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さつまいも、収穫準備。

昨日、さつまいもの収穫準備をしました。

今年は『紅はるか』『シルクスイート』『七福』の3種類。

最近の焼き芋ブームで『紅はるか』『シルクスイート』は多くの方に知られていると思いますが、『七福』は聴いたことが無い人も多いと思います。

僕も初めて知りました。

七福は明治33年に広島県の久保田勇次郎氏によりアメリカから導入。

何と、アメリカの品種だとは!

九州、四国、瀬戸内に広く栽培されて、戦時中2万5千haに達する。

西日本ではメジャーだったんですね。

イモは扁平に近い短紡錘形で、外皮は黄白色、肉色は黄、掘り取り時の肉質は半粉質。貯蔵後は急に粘質となる。

そうなんですよ!取り合えず焼いて食べてみたんですが、物凄いパサつきだったんですけど、焼き芋を少し置いておくと少ししっとりしだしたんですよね。貯蔵が大事。

萌芽性は中程度であるが萌芽数がやや少。地上部の繁茂は中程度で乾燥地帯に適する。

僕の畑はもともと田んぼだったので、水分が多かったせいかイモが割れてしまいました。でも、この芋、苗を使って次は畑に合った芋を作りたいですね。

耐病虫性は中からやや強で、貯蔵性がよい。

貯蔵性が良いと言っても環境が悪ければ腐りますから、しっかりと管理せねば。

九州の方では基腐病で大変な事になっているようで、今後、さつまいもの苗さえ希少なモノになってくるでしょう。

サツマイモ基腐(もとぐされ)病とは

2018年に沖縄県、鹿児島県、宮崎県の3県で発生が確認された国内初の新病害です。
2020年以降、国内での発生が相次ぎ、熊本県内でも発生が確認されています。
海外では適切な衛生管理が行われていない農地や貯蔵施設で問題となっている病害で、近年、東アジアでは、台湾や中国、韓国で次々に発生が確認されています。
この病害は、苗伝染、土壌伝染性の糸状菌で、宿主はヒルガオ科植物全般になりますが、栽培作物では甘藷のみです。
水の停滞しやすい場所での発病が多くなっています。
発病したつるや塊根(いも)を植えることで広まり、害虫などによる傷によって菌の侵入が助長されます。
感染した塊根は収穫時に症状がない場合でも貯蔵中に腐敗することがあります。
病原菌は土壌中では長く生存できないとされていますが、土壌中の植物残渣上で越冬し、翌年の伝染源となります。
症状
地面近くの茎が黒く変色し、茎に近い部分の塊根(いも部分)が腐敗します。
被害が進行すると、茎の上部及び塊根全体に腐敗が広がり、乾燥して固くなり、株が枯死します。
既知の病害であるサツマイモつる割病に症状が似ています。
サツマイモつる割病は、茎の一部または全部が枯れ、地面近くの茎が縦に裂けたり、茎が割れずに黒褐色に腐るといった症状が見られます。

大津町HPより引用

このような事が日本全国で起こったならば、さつまいも自体が絶滅しかねません。

出来得る限り、種や苗を個々で保存、繋いでいくことが大事だと思います。

勿論、パテントがある(特許)ものは種や苗はダメですが、固定種はしっかりと繋いで、リスク分散をしていく必要があると思います。

まぁ、病害は化学肥料や農薬を使いまくったせいもあるのかな…

詳しいことは分からないので、何とも言えませんが農家さんたちも戦々恐々だと思います。

多くの方が職業農家ではなく、兼業農家、いや、農業を当たり前のように行う国になって欲しいなぁと思います。

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