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「君たちはどう生きるか」を見てきましたよ

どーも。ばぁどです。

特撮作品が好きな人です。
いやー、ゴジラ-1.0、アカデミー賞受賞おめでたいですね。

ゴジラ-1.0は公開初日に観に行きまして、マイナスカラーも見まして、大変満足でした。個人的にはシン・ゴジラの方が好きかなという感じなのですが、大変名誉ある、歴史的な快挙であるゴジラ-1.0のアカデミー賞素晴らしいですね。

さてはて。今回は、劇場で「君たちはどう生きるか」を見てきました。ゴジラ-1.0は劇場で二回見ているので、今回はジブリ最新作である「君たちはどう生きるか」ですね。

ジブリは、サブスクにはあまり入らないというのは知っています。
で、ジブリのDVDを買うほど、ジブリに熱心ではありません。
と、いうことはですよ。アカデミー賞を受賞した「君たちはどう生きのか」を見る機会というのが、テレビ放送でのノーカット放送を望むしかないのです。そんな受け身な形で、アカデミー賞受賞作品を見るのは嫌だなと思い、アカデミー賞効果で、映画の枠が増えたであろう「君たちはどう生きるか」を劇場で見てきました。

僕にとってのジブリ作品

一番思い入れのある作品は、隣のトトロですかね。

https://www.ghibli.jp/works/totoro/#&gid=1&pid=50より引用

子供の頃から、VHSが家にあり隣のトトロを擦り切れるほど見ました。おそらくテレビ放送されたものの録画なのですかね。今は見ない昔のCMと一緒に隣のトトロを楽しんだものです。

その後ナウシカやもののけ姫は、なんだかんだ見ていますし、千と千尋の神隠し、猫の恩返しあたりは劇場で見ました。
最後に劇場で見たジブリ作品は「崖の上のポニョ」だったかなと思っています。

崖の上のポニョ以来の、ジブリ作品が「君たちはどう生きるか」でした。

https://www.ghibli.jp/works/ponyo/#&gid=1&pid=24より引用

また、特撮好きの自分としては、ナウシカの巨神兵は思い出深いですね。2012年および、エヴァンゲリオンQで同時上映された「巨神兵、東京に現る」なんかも思い出深いです。

「君たちはどう生きるか」を見て

劇場で終わった後に、隣の人や、周りの人が呟いていた言葉がありました。

「むずい・・・」

いや、そうですよねー。非常に難しかったです。

とはいえ、久々のジブリ作品。至る所にジブリ作品らしいところがたくさんありましたね。

まずは冒頭の主人公のマヒトが、東京で空襲に遭うシーン、主人公マヒトが、というよりは母親が入院している病院が空襲に合うシーンですね。特にマヒトが階段を登るシーン。まさにジブリ作品のような疾走感。あのシーンは圧巻ですね。他のアニメ作品では見れないような躍動感を久々に感じることができました。

また空襲が起きた街の中で、必死に母親が入院している病院へ駆けつけようとする主人公マヒト。この時にマヒトと炎以外がモノクロな描写というのが、非常に心に残っております。

アニメ描写というところでいうと、中盤以降のインコのシーンですかね。
ジブリ作品らしく、インコの動きがそれぞれ異なっている。
千と千尋の神隠しのラストで、豚になってしまった両親を当てるシーンを彷彿させるお祭り感。こういう賑やかなシーンや躍動感あるシーンを見ると「ジブリ映画を見ているなー」と思わせてくれますね。

https://www.ghibli.jp/works/chihiro/#frame&gid=1&pid=47 より引用。大当たりの場面。

なんか、映像描写に関しては久々のジブリ作品だったのですが、階段を登る躍動感や、以前と変わらないジブリのお祭りシーンなど、ジブリ作品の技術の集大成だなと思いました。

テーマとしては、やはり戦時下というのが一つありますね。宮崎駿監督、やはり戦時下というところのテーマというのが好みなのですかね。最近伝えたいテーマというのが、戦時下から得たものだと非常に感じております。「風立ちぬ」なんかも、どこかで見たいな。

テーマとしては、「母親と子」がテーマなのですかね。
母親が子に抱く愛情というのは、特別なものがあります。
そんな実の母親と、後妻の母親と子の話。
マヒト自身にとって母親は一人ですよね。それでも、父親の再婚という事実があり、新しいお母さんという概念が出てくる。
この複雑な家庭環境を受け入れることができないマヒト。
その心の隙をついて、青鷺が異世界へと誘ってくる。

この誘い方なんかも非常に難しいし、なかなか分かりにくくなっているのですよね。全体的に難しい作品だなと思いつつも、現代に必要なテーマがある作品なのかな?と、ほんのり思いました。

第二次世界大戦とどのように向き合うか

社会人になってから、第二世界大戦もしくは太平洋戦争というものを少しずつ勉強をしております。

軍人として山本五十六の教えは、素晴らしいと思いますし、なぜ当時の日本が戦争という選択肢をとなら蹴ればいけなかったかを、つくづく思い知らされます。
平成という日本が直接的に戦争を他国と行わなかった平和な時代に生まれた自分としては、戦争というのは歴史の教科書上のお話なのかもしれません。しかし、最近の世界情勢を見ると、決して戦争というのは大昔のお話ではなく、現代も間違いなく起きている問題だと痛感しております。

そんな日本では、やはり第二次世界大戦、太平洋戦争(大東亜戦争)を知ることが非常に重要であり、今回の「君たちはどう生きるか」で、また再度知らされました。

また「君たちはどう生きるか」と同じアカデミー賞で受賞したゴジラ-1.0も戦時中のことが描かれている作品であり、いかに主人公が自分の中の「太平洋戦争」との蹴りをつけるかというお話でした。

第二次世界大戦から70年以上経った現代にも、描かれる戦争。この悲惨な歴史から我々はもっと何かを学ぶべきなのでしょう。毎年8月15日を思いながら、日々の生活を送っていきたいと思います。

少しでも過去の英霊たちに胸を張れる日本にしていきたいですね。

追記 2024.03.17 20:00
病院が被災してしまうという米軍の攻撃という描写は明らか国際法に違反していますよね。
(とはいえ、国際人道法は1970年代か・・・)


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