馬医者Shun

ドイツで馬の獣医師修行をしているShunです!沢山の人に馬の健康管理や病気について知っ…

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ドイツで馬の獣医師修行をしているShunです!沢山の人に馬の健康管理や病気について知ってもらう手助けとなるような、誰にでも分かり易い、馬の獣医学を発信していきます!

最近の記事

塩とカルシウムの飼料への添加について

今回は、塩とカルシウムの飼料への添加について書かせて頂きたいと思います。 それに伴ってまずは塩とカルシウムの馬での機能と必要量について、おさらいしましょう。 1.塩(Nacl) まず最初に塩はNa(ナトリウム)とCl(塩化物)に分けられます ナトリウム(Sodium)は中枢神経の機能に関わっており、神経の活動電位のカギとなったり、細胞膜の通過を伴う物質の運搬(例:グルコースなど)に関わっています。さらにナトリウムは身体の酸-塩基平衡を担う重要な電解質としても作用し、浸

    • 自己紹介

      初めまして。2018年に日本の獣医大学を卒業し、ドイツで馬獣医師修行中のShunです。 普段は障害馬術や馬場馬術などで活躍するスポーツホースの多いドイツのMühlen という町のホースクリニックで研修医をしながら、ドイツ語の語学学校に通い、馬に対するスポーツメディスンと並行してドイツ語も勉強しています。 もう少し、自己紹介をさせて頂きます。 私は5歳の時に従兄弟が乗馬をやっていた影響で初めて馬に乗りました。それから21年間大変だった事もありますが、なにより馬が大好きだっ

    塩とカルシウムの飼料への添加について