炭水化物より脂質の摂りすぎに注意
Q:なぜ炭水化物よりも脂質は摂りすぎNGなのですか?
炭水化物も摂り過ぎれば体脂肪になりますが、脂質が1g=9kcalに対し、炭水化物とタンパク質は1g=4kcal(アルコールは1g=7kcal)です。
加えて食事誘発性熱産生という食後に燃焼する効率は、たんぱく質で約30%、脂質で約4%、炭水化物で約5%とされています。
ですので、同じグラム数を摂る場合は高タンパク質+低脂質食(かつ脳のエネルギー源である糖質は適度に)の方が例えカロリーが同じでも代謝効率が良いのです。
※体重が標準よりもかなり重めの方は、ダイエットの初期に低糖質食を摂ることで水分が体内から抜けて体重が一時的にストンと落ちるので、モチベーションをアップさせるために糖質制限を短期間だけおすすめする場合もありますが、健康的に痩せて頂くために比較的体重が標準に近い方は、糖質制限やケトジェニックダイエット(高タンパク+高脂質+低糖質食)は個人的におすすめしておりません。
【高タンパク+低脂質食の食事例】
■朝:もち麦ご飯100g+プロテインドリンク200ml
■昼:納豆1パック+もち麦ご飯150g+お味噌汁(豆腐とわかめ)+ほうれん草のお浸し
■夕:サーモン・マグロのお刺身5切れ+鶏レバーの赤ワイン煮100g+もち麦ご飯100g+サラダ(ノンオイルドレッシング)+赤ワイングラス1杯
■間食:干し芋2きれ(50g)
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■エネルギー:1243kcal
■タンパク質:87g
■脂質:15g
■炭水化物:197g
■PFC比【2.5:0.5:7】
少々極端な例ではありますが、上記のようにこれだけ糖質を食べてもチョイスする食材が低脂質なので、かなり低カロリーに抑えられます。
また、毎食ご飯を摂っている分、腹持ちも良いので間食も食べ過ぎずに過ごます。
脂質も身体の細胞膜やホルモンの材料になるためある程度は摂った方がいいとされていますが、PFC比で20%程に抑えるとその他の食材も豊富に食べられるので継続しやすいです。
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