種牡馬ドゥラメンテの成功パターン(POG・一口馬主・血統予想に役立つデータ)

ドゥラメンテは初年度産駒が3歳。
「実質1年目なのに、傾向なんてわかるわけがないじゃないか!」
そう言いたくなるのもわかりますが、実際には既に走る配合パターンの傾向が見え始めています
データはあくまでも私が自分用としてまとめたものですが、他の誰かの役にも立つかもしれないので、公開してみます。

1.種牡馬ドゥラメンテの傾向

2021年5月2日が終わった時点で初年度産駒は芝で41勝。ダートで17勝
芝が354戦でダートが166戦でのものなので、他のキンカメ系種牡馬同様、ダートが苦手なわけではなさそう。

2.初年度の代表産駒

タイトルホルダー(皐月賞2着、弥生賞1着)、キングストンボーイ(青葉賞2着)、アスコルターレ(OP2勝)。ジュンブルースカイ(2勝。東京スポーツ杯2歳S3着、萩S2着)、レインフロムヘヴン(2勝、青葉賞0.3秒差6着)、ヴァリアメンテ(2勝、若駒S2着)、スワーヴエルメ(青葉賞0.2秒差5着)。

3.初年度の産駒傾向

中距離を勝ち切るスタミナがありながら、配合次第で短距離も走れるスピードも兼ね備える。父キングカメハメハ同様、万能種牡馬の様相。今後どうなるかはわからないが、1年目の産駒は牡馬に活躍馬が偏っている

4.母系にDanzigは本当に成功パターンなのか?

当初は母方の血統にDanzigのある馬が相性が良いのではないかと囁かれました。
そして、それはあながち間違いでもないのだと思います。なぜならアスコルターレが既にそのパターンで成功していますし、牝馬の賞金上位馬5頭のうち、ルース、テネラメンテ、ダノンシュネラの3頭がこのパターンに当てはまるからです。

しかし、この考え方には致命的な欠点があります
それは、このDanzigに固執すると、タイトルホルダーもキングストンボーイも選出できないからです。よって、母系にDanzigというのは、必須要素ではないことがわかります。では、一体どの血が必須要素なのでしょうか?

5.初年度産駒の一流馬に共通する血

実はタイトルホルダーにもキングストンボーイにもアスコルターレにも共通する血が存在します。それどころか、スワーヴエルメにもレインフロムヘヴンにも適用可能です。もっとも、普段から血統表を眺めている私と同じような血統馬鹿の方は、既に気が付いているかもしれないのですが。なので、ここから先は自分で調べるのが面倒くさい方や、一口馬主やPOGでもっと上に行きたいから参考にしたい方向けに公開してみます。

ドゥラメンテ産駒の一流馬全体に共通する血、それはズバリ…

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