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ひとり出版社1年目日記⑬「KOKI ZOO木下晃希どうぶつ画集」いよいよ発売!

今年3月にできた出版社 Studio K。年内に1冊、木下晃希さんの画集「KOKI ZOO」を出版することを目指し、着々と準備中です。その記録を残す「1年目日記」、今回は……

という書き出しで始めてきた日記、前回の投稿から1ヶ月もあいてしまいました。その間、いつもは楽しみにしていたみなさんの投稿も読めていませんでした。何があったかというと……

12月1日、本が発売になりました! 

というわけで、今回は、この間にやっていたことなどを書いておきたいと思います。



まずは書影をお披露目!

……の前に、まずは書影をお披露目させてください!

表紙
「カメレオンの世界」のページ
「フラミンゴカップル」「キリンの親子」のページ
「アホウドリの親子」「仲良しパンダ」のページ
「カエルカエルカエル」のページ
好きなページを開いて絵のように立てられる構造であることもアピール


発売前にやったこと(1)書誌情報を登録

では本題、発売前にやったことですが、製本所の作業が終わる目処がたったあたりで、書誌登録(会員になった「版元ドットコム」を通してJPO出版情報登録センターに登録)をしました。その時に、上で見ていただいた書影を揃えたり、内容紹介や著者紹介のテキストを作ったりしました。ここで登録した情報が業界に流れるとのこと。

書影については、その前に「版元ドットコム」のオンラインセミナー(こういうサポートがあるのはありがたいかぎり)で、必ずしも普通に本だけ見せなくてもいいと聞いていたので、最後の1カットでちょっと工夫してみました。

内容紹介はこんな感じです(↓)聞いていたとおり、どこのネット書店でも、以下の文章が載っています。

2024年、MBS毎日放送「映像'24」、TBS「報道特集」で「生き物を描く~パラアーティスト・木下晃希」として紹介され、大いに話題になった作家の初画集。初期から愛用している画材、ポスカで描いたどうぶつ画を44点収録しています。

作品展やSNSで「いつのまにか自分が笑顔になっている」「動物が、時に哲学者、時に詩人の顔をしている」「愛があふれている」と感嘆の声があがる絵を本に包みこみました。

製本職人が1冊ずつ、心をこめてつくった手製本です。180度開ける構造なので、手を添えずにゆっくりご覧いただけます。お気に入りのページを開いて、絵のように飾っても素敵。大切な方へのギフトにもおすすめです。

著者紹介はこんな感じ(↓)

2000年、兵庫県西宮市生まれ。重度知的障がいと発達障がいを持つ。幼少のある日、青鉛筆できりんを描いて以来、写真をもとに動物を描き続けている。目から入る写真の情報をプログラミングされたかのようにペンに伝え、一筆で一気に描き上げる。主な受賞歴として、2017年、第16回キラキラっとアートコンクールで優秀賞、2021年、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で株式会社大丸松坂屋百貨店賞、2022年、パラアートTOKYO第9回国際交流展でパラアート賞、2024年、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で假屋崎省吾審査員特別賞。2023年、松坂屋上野店で初の個展開催。

登録情報はこうなっています(↓)

出版社 ‏ : ‎ スタジオケイ (2024/12/5)
発売日 ‏ : ‎ 2024/12/5
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 64ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4911397004
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4911397008
寸法 ‏ : ‎ 12.7 x 1.4 x 16.5 cm

揃えなけらばならない情報はたくさんありますが、「版元ドットコム」のフォームがよく整理されていたので助かりました。修正もできたので、何度か見直しました。


発売前にやったこと(2)書店様向けFAX DMの作成

そうこうしているうちに、直取引代行をお願いしているトランスビューさんに注文がちらほら入り始め、「すごーい」「すごーい」といちいち感動(ほんとうにすごいのかどうかはわからないのですが……)

注文が入るようになったのは、書店さんにFAX DMを送ってもらってからでした。

でも、書店さんには1日に200通くらい(うろ覚えで間違っていたら申し訳ないのですが、いずれにしてもすごい大量)のFAX DMが送られてくるそうです。そこで目に留めてもらって、仕入れようと思ってもらうのはたいへんなこと。

うんうんうなった末に、わたしが作ったFAX DMはこんな感じです(↓)
目に留まったでしょうか。書き込みすぎ?

カラーで中も見ていただきたかったので、YouTubeで全ページを開いてみせる動画も作ってQRコードも貼りました。押し付けがましい?ここまでは見ない?と思いながら、やれることはやっておこうと意気込むわたし。

悩むことしきりですが、書店のみなさま(いらっしゃるでしょうか?)覚えてくださっていたら、どうぞよろしくお願いいたします! BOOKCELLAR経由のご注文も便利です。1冊からご注文いただけます!

ちなみに、そのYouTube動画はこちらです。


発売前にやったこと(3)SNS発信、自社販売サイトの準備

インスタが大事と言われながら、いつまでたっても苦手です。リール動画の作成などがんばりましたが、インスタについては、どちらかといえば作家サイドに頼っていた部分が大きかったというのが正直なところ。出版社としてどういう発信がいいのか、まだまだ試行錯誤中です。

自社販売サイトも作りました。この話はまたあらためて書きたいと思います。


以上、とにもかくにも発売になりました!というご報告でした。出版社1年目日記、もう少し続けます。引き続き、話を聞いていただければうれしいです!

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