ゴールデンウィークの間の休みねえ

こんにちは。ゆりりうすです。
この間、Adoの「唱」を歌いながら、家の階段を降りていました。
私の中では、あれはカレーのイメージの歌です。カレーと言えばインド。なので、歌いつつ、首を左右に揺らしつつ、ついでに手の振り付けもして、ご機嫌でした。
その様子をしばらく眺めていた、長男が放った一言がこれ。
「幼児が高熱を出した時に見る、悪い夢みたいだ。」
ひどいと思いませんか。何と言う例えだ。
プンプン!
さて、ゴールデンウィーク中ですね。
お子さんがいらっしゃる方は、この間の平日を学校に行かせるか、それとも休ませるか。
悩みどころです。
お家によって色々でしょうね。
10日間、何処かへ行くから(今、少ないと思うけど)、丸々休ませる派。
いやいや、間の平日はきちんと授業を受けなさい派。
逆に休まれると、家で仕事をやっていたり、介護はたまた育児をやっている人は、学校に行ってもらいたい派。
ゆりりうすは、どうしていたかな?
基本、私は家で仕事をしているけど、息子達の時も、今、現在進行形の娘も、平日は学校に行かせていた、というか、本人達が休みたがらないので、行っていましたし、行っています。
もー、娘なんかすごい真面目だからね。
私自身は、「カメハメハ大王」の歌じゃないけど、風が吹いたら遅刻して、雨が降ったら、お休みで~、と全然真面目に学校に行っていなかったなあ。
と言っても、それは高校の話で、中学の時は、心と体の健康の為に、年間10日は自主的に休んでいました。
逆に、大学は休みが多かったので、つまらなかった。大学面白かったので。
じゃあ、小学生の時はどうだったか、というと、概ね真面目に通っていたけど、母がね、なのである。
ゆりりうすの家は、ゆりりうすが小学2年の冬からスキーを始めて、冬休みと春休み、年2回は家族と絵本作家の仲間の家族で、スキーをしていました。
絵本作家なんてね、みんな魔女や魔法使いの集団みたいなものだから、その子供達は、みんな苦労しているのです。
だって、学校は普通の人間の学校なので、親が魔女とか魔法使いとか、ばれたくない。
なるべく、みんなに合わせている。
けど、ここで集まる子供達は、みんな人間以外の子供だから、それぞれそうだから、ここでやっと、本来の姿になれるわけ。
いや、私達は人間なんだけど、学校に行っている時みたいに、変な気を使わなくていいっていうさ。
で、まあスキーの時は、ゆりりうすの兄と、西内ミナミさんの長男が年長だったので、2人の号令のもとに、みんな楽しくやっていました。10人以上いたかな?兄達は、大変だったと思うけど。
だから、スキーの時の部屋割りは、大人部屋と子供部屋に完全に別れていたんです。
基本、大人は子供の面倒を見ません。
時々、大人部屋に用事があって、入って行くと、大酒を飲んでいる魔女と魔法使いを見てしまう。
「サバトか?」
急いで子供部屋に帰ります。安全地帯に行かなければ。
冬休みはいいんですよ。年末年始、みんな大人も仕事を終えて、子供達も宿題を持って、みんなでそれをやりながら、ワイワイしていた。
問題は、春休みのスキーですね。
春休みの頃に休みを取れない大人が多くて。
じゃあ、どうするかというと、2月に1週間くらい、子供達に学校を休ませる。
他の子供達がどうしていたのか、分からなかったけど、我が家では、母が学校に
「社会科見学です。」
と、堂々と言っていました。
先生によっては、驚いて
「あのー、スキーを社会科見学っていうのはちょっと…」
などと言おうものなら、母は
「じゃあ、先生、これが社会科見学ではないという定義は何ですか?」
と、先生を追い込み
まあ、先生は首を縦に振らざるをえない。
もうほとんど脅し。
時は、1970年代。よくやっていたと思う。
ところが、子供側は、小学生のうちは、それでいいんだけど、中学になると、勉強の進み方が早くなるので、1週間も平日に休むのは、難しくなる。
なので、中学に入ってからは、母に
「平日はやめてください。春休みにしてください。」
と頼んで、母は仕方がないな、と春休みにスキーに行くことにしてくれました。
しかし、子供の方からそれを頼むなんて…
ね、彼女ら、彼ら人間の感覚、というか、日本人の感覚ではないでしょう?
そのくせ、自分は
「学校をズル休みしたことない。」
なんてぬかすので、何をいわんや、である。
一事が万事、こうなんだよ!
皆さま、作家の親いいな、なんて思わない方がいいですよ。
遠くから眺めているくらいで、ちょうどいいんです。
普通にとっても憧れていました。
とはいえ、家の子供も私が絵本作家になってしまったので、きっと苦労しているんだろうな。
他人事の様に言ってしまう、ゆりりうすでした。

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