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Beat Saber上達法を私なりにまとめてみた

はじめまして、ULTRA Alamodeと申します。私は2021年の6月26日にBeat Saberをプレイしはじめ、その面白さにどっぷりハマってしまいました。その結果、一年である程度人に教えられるくらい(?)上手くなったので、自分なりの上達法をまとめていこうと思います。基本的にはScoreSaberのランクをガッツリ上げたい、二刀(通常プレイスタイル)の実力を高めたい、という人に向けた記事になると思います。

0.はじめに

そもそも私がどんなプレイヤーでどういう立ち位置なのかわからないと参考にしづらいと思うので軽く自己紹介をさせていただきます。

スクリーンショット (261)

画像は私のScoreSaberのページです。BeatSaberにはこういった有志によるランキングシステムがあり、私は主にこれのランキングを意識してプレイしています。私はそのシステム上で日本10位前後、世界480位前後です。自分で言うのもあれですが、多分けっこう上手いです。

Score Saberについて詳しく知りたい方はこちらの記事(MASOさんのブログ)が参考になると思います。

この記事では、ランクシステムを活用したりしなかったりしながら、あくまで私の一例ではありますが、ビーセイを楽しく上達していくコツを書いていこうと思います。

1.初心者プレイヤー(ビーセイ歴0〜2か月くらい)がやるべきこと

誰だってはじめは初心者、上手くなるには「このゲームを続けていきたい」と思うことが第一歩でしょう。
新しくゲームを始める。大好きな曲をVRリズムゲーで遊べる。人によってははじめてのVRゲームかも。
目を輝かせてプレイして、気づいたら時間が過ぎていると思います。
そんなキラッキラな皆さまに私が言いたいこと。それは。
この時期のあなたは文字通り「どんなプレイヤーにでもなれる」、ということです。この記事を見に来ているということは多かれ少なかれ上手くプレイしたいという気持ちがあるのでしょう。とはいえ、ビーセイにはあまりにたくさんの遊び方があります。我々が日々切磋琢磨している二刀(スタンダード)ガチプレイの他に、ダンス系の魅せプレイ、ダースモール系、FeetSaber、えとせとらえとせとら。自分に合う、自分が本当に楽しいと思える遊び方を模索してみてください。

……はい。模索してきましたか?その結果「二刀で上手くなっていきたい!」と思いましたか?(もちろん複数スタイルを遊んでもいいのです!)ここからは私が愛してやまない二刀というスタンダードなプレイスタイルにおいて、いかに「上手くなっていくか」に主題を置いていきます。

はじめて1〜2ヶ月は、個人的には「ランク譜面を触る必要すらない」と思っています。だって、ビーセイって楽しいんですもの。自分の好きな曲、知っている曲でプレイしたら、それはもう最高じゃないですか。自分の好きな曲の譜面をひたすらダウンロード&プレイ!精度を気にする必要もありません。(というかこのゲームの精度は特殊な仕様ですので、仕様を理解しないと出せないのです…)
ひたすら楽しく斬る!それで十分です。

とはいえ、初心者の皆さんはこういう問題に直面するかもしれません。

「好きな曲の譜面にEX+しかなくてクリアできそうにない」

あるあるです。あるあるすぎて頷きまくって首が捩じ切れそうになるくらいあるあるです。こういう時どうすれば良いか。とりあえず一度斬ってみましょう。クリアできなかった?なんの問題もありません。それが大きな成長の糧です。


まず、「クリアできなかった」という状態には大きく分けて二種類あります。「頑張ればなんとかクリアできそう」なやつと「マジでなに起こってるかわかんねえよふざけんじゃねえ」ってやつです。


前者の場合、もう何回か挑戦してみましょう。それでもクリアできなかったら、その譜面を「短・中期的な課題曲」としておくと良いです。その曲を一日に一回練習してみるとか、他の譜面をたくさんやって上手くなってから触ってみるとか、なんでもよいです。そうやってしばらくすると、どこかのタイミングでクリアできる日がくるでしょう。課題曲をクリアすることは上達を実感する上で本当に大切です。小さな目標をたくさん立て、それをクリアしていく、という流れは成長を近づけます。一曲ではなく、そういう課題曲はもう見つけられるだけ見つけちゃってください。


後者の場合「長期的な課題曲」とするといいと思います。こちらは記憶の片隅に置いとくだけでいいです。マジで無理に触らないでください。この段階で触ると怪我をしかねませんし、さっぱりわかんねぇやつをクリアできるようになるにはかなりの時間を要しますからね。ただ、ある程度上手くなった時に「久しぶりにやってみるかー!」って言って触るのは有効です。実力がついてきたら「短・中期的な課題曲」にシフトするかもしれませんし。あとクリアした時の喜びは半端ないです。

そうこうして楽しんで、時にはちょっと頑張って、BeatSaberというゲームと友達になってください。神ゲーだなと思ったあなた、ぜひ一緒にここからも成長していきましょう。

ところでこれは余談なのですが、BeatSaberをはじめた時点で身近に上手い人がいる場合、「この譜面はあんまりいい譜面じゃないよ」とか「その振り方だと精度出ないよ」とか(親切心で)教えてくれるかもしれませんが、無理に聞く必要はありません。特に譜面に関しては、自分でその譜面が「良い譜面じゃない」とわかるようになるまでは一切他人の評価を聞かなくて大丈夫です。とりあえずなんでも斬ってみる。それがどんな譜面であれ、やったからマイナスになるなんてことはありません。むしろどんな譜面だってあなたのBeatSaberの基礎力を押し上げてくれることでしょう。迷ったら食ってみろ!ということです。でもやってて怪我しそうだったら中断してね。

