く日本ダービーも外国人ジョッキーとして初の制覇。

直後に巻き起こった「ミルコ」コールで
デムーロ騎手が涙を流すシーンはとても感動的です。

「これだけ多くのファンに見守られ、大きな声援を送ってもらえる競馬なんてそうはない。」と感謝を述べ、皐月賞・ダービーと2冠達成したが、3冠目の菊花賞には
短期免許の為、騎乗不可能だったがJRAが

「同一馬で1年間にGIを2勝以上すれば、その馬が同年にGIに参戦する際に騎乗を認める」

とデムーロ騎手の活躍から、規約を変更し菊花賞に挑むも、3着に沈んでしまった。

また、2009年頃には地方競馬でも短期免許を取得し騎乗していて、日本で通年乗りたいと考えていた。

そして、2012年
ミルコ・デムーロ騎手の有名なシーンとされる天皇賞・秋で、天皇・皇后両陛下の最敬礼

本来であれば、後検量前のため、下馬する事自体が騎乗停止級の違反行為だが、敬意を表す為という事で不問とされました。

2013年に日本での通年騎乗をするために、JRAの騎手免許試験を受験。
当時は外国人ジョッキーとしては初の受験者で、同時期に受験した中には藤井勘一郎騎手も受けたが、2人とも不合格。

翌年は香港で1年間生活し、2015年に
クリストフ・ルメール騎手と一緒に再度受験し、見事合格。
この時点で、ミルコ・デムーロ騎手はJRA通算354勝していて、その結果通り
初騎乗週の阪急杯で重賞制覇を成し遂げる。

その後も、大きいレースでの活躍を見せ
2019年には、クラシック五大競争を完全制覇
(皐月賞・桜花賞・オークス・日本ダービー・菊花賞の5レース)
これに、有馬記念と天皇賞春・秋を加えた
8大競争完全制覇にも、天皇賞・春を残すのみとなった。

現在は栗東所属の騎手だが、活躍拠点を美浦に移している。
余談ですが、日本とヨーロッパでは調教の仕方に違いがあり、
日本は4ハロン~6ハロンをダッシュする追い切り調教がメインですが
ヨーロッパでは、調教でも2000m走らせるなどの実戦形式の調教がメインになっていて
ミルコ・デムーロ騎手はこの調教が難しく感じていました。

また、ミルコ・デムーロ騎手はとにかく感情が前に出るタイプで、勝てない時や調子の良い時など直ぐに顔に出てしまうそうで
本人も認める程、好不調の波が激しいんだそう。
また、クリストフ・ルメール騎手とは昔から良く知っていて20年以上の付き合いになり
トークショーなどでも、ルメール騎手の通訳を買って出る事も。

結構、色んな噂・逸話の多いデムーロ騎手。
レース後に行う腕を平行に広げた
「飛行機ポーズ」

これは、好きなサッカー選手のパフォーマンスを真似ているそうだが、珍事として
1度このパフォーマンスをゴール前に行ってしまい、制裁金10万を払った事があります。

また、行動力に関しても積極的で
藤井勘一郎騎手とはサイクリングに出掛けたり、ルメール騎手と共にゴルフに行ったりしていて、
中でも一番の衝撃的なのは
引退後、放牧中の

ディープインパクトに勝手に乗った

事が発覚し、武豊騎手が爆笑してました。

また、海外での競馬では
馬主などの事細かい指示やゲートが開かなかったりする事や、時間通りにならないなどの雑さがキライで、日本以外では余り乗りたがらず、「日本永住」を宣言するほどで
ファンのマナーの良さと熱狂ぶり、時間通りに進む交通機関にも感激したそう。

他にも、海外遠征や海外修行の若手ジョッキーの為に、海外で必要な道具や馬具を買い揃えてプレゼントしていたり
福島では「鰻屋」・新潟では「ノドグロ」など競馬場毎に、お気に入りの店があるほどの食通でありながら、好きな食べ物が「納豆」だったり
調整ルームでは和室を好むミルコ・デムーロ騎手。

そんな彼の目標は、「世界一のジョッキー」

既存の1番よりも、切り開いた1番を目標としている開拓者でもあります。

直近の目標は、日本の代表として凱旋門賞と取る事。
弟のクリスチャンに続いて、兄弟での凱旋門賞制覇を観てみたいものです。
飽くなき挑戦者で、開拓者でもある
ミルコ・デムーロ騎手を応援しましょう🎉


次回のスポットライト・ジョッキーは

記念物とG1に強すぎるジョッキー

池添謙一騎手

にスポットライトを当てていきますので、よろしくお願い致します🙇


~あとがき~
今週もお読み頂き、ありがとうございます🙇
先週のヤスアジTVさんの特集記事を載せた回が、これまでで1番閲覧者が多く
とても驚きました❗

今週末、ヤスアジTVさんの方でライブ配信の予定があるのでウマママンも参加致します。
皆さんでWIN5を当てましょう🎯

また、先週の新潟記念でミルコ・デムーロ騎手の神騎乗で大穴を開けていましたが
よくよく考えると、その次の日はお父様の一周忌でもあり、コロナの影響で最後のお別れも出来なかった息子からの「恩返し」なのかと、思っていました。

ひとまず、今週から「秋競馬」の開幕
個人的には「馬単」の練習もしつつ
G1戦線の前に頑張っていきましょう!
皆さんの競馬ライフが素敵になりますようお祈りしております!
            ~ウマママン~

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