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餅茶を作る体験

 2月下旬某所でその体験会は行われた…


 プーアル餅茶を作ろう!の会に参加してきました。プーアル茶に代表される後発酵茶(あとはっこうちゃ)は正直苦手なジャンルなんですが、あの独特のフリスビー形状がどうやって作られるかということには非常に興味があったので参加しました。
 そもそも、プーアル茶とは・・・説明すると長くなりそうなので、ざっくりと引用(A氏に確認済み)

A氏「いくつかポイントがあって、まず雲南大葉種という品種を用いることになっています。これも定義書には「雲南省茶区に分布する各種の喬木型、小喬木型の大葉種茶樹品種の総称」と定義されていて、ざっくりといえば雲南省の大葉種(アッサム種)から作るのが条件の1つめ。もう1つは、次の「晒青茶(さいせいちゃ)」で、これは緑茶のところで紹介した「晒青緑茶」のことだね。」

普洱茶(プーアル茶)とはー特徴・定義・産地・製法・淹れ方・飲み方 
https://teamedia.jp/kind-of-tea/pu_er_tea


 そんな訳で、今回準備いただいていた原料となるお茶はこちら。ミャンマーからお越しの晒青緑茶(さいせいりょくちゃ)さん!
2015年の物で既にビンテージ感があります。

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 晒青緑茶って何やねん?って方はこちらの引用文をご覧ください。中途半端な知識の私が説明するより確実に丁寧な説明となっております。

A氏「晒青緑茶なんだけど、これは市販の緑茶というよりは半製品的な扱いかな。天日で干すので、殺青が甘かった場合は、ちょっと酸化酵素が生き残る可能性がある。そのため、黒茶を作るときには欠かせない材料になる。プーアル生茶ってのを飲めば、その味わいは分かるかも。あとは、蒸して殺青したもので、これは日本のと似たタイプになるね。」

緑茶-生葉のフレッシュさと青さを活かしたお茶 https://teamedia.jp/knowledge/green_tea


 希望者にはこちらのお茶でも体験できたようです。宮崎茶房さんのめいりょくで作っても良かったかな〜と後から思ったり。それはまた別の機会にでも。

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 さて早速作ります。まずは、ミニミニ蒸籠に業務用のツナ缶を乗せたものの中に先ほどの晒青緑茶をいれて蒸す!ときどき水を霧吹きしてまんべんなく水分がいきわたるようにして、柔らかくします。

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 蒸して柔らかくなった茶葉を布袋に移し替えます。ばさっとカンカンひっくり返してね。

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 布袋をええ感じにマキマキしながら閉じる。布の余り部分が中央に来るようにして、ちょうど凹みが中央にできると良いらしいです。

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 続きまして…ツイスト!ではなく、重石をかけていきます。その重石は漬物石+人です。
 急にドンッと乗っかるのではなく、均一に重石されるように、ぐりんぐりんと体重をフリスビーの周囲に掛けていくようにします。

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 事前に本場の作り方の動画を見せてもらっていたのですが、工場のおじさんはまるで少林寺拳法の使い手かと思うほどの安定の体幹で何の支えもなくこの作業をやっていたのでまねして私もやってみることにしました。

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 結果、めっちゃバランス崩して危なっかしい感じになりました。初心者はちゃんと横のテーブルを持って行った方が良さそうです。体幹を鍛えることが今年度の目標になりました。

 しばらく重石代わりに板やお盆を置いてしばらく放置します。

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で、なんやかんやで出来ました!

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 しっかりとぺったんこ!で茶汁が染み出してます。

 しばらく置いて熱を冷まし、ほんのり乾燥させてから布ごとお持ち帰りしました。みんなの作品がずらり!圧巻ですね。

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 1〜2日はそのままの状態でと言われたので、次の日には貰っていた薄い紙で改めて巻き直しました。

 布袋から取り出すと、しっかりプーアル茶の形状だ!既に緑茶として加工してあるものなので、いつ飲んでもいいそうです。

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次回は、キレイに薄い紙で巻く修行をしたいと思いました。

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茶壺天堂さん、青蛾茶房さん、茶遊サロンさん 
楽しい企画ありがとうございました!!
また、みんなでわいわい出来る企画を楽しみに待ってまーす!

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