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重賞予習&気になる馬たち(フローラSなど)
お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。
今週の重賞予習ではフローラS、マイラーズC、福島牝馬Sの3重賞をチェック。同時に週末の出走馬から気になる馬を何頭かピックアップします。
それではさっそく予習していきましょう、そうしましょう。
<フローラS>
前走後にチェックを入れていたソーダズリング、ドゥムーラン、ブライトジュエリー、レシプロシティの4頭が出走。ここにイングランドアイズ、キミノナハマリアあたりが絡んでくるような人気になるのでしょうか。
チェック馬4頭だとハーツクライ産駒のソーダズリングが最も東京向きな感。シアトルスルーにフェアリーキングですから、やってることはアドマイヤラクティ(母父ファルブラヴ)なんかと似ているのかなという感じ。直線の長いコースはいかにも合っているような気がします。
ただハーツクライ産駒はここ10年のフローラSで【0-2-0-21】というのはちょっとだけ気になる。
個人的には「フローラSはオークスで切れ負けしそうなちょっと重たい血統を狙え」というのが裏テーマだったり。ハービンジャー産駒が【1-1-1-6】、ヴィクトワールピサ産駒が【1-1-0-2】、オルフェーヴル産駒が【0-2-0-2】と比較的好走率が高いので、あながち間違っていないような気もしています。スクリーンヒーロー産駒も【2-0-0-3】ですしね。
この観点だとハービンジャー×ヴィクトワールピサという「いかにも」な配合のキミノナハマリアは面白そうな気が。モズカッチャン的なイメージで狙うのはありでしょう。
あと個人的にニックスだと思っている「ゴールドシップ×Machiavellian持ち繁殖牝馬」という配合のゴールデンハインドもフローラSっぽい感じが。
ドゥムーランはアゼリ一族なので内回り向きなんじゃないかという気が。東京だと最後でガス欠を起こすようなイメージ。レシプロシティの前走の勝ちっぷりや配合は好きなのですが、前走のマイナス14キロというのはやや引っかかるところ。中9週でどれだけリカバーできているかがポイントになりそうです。
ブライトジュエリーは今のところ中京で上げたいタイプなイメージ。エピファネイア産駒ですしね。
イングランドアイズは「KrisのクロスがないKingman産駒をあまり信頼しない教」の教徒としてまだ半信半疑といったところ。日本で重賞を勝ったシュネルマイスター、エリザベスタワーも、海外における代表産駒の1頭ペルシアンキング、ついでに高知のダノンジャスティスも、血統表にはKrisのクロスがあったんですよね。
Krisがその父Sharpen Up(キンロスのパターン)でもいいのですが、とにかくKris→Sharpen Upのラインを母系で踏んでいて欲しいというのがKingmanのイメージ。これに当てはまらない馬はちょっと評価を下げるというのがKingmanとの付き合い方だったりするので、ここはあって△評価までということで。
あとはバロッサヴァレーの大箱替わりですかね。スワーヴリチャードの全妹なので、コーナーをタイトに回る競馬は向いていないような気がします。小回り→大箱替わりでどうでしょう。
ティファニードンナは正直よく分かりません……。ドゥラメンテ産駒なので東京2000mは悪くないと思う一方で、母系の影響が強いパワータイプな気がしないでもないという。
ちなみに「Storm Cat持ちのドゥラメンテ産駒」の収得賞金上位5頭(正確には4位タイが3頭いるので6頭)を並べるとこんな感じになります。
・ヴァレーデラルナ
→ダートで5勝、JBCレディスクラシック勝ち
・アリーヴォ
→小倉大賞典勝ち、大阪杯3着
・アヴェラーレ
→1400m-1600mで4勝
・イグザルト
・ラフストリーム
・イディオム
→いずれもダートで3勝
どうにも「大箱の芝中距離でどんとこい!」ってタイプは少ないような気がするんですよね。ということでティファニードンナについても大箱芝中距離ではいったん疑ってかかろうかな、と思っているところです。人気もするでしょうし。
現状のイメージはこんな感じで考えています。
◎ソーダズリング
○キミノナハマリア
▲ゴールデンハインド
△レシプロシティ、バロッサヴァレー
◎○はまだ答えまでは至らず。当日のオッズを見ながらうまいことやりたいな、というイメージです。
<マイラーズC>
京都 is Back!「センテニアル・パーク」というやや噛みそうな二つ名とともに京都開催が帰ってきました。
平石はなぜかこけら落としが天皇賞・春だと勘違いしていたので、色々と仕事の進め方を間違えていた先週&今週頭でした。
「京都のマイラーズCはディープを買うといたらええんちゃう(ハナホジー)」と思っていたら、まさかのディープ産駒出走なし(ついでにディープ系種牡馬産駒も)。完全にアテが外れる格好になりました……。
