【セミナーメモ】「いつのまにかUX」のススメ UXデザインを当たり前にする組織づくり

2020年8月20日開催のオンラインセミナー「『いつのまにかUX』のススメ~UXデザインを当たり前にする組織作り」を今更ながら拝見したのでまとめました。
デザインの勉強を始めたとき、金子さんのnoteをめちゃくちゃ参考にしていたので、今回のセミナーも楽しみです。

学べること

明日から実践できる、組織内でのミニマムUXアクション

思ったこと

ミニマルであることは問題ではなく、大事なのはその手法が正しいものであるかだなあと思った。最初の一歩は小さくてもいいが、間違ってはいけない。

UX道とは?

・術ではなく「道」
身につけて終わりではなく、答えのない旅を探求していくためのマインドセット。サービスを作っている人たちは全てユーザーに価値を届けるための求道者

では、組織にUXを根付かせるためには?

・導入が一度きりになってしまっていることが多い。日常業務で使っていけるよう「あたりまえ」の体質に組織を改善することが必要。
・第一歩としてコストが最小である追加質問から始めることが良いのでは。
ただし、「守破離」が大切。

守「UXとは?」

・UX白書の定義を要約すると「全てのプロセスを人間中心に回す」こと。
・背景としては以下。原始時代からニーズはわかりやすかった。しかし現代多様化が進み、十人十色のニーズがある。
・基本的な考え方としてはダブルダイアモンド

破「ユーザー中心なダブルダイアモンドを日常使いする」

(ここからが本題)
①探索フェーズ
・最初の入口はUXリサーチ
・ユーザーとの接点はもう既に存在する。その接点を洗い出し、精度を上げる。

・Tipsとしてエキスパートインタビューを社内の人間に行うのはおすすめ。
社内の古株の人間は既に知見を持っている場合が多い。

②定義フェーズ
日常の整理力を高める。既存の会議をユーザー中心にする。
日常の質問をユーザー視点にすることで、ジャーニーはその場で創ることができる。作成したジャーニーや共感マップは議事録に貼り付ける。

③プロトタイピング
・日常的にプロトタイピングすること。思いついたことはすぐ形にしてみることが大事。紙に書いてみる、なりきり劇してみる、紙芝居にしてみる。
・脳内のアイデアは伝わりにくい。アイデアを触れられるものにすることで、新しいアイデアを生む触媒になる。

④提供フェーズ
・作ったアイデアはすぐユーザーに届けてみる。ペルソナに近い社員でもOK。雑談のときに見せるでもOK。金子さんはBBQのときに作ったプロトタイプをその辺のおじさんに見せていた。友人との飲み会も、営業も、ユーザーテストの場
・評価するのは製作者ではなくユーザー。
・わからないことは試すしかない

まとめると
普段のユーザー接点から
ユーザーを定義し
触れるアイデアを作り
日常的にユーザーに見せること

離「組織に浸透させる」

・UX専門家の仕事は、今までのようにウォートーフォールで指示するのではなく共に背中を見せながら行う
EX)デレク・シヴァーズ「社会運動はどうやっておこすか」
フォロワーをみつけることで、運動は広がりやらざるを得ない状況が生まれる
・同僚も人間であるからこそ、UXの力で動かしてみよう
・MVP、最低限の機能を備えたプロダクトは言葉である

UXもDXのように「User Centered Transformation」になるのでは

紹介された本




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