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A#6 アメリカで解雇されました:エピローグ

前職から解雇されはや半年が経ちました。ついに前職のビザも失効し、日本に家族ともども帰ってきております。日本に帰ってきて、円安も相待って日本では何を買っても安く、収入がなくなった身としてはとても住みやすい国に来たなと感じます。健康保険も手厚く、弱者に優しく、強者には険しい国に感じます。

この半年はアメリカではよくガーデニングリーブ=庭作業をするための休暇、と言われ、仕事を辞めた後は次の職探しや療養のため暫く休んで旅行に行ったり自分の人生を見つめ直す時間として使う方が多くいらっしゃいます。

ちょうど近所にいた年が近く、息子がうちの子供と同級生の方も去年末にレイオフされ、ほぼ同期間職探しをしていました。我々の共通点は今までより子供の世話により多くの時間が使え、朝と昼の学校の送り迎えが歩いてすぐだったこともあり度々よくお互いの進捗について話しました。

日本では「無職」であったり、「解雇された」というのは何かその人が能力がない、または何か会社で悪いことをした、というような意味合いが強く、偏見があるような気がしますが、アメリカでは「ちょっと残念なことがあった」程度のもので、軽い交通事故と同じような感じです。みんなその現実を受け止め、普通に起き上がり、自分の趣味や家族と時間を過ごしながら次何を本当に自分がやりたいのか、今までやってて今後やりたくないことはなんなんのかをよく考えて次のステップに漕ぎ出します。

私もここの半年で最初は仕事探しから始まったものの、一定の結論を自分の中に見出し、自分にとって大事なことを優先する選択をし、自分で責任とリスクを負い、戦略的な一歩に打って出ようと思います。次回はそのことについて書こうと思います。

乞うご期待!

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