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東北唯一のBRT運行区間「JR大船渡線」

2011年の東日本大震災津波でJR大船渡線の鉄道が流出したあと、気仙沼市の「気仙沼駅」~大船渡市の「盛駅」間の鉄路は復旧されず、代替輸送手段として、現在『BRT(バス高速輸送システム)』が運行しています。

この仕組みは全国に導入や検討が進んでおり、東京、名古屋、福岡などの大都市圏でも運行しています。世界では約200都市で運行され乗降者数は一日3,500万人にものぼります。南米各国ではポピュラーな乗り物で一般的には鉄道の代替というよりは、環境やコストに配慮した輸送能力の高い新しい交通機関と捉えます。


地方にお住まいの方々は車移動が多くあまり関心を持たれないかもしれませんが、観光客や高齢者、学生にとっては大切な移動手段のひとつです。

親しみある鉄道が無くなり寂しい反面、BRTはハイブリット車の導入や、自動運転試験も積極的に行われており近代化が進んでいます。

気仙沼駅から盛駅までBRTに乗ったあとは、盛駅から久慈駅まで三陸鉄道が運行しています。三鉄は現在も三陸観光の人気コースで、様々な企画列車も楽しめます。

気仙沼は「おかえりモネ」から、久慈は「あまちゃん」まで、聖地巡りも楽しめるかもしれませんね。片道6~7時間かかります(笑)。