芸術の世界の、命がけ

親しい人と話していて
本当にそのとおりだ、と
思ったことがあったので
記しておきたい。

芸術の世界に少しでも身を置いていると
命を懸けて向き合わねばならぬ瞬間がある。
ここぞ、というトキ。

でも、そのトキは、必ずくるわけではない。
やってきたとして、次にいつくるか、人生で何回あるか、わからない。

実はそのへんに、ほんの日常の中に転がっているものなのだが、
多くの人はそれをキャッチすることができない。
そして、キャッチし損ねたトキは、決して戻ってこない。
取り返しがつかないのだ。

命がけでやらねばならぬトキがある。
でもそれは、他人が「いまだよ」って
教えてくれるものではない。
自分が自分で気づかなければ、
そのトキはいつまでもやってこない。

いかにキャッチできるか、
そしてキャッチしたあとにいかに
時間、思考、アイディア、お金…
あらゆるすべてのもの
命を賭して育て、実を結べるか。

しかしながら、たとえ育てたとしても
実を結ぶかどうかはわからない。
命をかけても、結実しないかもしれない。
そこが、芸術の厳しさ
なのかもしれない。

わたしが主にハッとしたのは
命がけのタイミングは、
他人は教えてくれない、自分で気づかなきゃいけない。
そして、命をかけないと、
決して、「これは」というものはうまれない
ということ。

わたしは音楽の世界の端っこに身をおいてるけど
きっとあらゆる芸術の分野でも
同じことが言えるだろう。

厳しい世界。
だけど、一度味わってしまうと
やめられない。
命をかけたときの感覚。
やらないと、つまんない!!

次の本番は、星の王子さま
https://peraichi.com/landing_pages/view/petitprince

#芸術 #星の王子さま #命がけ #合唱劇

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