ヤンキー考⑤~女子編~

こんにちは。ゆりりうすです。
この間、車椅子ユーザーの人が映画館で…っていう話を書いたら、なんとビックリ！ゆりりうすブログ史上１番スキがついて、今人気記事の4番目にいます。
嬉しい！色んな人に読んでもらえているのだ、と大感謝です。
そして、最も嬉しかったのはスキをつけてくれた人の中に車椅子ユーザーの人がいらして、嬉しさと身の引き締まる思いをしました。
皆さま、ありがとうございます。
さあ、今日こそ｢ヤンキー話｣を。
そして、総括、まとめですね。
でも④で結構ハードなことを書いたので、今日は緩めの話です。緩めと言っても、◯っぺと私なので、どこまでが緩いか分かりませんが。
実は、◯っぺとゆりりうすは誕生日が３日しか違わないのです。2人共乙女座。もっとも私の娘に言わせると、
｢2人共、獅子寄りの乙女なので、乙女座とは認めない！｣と言われました。
どうせ、荒々しい乙女だよ！ガウガウ！
ちなみに娘は乙女座ど真ん中の乙女なので、威張っています。
ふーん、だ。
まあ、その荒々しい2人の若かかりし頃の話です。
ある夏、みんなで南熱川に合宿に行きました。一応、軽音の合宿です。
何十人で行ったかな？かなり大人数。
でも、夜になると大体３つのグループに別れて、
1グループは、恐い話。
2グループは、エッチな話。
3グループは、モノポリー。
と、ど定番中の定番をやっていましたね。
その合宿で、◯っぺと温泉に入りに行きました。珍しく、建物の上の階に温泉があって、小さいけど、片側がガラス張りで海がよく見えました。
しかし、その日は台風の真っ只中だったので、荒れ狂う海を見ながら、素っ裸でガラスに張り付いて見ていました。
◯っぺと私は、見た目が正反対です。
私は、色黒、小さく細く胸もなく、剛毛。
◯っぺは、色白、背丈は標準、わりとボリューミーな身体で大きな胸、薄い体毛。
温泉でしみじみ見てしまいました。
いいなー、です。
で、私が温泉から出て、洗い場に行き、◯っぺが温泉に入った途端、温泉のお湯がザーっと流れて来て、ゆりりうす、イスに座って頭を洗っていたのですが…流されました。
｢わーっ！｣一瞬洪水かと思ったよ。
｢◯っぺ、何するんだー！｣｢ごめん、ごめん。こんなに溢れるとは思わなかった。｣2人でギャーギャーうるさく入っていました。
また、私が温泉に入り、今度は◯っぺが洗い場で頭を洗い始めた時！
いきなり◯っぺの動きが止まり、ドスのきいた低い声で、
｢何見てんだよ！｣と言いました。
ゆりりうすは、目がまん丸です。
｢えっ、何？｣
すると◯っぺは、隣の男性用温泉との間に少し隙間があって、そこから男の子達が覗いていた、と言うのです。
驚いて黙ると、男性用が不自然に静か。
覗かれていたのか！！ちっとも気が付かなかった！！
でも、覗いた男の子達も驚いて、度肝を抜かれたんじゃないだろうか！
ゆりりうすは全く気が付かず、迂闊にスッポンポンでガラスに張り付いていたよ。まっ、でも私の身体は見ても楽しいものではないので、◯っぺ狙いか？
そのまま、2人で果てしなくダラダラと温泉に浸かっていたら、トビラが｢ガラリ｣と開いて、Kちゃんというモデルもやっている女の子が入って来ました。
◯っぺと2人で目を見張る！
モ、モデルってやっぱり裸もすんごくキレイで、2人は何となくスゴスゴと温泉を後にしました。
その子は、ハードコアパンクスのCちゃんの彼女で、合宿について来ていたのでした。とってもいい子で、合宿中に益々仲良くなったなあ。
その時だったかな、湯上がりにゆりりうすがパッパと髪も顔も適当にしていたら
｢ゆりりうす、化粧は別にしなくてもいいけど、基礎化粧だけはちゃんとやっておきな。｣と言われ、
その日以降、今日に至るまでゆりりうすは、化粧は相変わらずしていないけど、基礎化粧だけはキチンとやっていたので、年齢の割には崩れの少ない顔になっている。なっているはず。なっているんだ。
これも、◯っぺに言われたからです。
そうだ、さっき書いたけど、◯っぺは胸が大きいのだ。
今ってそういう事を言ってはいけないみたいだけど、その頃は男の子も女の子も胸の話題は、必ずしていたと思う。
女子高時代のゆりりうすは、友達に見てもないのに
