また会おうね
家族の、大切なひとが亡くなりました。
あまりにも突然のことで
悲しみを通り越して「悔しい」と言う家族を宥めながら、ずっと涙が止まらなかった。
私は1度しか会ったことがなかったけれど
とても明るく、とても忙しい人だった。
普通に毎日はやってきて、私は仕事に行く。
好きなラジオやテレビもチェックする。ご飯を食べる。
でも、ふとした瞬間に、悲しくて涙がぼたぼた溢れた。
大好きなアンジェラ・アキの曲「レクイエム」で何度も繰り返されるフレーズがずっとこだましていた。
生きてる時に 言えばよかった
突然すぎるが故に、家族はありがとうも大好きだよも何も言えなかった。
いや、常日頃伝えてはいたと思うけど、、でも、、、、
最後に会いたかっただろう。
声をかけたかっただろう。
手を握ってあげたかっただろう。
何も叶わなかった。
そこでふと、夢に出てきてくれないかな?と思った。
夢でもいいから、幻でいいから、会わせてあげたい。
どうかどうか、私の家族の夢に出てきてくれないか。
頻繁にあっていた訳じゃないけれど、偶然の出会いから長く続いた関係だった。いつも2人は楽しそうに話していたし、笑顔だった。
だから「なんでそんな早くにいってしまうの!」と、泣き喚く私の家族に「ごめんね、ごめんね、また会おうね」「ありがとう」と言っている2人の姿が容易に浮かんで、また涙が止まらなくなった。
この寂しさはきっと当分続くと思うけど
時間とともに癒えていく、と、信じている。
そうであって欲しい。
いない日々が普通になることが悲しいし、後悔しないように生きてても、突然何があるか分からないすぎて、正直つらいよ。でも、ちゃんと受け止めたい。
そして当たり前なことにこそ感謝しようと、改めて思った。忘れちゃいけない、大切な気持ち。
ちゃんと伝えなくちゃね。伝えていこう。
一緒に楽しめて、家族みんな幸せでした。
ありがとう。忘れないよ。
また私にも会ってください。また会おうね!
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