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ウルトラマンタイガ がもっと見たかった!惜しい!惜しすぎる!映画の前に行う個人的な振り返り

ウルトラマンタイガ が終わって一ヶ月、振り返りを行おうかなと思います。
https://m-78.jp/taiga/tv/

ウルトラマンタイガ 、個人的にはとても楽しめました。

ウルトラマンタロウの息子であるウルトラマンタイガ
しっかりと令和一発目を飾れていたかなと思います。
タイタスフーマなどもキャラが立っており、ヒロユキのなかで行われるウルトラマン 同士の掛け合いなど今まで見たことがない新鮮な描写でしたね。

E.G.I.S.の面々もキャラクター配役共にとてもよく、ヒロユキは好青年であり、ほまれ先輩は面倒見がよく、カナさんは「護国聖獣伝記」はもう調べなくていいんですか?といった印象でした。
E.G.I.S.の中では、特に旭川ピリカ役の吉永アユリさんとても好きです。
インスタLIVEまたやってほしい。


ちょっと待て!情報量が多すぎる!

これはウルトラマンタイガ の情報が出た時に、結構多くの人が感じたことなんではないでしょうか?

https://m-78.jp/news/post-5073/

へー、令和最初のウルトラマンは、タロウの息子なのか・・・


・・・・



へ?タロウって息子いたの??(数年前のデジャヴ)

え?タロウ教官?永遠の末っ子、メビウスの教官役、ギンガの導き役だったタロウさんが?え?で、しかも一緒に登場するウルトラマンが、タイタスとフーマっていうのがいて、タイタスは、あの "誰もが知っている" ウルトラマンジョーニアスと同じU40出身で、フーマはウルトラシリーズ50周年を飾ったオーブや、一昨年前のR/B組と同じO50出身で、しかも劇場版R/Bで散々荒しやがったトーーーーーーレーーーーーーーギーーーーーアーーー、お前はタロウの親友だったのですか????

という最初の情報解禁は明らかな情報過多でした。

そんな希望に満ち溢れた情報が大量にあり、そりゃ期待値は大きくなりますよね。

ヒロイン交代劇などもありましたが、無事に乗り切って7月を迎えてくれたと思います。

物語のテーマは「多様性」

OPでのナレーションでもあるように、ウルトラマンタイガ の一番のテーマは「異なる星、種族間が一つの場で存在するための”多様性”」ですかね。

実は地球にはすでに多くの宇宙人が暮らしており、その宇宙人たちと地球上でどう暮らしていくか。

この多様性というのはトライスクワッドの「生まれた星は違っていても 共に進む場所は一つ 我ら――トライスクワッド!」というセリフでも、異星間の人物が一つのチームでどう協力していくか?という、多様性がテーマとして強く押されているように思えます。

私の個人的なイメージとしては「多様性」=「共存」と捉えても良いのかなと思います。

個人的には全編を通して、このテーマをもっとじっくり描いて欲しかったです。
もちろん個々のエピソードに、ポイントとしては散らばって描かれていたのですが、個人的な感想としては点として存在していただけで線には繋がらなかった印象です。
最終回がピリカ回だったのは嬉しかったのですが、物語全体のテーマを急ぎ目に最後の2、3話で纏めていったイメージでした。

地球における多様性、異星人との共存というテーマは、ウルトラマンの「侵略者を射て」でハヤタ隊員が異星間移住について言及したり、帰ってきたウルトラマン の「怪獣使いと少年」、ウルトラマンティガ の「オビコを見た」など形は違えど、様々な見方、描き方、結論でウルトラシリーズの長い歴史で幾度もなく描かれていますね。

それだけに令和のこの時代で、もっと違う描き方、表現の仕方、ましてや今回は番組のテーマとして大きな一つであるならば、もう少し「多様性」もしくは「異星間の共存」という問題に対して明示的な答えを見たかったなと思いました。

最後にE.G.I.S.にヴィラン・ギルドのマーキンド星人が加わる流れはとても好きなんですけどね。E.G I.S. も最終的にはとても多様性に富んだチームになったと思います。
(というか、マーキンド星人がウルトラセブンXの頃からとてもお気に入りです)


久々に主人公が所属する組織があるのが嬉しかった

主人公が所属する組織があったのが嬉しかったです。
ウルトラマンX以来?

