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【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(3月25日・26日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。土曜・日曜で気になったレースをピックアップ。さっそくやっていきましょう。

<土曜日>

■中山4R 3歳未勝利
・マルディランダ(2着)
・ハルオーブ(6着)
■中山11R 日経賞
・ライラック(4着)
・ヒートオンビート(6着)

先週末の中山芝はとにかくイン前決着。ポジションが取れないと話にならない馬場で、特に土曜日は逃げた馬が【4-0-0-0】。外を回して追い上げた馬は本当にしんどい状況でした。ということで外を回して最後まで頑張っていた(ように見えた)馬をチェックアップ。

日経賞のライラックは派手に外を回して失速していましたが、ヒートオンビートなんかも早めに動いて最後まで頑張っていたように思います。次走目黒記念あたりなら普通に狙えるような気が。

■中山9R 春風S
・フルム(5着)

芝が不良になるほど雨が降っていたということは、当然ダートも不良馬場。前に行かないと話にならない馬場だったのはこちらも一緒で、追い込み馬のフルムは5着が精一杯でした。

そもそもこの馬は良ダート【3-1-5-1】に対し、稍重-不良ダート【0-1-0-5】と明らかに雨が降るとアカン馬。馬券に絡んだ1回も未勝利戦の2着ですからね。良馬場替わりで見直しましょう。

■阪神11R 毎日杯
ディープリッチが馬群のまん真ん中から脚を伸ばして勝利。角田大河騎手は重賞初勝利となりました。

1番人気に支持されたキングズレインは12着と大敗。岩田騎手のコメントにもありましたが進みが悪かったのは明らかで、ノメってノメってしかたないという感じでした。ちょっとかわいそうな感じも。馬場状態の発表は「良」でしたが、上滑りするような馬場だったのは覚えておきたいところです。これ後で振り返ったときにパッと見では分からないですからね。

函館の不良馬場で3着に来たことのある馬ですが2歳の若駒であのレベルの不良馬場に対応できる馬はそうそういるもんじゃありません。みんながこなせない馬場になって結果として能力と仕上がりという基本要素が色濃く問われた形になっていたような気がします。ですので普通のノメる馬場はキングズレインにとっては鬼門だったのでしょう。うーん、難しいものです……。

<日曜日>

■中山11R マーチS
ドシャドシャの馬場でしたが前半1000mの通過は61.5秒。重賞だということを考えると流れとしては落ち着いたものだったような気がします。ということで先行した馬が1着、2着、4着、5着。基本は前残りの決着でした。

唯一差して3着に来たキタノヴィジョンですが、これは3-4角におけるエダテル騎手の捌きが絶品チーズバーガー。手応えの怪しいデルマルーヴルを外からパスするのではなく、ひと呼吸置いて内からパスして距離ロスを抑えたのが超絶にお上手でした。

そこからは4角を斜めに横切ってストライドロスを抑える形、スピードに乗せた形で直線へドンのドゥラメンテ@皐月賞パターン。勢いを持ってコーナー旋回できたので、キタノヴィジョンの東京向きの末脚が中山で活きる結果となりました。これは掛け値なしに素晴らしい騎乗だったと思います。

その一方で、この結果だけでキタノヴィジョンが中山をこなせるとは思わない方がいいような気も。基本は小脚が使えない馬なので東京向きという認識はそのまま変えずにいようと思います。

■中京11R 高松宮記念
7歳馬ファストフォースがGI初勝利。CBC賞での日本レコードの印象が強過ぎて、こんな馬場だとどうだろうと思っていたのですが、普通にこなして勝ち切ってしまいました。いやぁ驚いた。高速馬場巧者だと思っていたら中京巧者でした、のパターンだったとは。

結果的に外を回れる外枠が優位だった競馬にあって、内を突いて伸びてきたのがトゥラヴェスーラとナランフレグ。この2頭はパワーを活かしてうまく立ち回りました。◎ナランフレグだったので色々となんとかなってほしかったところではありますが……。

メイケイエールはやっぱりスプリンターっぽくなくて1400m向きの印象。今年も京王杯SCで一生懸命買いたいイメージです。それでもスプリント戦を使わざるを得ないあたり、気性っちゅうのは難しいですね……。考えてみればオヤジのミッキーアイルもそんな感じの馬でしたね(遠い目)。

■阪神6R 3歳1勝クラス
・リュウ(6着)

スタート直後から内のシミーシェイクがヘンに突っ張ってきたため内へ入れることができず、コーナーで大きく外に振られる形に。ここでの距離ロスが挽回できず伸びあぐねた結果に見えました。度外視でOKでしょう。

Tips:不良ダ1800mのロゴタイプ牡馬?

今週のダートを見ていて気付いたのがロゴタイプ牡馬の躍進。特に中山ダ1800mに出走したロゴタイプ牡馬はいずれも馬券に絡んでいました。

・土曜伏竜S:ミトノオー1着
・日曜3歳未勝利:シンボリタイプ3着(←13番人気!)
・日曜4歳上1勝クラス:セキテイオー3着

改めて見てみると、スプリングS週にもピックアップラインが3着していましたし、ひょっとすると相性がいいのか? ということで調べてみるとこんな感じの数字が。

ロゴタイプ牡馬×不良ダ1800m
【1-0-3-0】複勝率100%
ロゴタイプ牡馬×重ダ1800m
【0-0-1-1】複勝率50.0%
ロゴタイプ牡馬×稍重ダ1800m
【1-1-0-5】複勝率28.6%
ロゴタイプ牡馬×良ダ1800m
【3-3-1-17】複勝率29.2%

確かにサンプルは少ないのですが、重不良のダートだと複勝率が高めに出る傾向に。ワンターンの距離だとそれほど成績が上がっている感じはないので(そもそも当てはまる事例が極端に少ないという話もありますが)、ロゴタイプのHalo的な機動力を活かしやすいのが渋ったダ1800mという可能性はちょっと考えておきたいな、と思った次第です。

ちなみにわざわざロゴタイプ「牡馬」としたのは、ロゴタイプの牝馬はダートで【0-0-3-47】と壊滅的な状況であるため。この数字を見てしまうと「来たら事故」だと思って切るのが手筋な気がします。

Tips:ドリームジャーニー産駒と馬場状態

高松宮記念のトゥラヴェスーラを筆頭に先週は芝でドリームジャーニー産駒が大暴れ。人気薄でぽごじゃか馬券に絡んでおり高配当を演出していました。ついでに全弟リヤンドファミユの産駒も馬券に絡んでいたし。

そんなドリームジャーニー産駒の芝成績を馬場状態別に分けてみるとこんな感じに。

良【55-63-83-680】
勝率6.2%、連対率13.4%、複勝率22.8%
稍重【10-18-17-109】
勝率6.5%、連対率18.2%、複勝率29.2%
重【11-7-6-43】
勝率16.4%、連対率26.9%、複勝率35.8%
不良【0-3-4-8】
勝率0.0%、連対率20.0%、複勝率46.7%

馬場が悪くなればなるほど複勝率が良化する結果に。先週の時点で気付いていれば大金持ちだったのに……。今週末の大阪杯には代表産駒のヴェルトライゼンデが出走。馬場が渋るようならこの馬から入ってみようかしらと画策しているところです。

<こちらも要チェック!>

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