あまのじゃく男の戯言 #001
【売れないアイドルこそ正義?】
昔、ライブスタッフをアルバイトでしていた経験がある。売れないアイドルの現場で働くことが多く、ライブハウスのキャパは多くて1000人、しかも、十数ものグループでのフェスが多かった。
彼女らのSNSフォロワーは1000を超えていれば、万々歳であるくらいの知名度であったが、われわれアルバイトにも元気に挨拶をし、カッコいいとはお世辞でも言えないファンにも笑顔で対応する。
私は彼女たちを心から応援したい気持ちになり、彼女らの活動を気にするようになった。十数ものグループのうち、1か2のグループが世間的にも人気になり、SNSのフォロワーは100000も超えるようになっていた。
不思議なことに、売れていくと彼女らを応援したい気持ちはほぼなくなる。私しか知らないという独占欲なのか、親心からくる心配心なのかわからないが、売れないアイドルこそ"人"として魅力があると感じている。
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