｢洗濯板に干しブドウ｣と言われて、怒ったことがあります。洗濯板はともかく、干しブドウはひどいと思う。
◯っぺは、当時でFカップくらいあった。ゆりりうすは、寄せて上げて、ギリBカップだった。
ある日、部室で2人でいた時に
｢いいなー、◯っぺは胸が大きくてさー。｣と言ったら、
｢いいことなんか何もないよ。このサイズだと、普通のブラジャーは可愛いのがなくて、オバサンが着けるようなものしかないしさー、可愛いのはブランド物とか外国のだから高いんだよ、そっちの方が、色々可愛い色や柄があって羨ましいよ。｣
と答えていて、もしかして私に気を使ったのかな？優しいなあ、◯っぺは。と１人ニタニタしてしまいました。
それから、5円玉の話。
◯っぺに｢昔、喧嘩をしていたんでしょ？やっぱり剃刀とか使うの？10円玉とか挟んでさ。｣と私が聞いたら、
｢いや、私は10円玉じゃなくて、5円玉だったよ。｣と言うので、
｢何で？｣と質問したら、
｢5円(ご縁)がありますように、だよ。｣
って楽しそうに答えていたけど、いや、そんなご縁いらないから！
大学を卒業してからは、１度、その当時◯っぺが付き合っていた人と、もう１人男の子、◯っぺ、私で、デートしたことがある。
場所は新宿だったかな？ゆりりうすが絶賛大失恋中だったので、みんなに色々気を使ってもらっていた時期です。
私と◯っぺが並んで座っていた所に、何かが飛び出して来て、2人の膝の上を通ったんですね。
どうやら、ネズミだったらしいんだけど、向かいに座っていた男の子2人が、｢キャッ！｣とか｢あっ、ネズミ！｣とか黄色い声で悲鳴を上げていたから、何かカチン！と来て、2人で
｢ネズミぐらいでギャーギャー言ってんじゃないよ！｣
と絡みました。すみません。2人共ちょっと酔っていました。
それから、◯っぺが結婚して、新居に後輩の男の子と遊びに行ってから、連絡は取っていたけど、ずーっと会っていなくて、一昨年20代の頃以来、久し振りに2人で会うことにしたのです。
これには、ちょっとキッカケがあって、旦那の高校時代の友達で、画家の人が亡くなっていたのを、旦那がSNSで知って、しかもずいぶん経っていたらしく、ショックを受けていたので、私も友達にはちゃんと会わなきゃいけないな、と思って本当に久々に会ったら、◯っぺは痩せていました。
｢んっ、◯っぺ痩せた？｣
と聞いたら、彼女は大きな病気をして、今も治療中とのことで、やっぱり会って良かった。
会わなかったら、◯っぺは病気のことを言わなかったと思うと、これから毎年会おう！ということになりました。
新宿のアルタ前で｢ガシッ｣と抱き合っちゃっよ。
これから、2人でお婆さんになっても、赤い髪やピンクの髪のハデハデないかした格好をして、長生きして若者の度肝を抜いてやる！と誓うのでした。
何しろ、今、◯っぺは酒もタバコもやっていなくて、子育て(3人共成人している)、家事、仕事、親の面倒と本人も言っていたけど、
｢今、人生で１番真面目だ。｣
そうで、それはゆりりうすも同じことで、2人共、今１番真面目に生きています。
これで｢ヤンキー考⑤~女子編~｣は終わりです。まあ、もうまとめなんだけど、昔のヤンキーは、本物のりこうなヤンキーは、たぶんみんな今、真面目に生きているんだと思います。
それより、ゆりりうすが恐かったのは、ゆりりうすがこのブログの原稿(そう、私はイチイチ原稿を書き出してから、打ち込みをしています)を書いている某コーヒーチェーン店の隣の席の若い女の子3人の会話が…
ビックリして、思わず顔を見ちゃったけど、３人共可愛くて、洋服も白いワンピースを着て、髪の毛もキレイに巻いていて、話の内容ではどうやら高レベルの大学生らしい。
しかし、話している内容が…人でも殺すのか、あるいは誰かを陥れるかという物騒なことを明るく話していて、80年代のヤンキーより闇が深い！とゾッとしました。
今、ヤンキーはほぼいないけど、それよりもっと恐いことが起こっているのかも知れない、と思いました。
以外と闇バイトをする人も、ごく普通の外見なのかも知れない、と思いました。
ヤンキーを追い出した結果が、より深く、恐い方へ行っているんだとしたら、この国、かなりピンチです。
大人も子供もピンチな国なのに、平和だ、なんてとても言えないゆりりうすです。何かメチャメチャ病んでいるよ、この国。