世界的
もう需要と供給がすごい個々になっているというか、「みんなで同じものを見る」というよりは「みんなそれぞれ好きなものを見る」という感じに、
世の中良くも悪くもなっていると思います。
「グローバルアイドル」というコンセプトはここ何年もの間そこかしこで良く聞きますが、
そのワードを使うとやはりどうしても
「アメリカ、ビルボードチャートイン」
という縛りがついてきてしまうような気がしますが
世界的な知名度がある、という事の価値が私はもともと良くわからないです
(もちろん、良い音楽、ステージをしても誰も見ていない、全く食べていけないというくらいにマイナーというのはさすがによろしくないだろうと思いますが
基本的に、良い音楽をして、それを好いてくれるファンの方が一定数いて音楽を続けていけるなら十分と思うし(競争の厳しいk-pop界ではまずそれが難しいのはわかっていますが)
それに、別に某大国のチャートに入るグループはわずかでも、
現実k-popのファンは世界中にいるので
すでにk-pop自体はずっと「グローバル」だと思います)
またバンタンさんの会食ですがそれを見て「まず音楽ができる、ステージに立てる、自分達を好きで応援してくれてお金を払って見てくれるお客さんがいる、が一番ではないか」その思いが強くなったというか
今若い練習生さん達はバンタンさんに憧れている子達も多いと思いますし
でもそれは
もちろん、
彼らがあまりにもわかりやすい結果、数字を出した
という事もあるかもですが
それ以上に
そもそもの彼らのステージのエナジーや完成度の高さ
だと思います
もちろん、その上で結果も出したからなおのこと、というのもあるだろうにしても
でも
会食で、僕らの言いたいことはこの曲に入っている
と言っていた歌に歌われていたのは
「僕らはただ音楽が好きなんだ」
なので
そういう事だとおもいます
世界的、世界的、と言いますが
もちろん音楽でなくても何かのジャンルで
「トップクラスの、世界的な実力を持つ。」というのは素晴らしいことですが
それはあくまで技量とかの話であって
知名度とかは関係ないと思います
そのすごさを多くの人が知っている
という事でなく
ただただ多くの人が「名前だけは知っている」
「どうやらすごい人らしいよ」という事を知っている
は
もうあまり意味がないのではないかと思います
私の母はバンタンさんがニュースが出る度に、新聞にのるたびに(普通のニュースに取り上げられるほどに有名人なので)
バンタンさんの事を聞いてきますが
2017年に、こちらのマスコミでめっちゃ叩かれていたグループ
と
どうやらアメリカで1位を獲ったグループ
と
兵役が免除になるかも知れない(ならないと思いますが、ニュースではそういう事を良く取りざたされていた)グループ
と
このたび活動を休止する事になったという事がニュースになったグループ
が
同じグループだということに全く気づいていませんし
それは興味がないのだから仕方ないとしても
結局
私は家でよくK-POPの映像を見ているのでそれを家族も見ていますし
その流れでバンタンさんを見ている事もありますが
バンタンさんの曲やステージに反応したことは
1度もないんですよね
知名度が上がれば彼らの良さを知る人が増えるきっかけになる、
とは、もちろん思いますが(それはもちろん!!)
そうじゃなく、「何となく名だけは知ってる人」がどれだけ増えても
当の彼らに良いことはあまりないと思いますし
同じ世界的でも
世界的な実力を持つ
と
自分をなんとなく知っている人が世界に沢山いる
は
全く違う事だと思うので
私はもし何かの専門職があって、もし何かを目指すとしたら前者を目指したいなあと思います
世界的なレベルの何かを持っていれば
仮にわかりやすい数字とかには繋がらなくても
それ以上のもの
例えばそもそもその事をする喜び、楽しさ
上達の喜び
同じ道をゆく仲間と出会える喜び
そういう仲間と新たな試みをする喜び
自分の仕事で幸せになってくれた人から感謝や愛や応援を貰う喜び
等々
には必ず繋がると思うので