オーブは風来坊でSSPからはほぼ独立していたし、
ジードは秘密基地で仲間と一緒に立ち向かうだけで、特定の組織に所属していたわけではない。
R/Bは組織ではなく、あれは家族でしたね笑

そんな中、タイガに変身するヒロユキはE.G.I.S という民間の警備会社に所属していました。
やはり組織に所属していると、怪獣・宇宙人がらみの事件が案件として転がり込んでくるから、ストーリー展開に無理がありませんでしたね。

またE G I.Sのメンツとの絆も描かれていて、とても良かった。

タイタス、フーマの活躍が僕はもっと見たかった

ウルトラマンタイガ もっと見たかったです。
特にタイタスとフーマの活躍がストーリー展開的に少なかったなといった印象がありました。

仕方がないことなのですが、タイガに強化形態が集中しましたね。
最初から高望みはしていなかったのですが、まぁ仕方ないっちゃ仕方ない。
かろうじての救いだなと感じたところは、フォトンアースやトライストリウム登場後も、タイタス、フーマにも変身してくれるヒロユキGood Jobとういところでした。

ただその分ストーリー展開で救ってあげて欲しかったです。
タイタスの因縁の敵としてU40由来の強敵を出すとかさ、
フーマは一時的に仲違いして離脱するとかさ、
ウルトラマンダイナ「決断の時」のようにさ、
少数の命と大勢の命どちらを優先するか?みたいな答えが出ないような事案に対して、タイガ、タイタス、フーマ三者で意見が対立してしまうとかさ、
そう言ったストーリー展開があっても良かったかなと思いました。

トライスクワッドがTVの時点で既に結成されているので、トライスクワッド間のゴダゴダなどのストーリーはTVで描くつもりはなかったんでしょうね。

トライスクワッド3人の過去の深掘りはボイスドラマ。
トライスクワッド結成のお話は、EXPO LIVE。
ウルトラマンタロウとタイガの絡みは、ウルフェスなどのイベント、及び今度の映画でも少し書かれるのかな?
タイタスとジョーニアス、フーマとO50組の絡みもイベント。

そう言ったように区切られているかのようでした。

しかしせっかくなら、もっとたくさんTVで上記要素をふんだんに盛り込んで欲しかったというのが素直な感想。

タイタスを助けに来るテレビで活躍する実写ジョーニアスとか、やさぐれたフーマを諭しに来るガイさん登場とかいう展開があってもよかったなと思ったんですけどね。(妄想乙)


ウルトラマンタロウの親友だったウルトラマントレギア

タイガに触れるなら、やはりウルトラマントレギアにも触れなきゃダメですね。
全編を通して悪役を演じてくれていて、THE☆悪役 と言ったキャラクターでいてくれていました。

同じM78出身で闇堕ちしたベリアルとはまた違う印象を与えてくれましたね。
これはトレギアの人間態を演じてくれた七瀬 公さんの演技によるところもありますかね。
あれだけ不気味に表現してくれたところはトレギアの印象をまた変えてくれたと思います。

ただ、一つ不満なのがトレギアが何故闇堕ちしたかが分からない。
ウルトラ一族で生まれながら、闇堕ちしたバックボーンがまだしっかりと描かれていないんですよね。
ここら辺の宙に浮いている部分は映画で回収してくれるのかな?


しかし、ウルトラマンケン(ウルトラの父)の戦友だったベリアルは闇落ち。
ウルトラマンタロウの親友だった、トレギアも同じく闇落ち。

なんだ!この友人が闇落ちする家系は?

ウルトラマンタイガの友達は大丈夫だよね??
数年後、タイ○スさんやフー○さんが、闇落ちしていないことを切に祈ります。


まとめ・最後に

ウルトラマンタイガ は令和をかざる作品としては、とても良かったんじゃないかなと思います。
令和一作目、タロウの息子、それらの肩書きを背負って現れましたが、なんとか無事にTVシリーズ完走してくれたと思います。

さぁ、あとは3月公開の劇場版ですね。
劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス
https://m-78.jp/taiga/movie/

今からとても楽しみです。


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