あまのじゃく男の戯言#002

【人の強みは相対性尺度で決まる?】

私は理系出身で、研究が盛んな大学を卒業している。研究室に配属されると、日夜研究に励み、論文を執筆したり、学会発表したりするのが当たり前の大学だった。

そこでも私の、天邪鬼は顔をだす。就職活動に研究内容はほとんど関係ない(研究職以外を受けていたため)ことがわかると、周りが研究に打ち込んでいる中、人間性を磨く目的でアルバイトに打ち込んだ。

今思えば、研究で優秀な賞をとっている周りの人間に対して、"私も研究に打ち込んでいれば、それぐらいできた。でもアルバイトに集中しているから…"と言い訳を作りたかったのかもしれない。

今、理系の研究畑出身の会社で働いている。ほとんどの社員が、私が羨望していた研究に打ち込んでいたタイプだ。アルバイトとして、多様性あふれる人間と働いていた時に身に着けた、"人間力"は存分に活かされていると信じたい。

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