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金継ぎの記録

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2020年9月の記事一覧

金継ぎ作業 〜松風さん 5日目〜

金継ぎ作業 〜松風さん 5日目〜

2020年9月21日

例の大穴をどう対応しようか悩んでましたが、伝統?に則って刻苧漆で埋めることにしました。

ビフォー(本体)

アフター(本体)

ついでに蓋の裏の欠損部も刻苧漆で埋めてみました。

ビフォー(蓋)

アフター(蓋)

はてさてちゃんと埋まってくれるかしら…

また硬化するまで暫く寝かせます〜

金継ぎ作業 〜課題その1 急須の蓋その2〜

金継ぎ作業 〜課題その1 急須の蓋その2〜

麦漆が硬化してたみたいなので、はみ出していた部分を削り取って、マスキングまでしてみました。

蓋の裏側の中央部の凹みが気になったので、ここに刻苧漆(こくそうるし)を埋めることにしました。

刻苧漆は麦漆と木の粉を混ぜたもので、今回は丁度持っていたチャノキの枝をヤスリにかけて木の粉を作りました。

お茶の道具だから丁度良かったなぁと思ってヤスっていたのですが、チャノキってしっかりしててなかなかヤスリ

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金継ぎ作業 〜台湾土産の茶杯さん2・完〜

金継ぎ作業 〜台湾土産の茶杯さん2・完〜

さて、金を撒いてから1週間ほど経ったので、漆で薄っすらコーティングしました。

コーティング前

漆を乗せたところ

ティッシュで拭き取り直後

こんな作業を3回ほどしました。

ちょいと深い感じの色合いになりましたね。

下地に弁柄を置いていたらもっと鮮やかだったかもなーとか思いつつ…

表面コートも付いてるだろってなわけで、歯磨き粉で軽く研磨・洗浄して出来上がりました。

磨き過ぎて金の粉がち

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金継ぎ作業 〜課題その1 急須の蓋〜

金継ぎ作業 〜課題その1 急須の蓋〜

練習にどうぞと渡されたので、練習することになりました。

割断面のエッジをヤスリで丸めて、漆を塗って拭いて乾かして一晩置きました。

見た目はそんな変わらないです。

麦漆をちょちょいと作る。

今回は盛気味の麦漆で接着してみました。

これでとりあえず1-2週間様子をみます。

金継ぎ作業 〜松風さん 4日目〜

金継ぎ作業 〜松風さん 4日目〜

2020年9月6日

前回に引き続き、マスキングテープ貼りをひたすらしてました。

外側はまだ貼りやすいから良いんですけど…

内側が貼りにくい…

茶漉しの下の部分もとりあえずは貼りましたが、塗り込む時に剥がれそうだなぁとか思ったり。

ま、剥がれたらその時なので、とりあえずはこれくらいにしときまひょ。

金継ぎ作業 〜松風さん 3日目〜

金継ぎ作業 〜松風さん 3日目〜

2020年9月5日

ここ最近の高温多湿のおかげで、結構しっかり固まってたので、余分な麦漆をカリカリと取ってみました。

ビフォー

アフター

はみ出てた部分が取れて、スッキリしましたね。

次に、今後ひび割れ部分にいろいろ埋め込んで行くので、とりあえずマスキングテープをハリハリしますが…

蓋の裏表をテープハリハリして、本体の途中で力尽きました…

のんびりやります。