見出し画像

歌声と共に笑顔溢れる時間を過ごしました

3月の終わり、お店に一本の電話が。
「ヨネミツミサトです。4月に京都に行くので、よければコーラスのワークショップさせてもらえませんか?」と。
あまりに突然だったので、さてどうしたものかと嬉しさと戸惑いが渦巻きます…🌀

ミサトさんは2年前、フリーピアノ全国制覇企画で、ここつねよし百貨店にもメリーコーラス3人組で来てくれ、素敵な歌声を聴かせてくれたのです。その時の様子がコチラ
2022.8【弾いて♪歌って♪Uber SONG】京都府前編

また来てくれるってもちろん嬉しいのですが、タイミング的に再来週からバタつく用件もあり、来週となると日程調整できるかなーとか、1週間で人集まるかなーとか、わざわざ関東から来てもらって人来なかったら申し訳ない…。

なんせ「つねよし百貨店」って京都府とはいえ、外れも外れ、日本海に面する京丹後市の山あいの村にぽつんとある小さな百貨店で、とにかく東京からめちゃくちゃ遠いんです。(一体どうやって来るんだろう…?)

それとコーラスのワークショップって、都会じゃなくて、田舎のこんな小さな村で興味持って来てくれるんやろか?という不安も。

でもなぜかミサトさんは「いけます!」的な口ぶりだし、基本来るもの全て拒まずの百貨店なので、まあなんとかなるか!とひとまず受けてはみたものの…。

まず調整つく日がなくて、1週間先の4/3(水)の午後にとりあえず決定。まだ春休みだし、前回一緒に歌ってくれた子供達が来てくれるかなと思っていたのですが、意外に難航。

あの日から2年、中学生の子らは思春期に突入、「ムーリー」とか「行けたら行く」とか、イマイチな反応…。あの頃はまだ純真に一緒に歌ってくれたのに、2年の月日って…。

いよいよ人が集まらなくて申し訳ない、早めに断わろかと思ったのですが…。

ふと、最初、電話もらったとき「2ndアルバム発売記念して」って言ってたよなあと思い出し、そもそもアルバムのプロモーションなら、こんな辺境の小さな百貨店来るのは絶対違う!大間違い!と思ったのです。

それからメリコーのホームページ見に行って、メリーコーラス声活プロジェクトに書かれてるメッセージを読んだのです。
https://chorus-merry.jimdosite.com/

音楽に対する想いは人それぞれです。
目指すものやそれに応じた
必要な場所であったり、
楽しく仲間達と歌い合える場所で
自分らしく声を響かせられるよう、
より良い環境を作り
広げていきたいと考えています。
その先駆けとして
このプロジェクトを始めました。
今生きているこの命が、
音楽「歌」を通して
世の中の役に立ちますように。
この想いが全ての活動の源です。
(ヨネミツミサト)

歌声と共に笑顔溢れる時間を過ごしましょう。


あー、なんかこういうのが百貨店なんだなあと思ってしまったのです。

こんな遠くまで来てもらうのは申し訳ないけど、メリコーの歌で笑顔溢れる時間過ごせたら、たとえ人が少なくてもいいのかなあと。

なので、思春期の少年少女たちの反応イマイチで、FBイベントページの反応がイマイチでも、なんとか来てもらおうと決めました。

そうするうちに、近くの高齢者施設の人に案内したら、入所者さん連れて行っていいですか?とか、他からも歌いたい歌リクエストしていいですか?とか、ポツポツ反応がでてきました。

そして迎えた当日。
前日の陽気と打って変わって朝からしとしと雨模様。1時前に雨の中、ミサトさんとあむちゃんが到着。遠いところまでありがとうございました!

2人が到着したときはまだ誰も来ていなかったのですが、ぽつぽつとお客さんがやってきて、予約してくれた人や施設のおじいちゃん、おばあちゃん、前に一緒に歌ってくれた中学生も2人、たまたま買い物に来てたおばちゃんまで、狭い百貨店に20人ほどの人が来てくれました。(あと沢山のカメムシも)

あっという間の1時間。
みんなでアメイジンググレースを頑張って歌いました。

思ってたより、ずっと温かくて、楽しくて、歌声と共に笑顔溢れる時間を過ごせました。

そして、コーラスを教えてもらう中だけでも、ミサトさんの歌が素敵過ぎて、それを聴くだけでも泣きそうって人もいたり。でも歌に感動してる場合じゃない、自分もしっかり歌わなきゃって頑張って歌ってくれました。

色々至らないことありましたが来てもらえてよかったです♪
なにより、ミサトさんの歌声を聴けたことが最高でした!

さて、次の日は雨も上がり、偶然、昨日来てくれたおばあちゃんと道でバッタリ。
「昨日は来てくれてありがとうございました。」
「え、行ってへんで。」
「えー、一緒に歌ってもらいましたよ?」
「ほんまかぁ。」
って、昨日の写真見せたら、思い出して笑ってくれました。
また、忘れるかもしれないけど、でも来てくれてよかったです。

京都北部の山あいの小さな集落にただ1軒の小さな百貨店から田舎の日常を書いています。子供達に豊かな未来を残すためにサポートよろしくお願いします!