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X68k Programming Series (#0) インストール
さて、
X68k Programming Series (#0) X680x0 Develop. & libc II
をインストールすることで、gccを導入することにします。
前回の
X68k Programming Series (#1) X680x0 Develop
は無かったことにするので、バックアップしておいたHDイメージファイル(SYSTEM.HDS)を上書きコピーして作業を開始します。
事前準備
READ.MEを見る
READ.MEを見たところ、
ディスク1を本体のフロッピーディスクドライブに挿入します。次にカレント
ドライブを今ディスクを挿入したフロッピーディスクに移動して,"SETUP.X"
を起動してください。後は画面上に出てくる質問に順番に答えていけば大丈夫です。詳しくは本文の方を参照してください。
とあります。
本は失われているので、ぶっつけでやってみます。失敗してもHDイメージファイルを戻せば良いので気楽なものです。
CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを待避しておく
とはいうもののCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATはバックアップしておきます。
md D:\LibC[Enter]
copy A:\CONFIG.SYS D:\LibC
copy A:\AUTOEXEC.BAT D:\LibC
![](https://assets.st-note.com/img/1677393302771-HQ2fyW45Li.png?width=1200)
このくらいで準備OKとして良いでしょう。
インストール
いざインストールします。READ.MEにあったとおり、FD0ドライブであるB:にチェンジして、SETUP.Xを実行します。
B:[Enter]
setup[Enter]
うーん、指示の通り、$${\fbox{1 2 3}}$$と入力して$${\fbox{Enter}}$$します。
![](https://assets.st-note.com/img/1677397149115-PyvvIWHYXd.png?width=1200)
インストール先は、ハードディスク上で、且つGCCというフォルダが良いなぁと思うので、$${\fbox{A:¥GCC}}$$とします。
![](https://assets.st-note.com/img/1677397183910-ZaS0UxLMYC.png?width=1200)
$${\fbox{Enter}}$$すると、
![](https://assets.st-note.com/img/1677397210110-Q0s0DdSDBI.png?width=1200)
ぞろぞろとファイルがコピーされていきます…
![](https://assets.st-note.com/img/1677397238562-qGg3mBEvDC.png?width=1200)
どうやら、AUTOEXEC.NEWというファイルに環境変数が保存されたっぽいです。
AUTOEXEC.BATの検討
作成されたautoexec.newを見てみましょう。
rem
rem *** created by gcc/libc installer ***
rem
rem AUTOEXEC.BAT に以下の記述を加えてください。
rem
set path=A:\GCC\bin;%path%
set GCC_AS=has
set GCC_LINK=hlk
set include=A:\GCC\include
set lib=A:\GCC\lib
set GCC_LIB=.a
set GCC_NO_XCLIB=yes
ははーん、AUTOEXEC.BATに追加すれば良さそうです。
X68000で編集するのは面倒なので、D:ドライブにコピーした後、Windowsのメモ帳で編集しましょう。
copy A:\autoexec.new D:\LibC[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398717079-yWY64DKQSQ.png?width=1200)
AUTOEXEC.BATとautoexec.newをメモ帳で開きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677398751711-VpYYZFqd04.png?width=1200)
赤い部分をAUTOEXEC.BATへ反映させます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677398783565-NjmC1ctQWo.png?width=1200)
ファイル名を$${\fbox{AUTOEXEC.GCC}}$$に、エンコードを$${\fbox{ANSI}}$$ で$${\fbox{保存(S)}}$$します。
![](https://assets.st-note.com/img/1677398804823-Sf6rzDwDAb.png?width=1200)
あちゃ、ファイル名がAUTOEXEC.GCC.txtとなっちゃいました。AUTOEXEC.GCCとリネームしてください。
作ったファイルをA:¥へコピーします。
copy D:\LivC\AUTOEXEC.GCC A:\[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398834370-IvJJyk8ZCm.png?width=1200)
さて、A:にあるAUTOEXEC.*を確認します。
A:[Enter]
dir AUTOEXEC.*[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398857793-zQwqpq9Owj.png?width=1200)
AUTOEXEC.BATをAUTOEXEC.ORGにリネームしましょう。
AUTOEXEC.GCCをAUTOEXEC.BATにリネームしましょう。
cd A:\[Enter]
ren AUTOEXEC.BAT AUTOEXEC.ORG[Enter]
ren AUTOEXEC.GCC AUTOEXEC.BAT[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398880410-ktchsNiA3T.png?width=1200)
X68000(XM6typeG)を電源OFF後、起動しましょう。
電源OFFを選択すれば、FDイメージを仮想的に自動でイジェクトしてくれます。
コンパイルしてみる
hello worldしてみる
前回Dドライブに作ったHELLO.Cをコンパイルしてみます。
ちなみにこんな感じでした。
#include <stdio.h>
main(){
printf("hello world\n");
}
では、コンパイル実行します。
gcc -O HELLO.C[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398900294-bvdfYQUloH.png?width=1200)
無事コンパイルできているか見てみましょう。
dir HELLO.*[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398920921-l3WzKS6ci3.png?width=1200)
おぉ、実行ファイル(xファイル)が出来てます。
では実行してみましょう。
hello[Enter]
![[Pasted image 20230225231907.png]]
![](https://assets.st-note.com/img/1677398943199-7X38YgqMYV.png?width=1200)
表示されました。
おそらく無事インストール終了です。
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