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【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(10月15日・16日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。

「鉄は熱いうちに打て」とも言いますしね。記憶が鮮明なうちに、未来の自分のためしっかり復習しておきましょう。

<秋華賞>

勝ち馬:スタニングローズ 勝ちタイム:1分58秒6(良)

スタニングローズが好位から抜け出す王道の競馬で快勝しました。
2歳時はマイル路線で勝ち切れない競馬を続けていましたが、1800m以上に使われるようになってからはこれで【3-1-0-0】。真っ当な中距離馬として十分に評価できる成績です。

この牝系は祖母ローズバドのように追い込む形だとあと一歩足りないレースが続くのですが、先行できるとしっかり勝ち切れるイメージ。ローズキングダムも菊花賞で追い込み切れず2着⇒ジャパンCで前づけして優勝という形でした。ポジションを主張した坂井騎手はおみごとと言うほかありません。

ナミュールは+20キロでしたが、パドックを見る限りこれは完全に成長分という印象。まだお腹周りはシャープな印象もあったので、もう少し増えても良いのでは? と思えるくらいでした。

本質的には外回り向きで、内回りだと4角の勝負どころで外を回さないとスピードに乗せにくい点が響き、ラストは差し届かずという感じに見えました。距離も含めて考えると来年の阪神牝馬Sで本命にしたいイメージです。

このレースで一番強く印象に残ったのがスターズオンアースの走り。3着に敗れましたが、正直ぶったまげました。

出遅れに加えて、スタニングローズがヨレた影響でさらにポジションを悪化させる形になったうえ、4角ではほぼ最後方という絶望的なポジションに。

ドゥラメンテ×スマートストライク×モンズンなので、この馬も基本的には外回り向きの配合。本来ならナミュールのように外を回して追い込みたかったはずですが、プレサージュリフトがピッタリ外をふさいだおかげで、外回しルートが封じられてしまう形に。

外を諦めた鞍上がそこから内に意識を切り替えたため、4角手前でスピードに乗せるのが遅れてしまった印象。それもあって4角でほぼ最後方という位置取りになってしまったように見えました。

平石はスターズオンアースを本命に馬券を買っていたのでこの時点で完全に諦めていたのですが、そこからの爆発力がエゲつなかった。タレてきた先行馬を捌きながら上がり3Fは33秒5。1頭だけ次元の違う脚で追い込みました。

次走はまだ出ていないようですが、ツイッターでも書いたようにジャパンCなら本命級の評価を与えたいと思っています。これは要チェック。やっぱりオークスの上がり3F33秒台は信頼して良い気がします。

アートハウスは5着。言われているように休み明け2戦目で下降気味だったのか、中盤のラップが締まるレースに対応できなかったのかはまだ判然としませんが、とりあえずどちらも敗因としては十分ありそうな印象。このあたりは頭に入れておきたいところです。

プレサージュリフトも4角で置いていかれる形になりましたが、直線エンジンがかかってからは脚を伸ばしました。戦績通り東京マイルがベストなのでしょう。とりあえず東京新聞杯で、あわよくばヴィクトリアマイルでお会いしましょう。

<府中牝馬S>

勝ち馬:イズジョーノキセキ 勝ちタイム:1分44秒5(良)

1番人気のソダシをゴール寸前で交わしてイズジョーノキセキが重賞初勝利。「ソダシは止まらないからこれを目標に仕掛けよう」という岩田父の作戦がドンピシャでハマった形でした。

戦績を見ると外回り1800mがベストの印象もあるので、内回り芝2200mのエリザベス女王杯でどうかはまだ何とも言えませんが、少なくとも印は回しておくべきでしょう。

ソダシはほぼ完璧な内容だったと思います。最後の最後で交わされたのは斤量差と距離のせいにしてしまって大丈夫のはず。マイルCSに向けて悲観することはないでしょう。この2着で評価を下げる必要はありません。

もったいなかったのは5着のアブレイズ。いつも後方からレースを進める馬が何故か今回はポジションを取りに行ってしまいました。メイSの序盤もこんな形ではありましたが、当時との違いは中盤でラップが緩まなかったこと。今回は追走で力を使ったため、最後ジリっぽくなってしまった感じです。次は巻き返しに期待したいところです。でも天皇賞に登録があるのはいったい…?

<その他気になった馬>

土曜新潟2R サグアロ(4着)
土曜新潟8R モディカ(4着)
土曜の新潟ダート1周コースは軒並み上がりがかかっていました。風なのか散水不足なのかは分かりませんが、レースの上がり3Fが40秒かかるというのは少々タフ過ぎた印象も。先行してタレた人気馬を次走マークしておきたいと思います。

土曜阪神12R テーオーポシブル(5着)
好スタート→なぜか控える→それでも勝負どころは抜群の手応え→外にスペースがあるのになぜかタレそうなレッドブロンクスの内を選択→前が壁で追えず→ウーゴが抜けた後からようやく追い出せる形に→エンジンかかる→距離足らない→5着

先週末の「それなんとかならんかったんかね?」大賞はこの馬です。パトロールを何回見返しても4角と直線入り口でレッドブロンクスの外に振るスペースがあったようにしか見えません。阪神の良馬場ダートはベストの条件なので次も狙いましょう。

日曜新潟9R サトノスカイターフ(4着)
直線で3着馬のテイデに寄られて追いづらくなるシーンが。大箱の平坦芝中距離がベストのようですから、次も新潟のこの条件なら。

日曜東京4R レイズカイザー(4着)
レース経験のない新馬にとって、ダートのキックバックはかなりストレスになるもの。内枠と外枠を比較すると当然内枠に入った馬の方がキックバックをくらうリスクは高く、このレースでも1着馬、2着馬、5着馬は外枠の馬でした。ついでに3着馬は逃げた馬。

一方でレイズカイザーは逃げ馬の直後で砂を被り続ける形に。気持ちが切れてもおかしくなさそうなところ、最後までしっかりと脚を使いました。着順以上に評価できる内容ではなかろうかと。

日曜阪神8R メイショウヨシテル(4着)
砂を被ると進みの悪くなる馬なのですが内枠しか引かないある意味可愛そうな馬です。今回も無理やり外に出したのですが序盤のロスが響いて伸び切れず。お願いだから外枠を引かせてあげてください……。

<こちらも要チェック!>

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