タイムが出るフィジカルな決着に対応できそうという点では短縮ローテこそ気になりますが、ガイアフォースなのかなぁというイメージ。国東特別ではレコードを出しているように時計勝負は向いている気がします。それに大箱向きっぽいですし、この馬。ワールドエースが短縮で一発回答した時のようにならんかね、という狙いで。ぜひ先行していただきたいところです。
シュネルマイスターも有力だと思うのですが、だんだんと位置が取れなくなっているのはちょっと気になるところ。母系の重厚さが出てきたのかもしれません。去年の安田記念の時のように中盤が緩んで追走が楽になるようだとこの馬にとっては良さそうなイメージ。
あとはキングエルメスとジャスティンスカイあたりでしょうか。キングエルメスはストームキャットにザフォニックを合わせた平坦っぽい配合パターン、ジャスティンスカイは大箱マイルで3連勝の勢いに期待して。あとはチェック馬のマテンロウオリオンをこっそり足しておきます。
これも今のところの印はこんな感じで。
◎ガイアフォース
○シュネルマイスター
▲キングエルメス
△ジャスティンスカイ、マテンロウオリオン
<福島牝馬S>
先週までの競馬を見ていると福島は外差しに振るのが良さそう。メイショウサムソンやルーラーシップがディープインパクトをチンチンに負かす重賞でもあるので、脚が遅そうな血統でもやれるというイメージで考えておきたいところです。
そんなタフなレースなので過去の傾向を見ると距離短縮馬が優勢。過去10年のうち、新潟開催だった一昨年を除く9回で【2-1-3-14】で複勝率30.0%を記録しています。前走1800m組が【7-8-2-62】で同21.5%、延長組が【0-0-4-30】で同11.8%なら、短縮組を狙うのが手っ取り早そう。
出走馬のうち、前走で2000m以上のレースを使っていたのは以下の通り。
・エリカヴィータ(愛知杯)
・ステラリア(新潟大賞典)
・ビッグリボン(関門橋S)
・ホウオウイクセル(愛知杯)
ステラリアが順調に使えていたならこの馬だと思うのですが、今回は約1年の休み明け。血統的にはルーラーシップ産駒のビッグリボンorホウオウイクセルが面白そうですが、この2頭の比較ではより重々しい血統のホウオウイクセルに注目してみたいところ。
ルーラーシップ×スペシャルウィーク×メジロライアンですからこれはどこをどう切り取っても中長距離馬。そのうえコーナー4つの芝1800mはフラワーCを含めて2戦2勝ですからね。「ここで狙わずどこで狙う」という感じです。
ということで印はこんなイメージで。
◎ホウオウイクセル
○ビッグリボン
▲クリノプレミアム
△ステラリア、スライリー
短縮に加え、サドラー持ちの差し馬なのでステラリアは休み明けに目をつぶって印を打つことにします。
<その他気になった馬・レース>
馬券は置いておいて(←ここ重要)、楽しみな血統だったり気になる組み合わせの馬をその理由とともにザッと紹介いたします。
■土曜京都2R 3歳未勝利
・アリクテラー
京都ダ1800mのマジェスティックウォリアーを狙おうと思っていたら今週末の出走なし。ならばダ1900mで手を打ってやろうということで、アリクテラーをピックアップ。去勢2戦目に初ブリンカーで上積みも期待して。
■土曜京都4R 3歳未勝利
・ドゥヴァンスマン
血統表から溢れだすトーセンバジル臭。
■土曜東京3R 3歳未勝利
・ダイメイセブン
スパイキュールは東京ダートで買えってドレミファドンが言ってた。
■土曜東京9R 新緑賞
・サスツルギ
さすがにここはこの馬が強そう。
■日曜福島9R 燧ヶ岳特別
・リニュー
中央場所の壁は厚かったですがローカルなら力量上位でしょう。ちなみにレース名は「ひうちがたけ」と読むそうです。競馬をやっているとムダに難読地名が読めるようになるからいいですね。
■日曜東京2R 3歳未勝利
・オーサムデアラー
シンプルに東京戻りで。
■日曜京都2R 3歳未勝利
・デュアルモーション
ドレフォン×フジキセキの初ダート。前走負け過ぎ&休み明けなのでさすがにやりすぎな気もしますが、それでも単複くらいは買っておきたい。
■日曜京都6R 3歳1勝クラス
・ヤマニンウルス
3歳ダート最強馬はデルマソトガケでもマンダリンヒーローでもペリエールでもなくこの馬だと思うんですけどね。どれくらい仕上がっているかだけでしょう。
■日曜京都10R センテニアル・パークS
・ニホンピロタイズ
ニホンピロアンバーっ仔を平坦コースで買おう作戦。半弟のニホンピロキーフも京都開催で2勝目を挙げると見ています。
京都競馬場がどんな姿で帰ってくるのかを楽しみにして週末を待ちたいと思います。
<こちらも要チェック!>
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