2.脱初心者!ここから上手くなるには?(プレイ2ヶ月、あるいは2000pp〜4000ppくらい)


ビーセイが神ゲーだということを身をもって知ったら、今度は上手くなっていきたくなりますよね?なるんです。ここからはビーセイ歴2ヶ月くらい〜の練習方法を紹介していきます。


・ランク(ScoreSaber)への参入
人によってはもうとっくに触り始めているかもしれませんが、そろそろランク譜面を触りはじめていいでしょう。ランク譜面の一括ダウンロードとかしておくといいと思います。ランクを触ることのメリットは、

数多くの「クオリティが担保された」譜面群で遊ぶことができる・譜面の難易度が★によってあらわされているので課題曲を見つけやすい・現在自分がどのくらいの立ち位置のプレイヤーなのかppによって客観的にわかる

といったところでしょうか。BeatSaberで効率よく成長していくにはこのランクシステムは欠かせないと言えるでしょう。

ではなぜ初心者の頃からランクを触れと言わなかったのか?それには大きく分けてふたつの理由があります。一つは「低難度譜面は(比較的)難易度表記が信用できない」から、もう一つは「低難度であれば、多様性に富んでおり好きな曲を見つけやすいアンランクを触っているだけで十分」だからです。ある程度実力をつけてからのほうが、ランクのありがたさを身に染みて感じるでしょう。一例として、私はこの辺りの譜面をクリアした時点ではじめて本格的にランクに参入しました(ビーセイ購入から2ヶ月くらい)↓

https://beatsaver.com/maps/3e24

https://beatsaver.com/maps/108a1

この辺りをクリアできるだけの実力を付けていれば、2000〜3000ppまでは軽くいけると思います。なおこれはあくまで一例なので、必ずこいつらをクリアしてからランク触る!なんて考えなくて大丈夫です。ランク触るのはある程度簡単なアンランク譜面を満足に斬れるようになってからでいいよ、というだけです。

・精度を意識しはじめる
さあ、満を持してScoreSaberの世界に足を踏み入れたあなたはこうも考えるのではないでしょうか?「順位、あげてぇなあ」と。
少なくとも私は思いました。
現在のppシステムは精度の重要度が非常に高いという特徴があります。換言すれば、順位を上げる最も手っ取り早い手段は精度を上げることなのです。先述の通りBeatSaberの精度は極めて特殊な概念ですので、詳細はこちらの記事(MASOさんのブログ)をご覧ください。
精度が大事、とは言いましたが、この段階ではそこまで中心を狙う必要はありません
意識してほしいことは「角度点をしっかり取る」こと、それだけです。BeatSaberの得点の配分は1ノーツにつき振りかぶりの角度で70点、振り抜きの角度で30点、ノーツの中心近くを斬れているかで15点の115点満点です。つまり、十分な角度(振りかぶり100°、振り抜き60°)を出すだけで満点の8割強がもらえるわけです。まずはこの角度点の出し方を体で覚え、ノーツを斬った時の点数が100点を下回る回数を極限まで減らしましょう。その「しっかり振っている」状態でミス数を減らせば、初心者の頃はあんなに遠かったSSが、わりと目に入るようになってきます。自分が余裕を持ってクリアできる曲ではSSを取る。それがコンスタントにできるようになりましょう

※精度練習を始めたとしても、クリア狙いの課題曲設定のほうも引き続き行ってください。ランクの★とか参考にすると課題曲探しやすいと思います。

・この辺りのプレイヤーに特に気をつけてほしいこと
BeatSaberは非常に運動的な負荷が大きいゲームです。ほかのゲームのように簡単に10時間連続で遊ぶ、みたいなことはできません。無理に続けると本気で怪我をします。からだに最大限気をつけて遊びましょう。
また、「周りの人が毎日やっているから」とか「毎日やったほうが上手くなるかと思って」みたいな理由で毎日のようにプレイする方を見かけますが、無理に毎日やる必要もありません。一日二日程度のブランクではあればアップの段階で勘を取り戻せますし、むしろ休んで体力を回復するほうが有意義だったりします。私も爆伸びするのは休んだあとなことが多いです。毎日のようにできるプレイヤー、一回あたりのプレイがとんでもなく長い上級者の存在が気になるかもしれませんが、ある程度上手くなってくると体の動かし方が最適化されて疲労が溜まりにくくなったり、そもそも基礎体力や筋力が上がったり、といった要因で長時間・高頻度でできているだけであり、脱初心者段階で気にかける必要は皆無です。休む時はしっかり休むのも成長の近道です

3.中級者がさらに上手くなっていくために(5000pp〜)


Score Saberが隣にいる生活にも慣れてきた、5000ppくらいの人からの練習法を書いていきます。このあたりから、コンスタントにppを稼ぐにはかなりストイックな練習が必要になってくるかもしれません。ですがその分、成長を実感した時の喜びはより大きなものになるでしょう。
ここからは、ランクでppを稼ぐことを意識しながら成長する方法を書いていきます。ポイントを稼ぐだけのプレイスタイルで成長なんてするの?と思うかもしれませんが、基本的にランクはビーセイ総合力を問う場なので、むしろランク上げこそ成長の最大の近道です。

BeatSaber上達のための効率よい練習とは、大別して三つある練習メニューをそれぞれしっかりこなすことです。その三つとは、低難度精度上げ中難度目標スコア狙い高難度クリア狙いです。それぞれ解説していきます。

・低難度精度上げ
ppを摂取するには高い精度を出さなければいけません。ですが、昨日まで最大で93%しか出せなかった人が適正難易度で95%を突然出せるようにはなりません。まずは低難度(自分の実力よりかなり難易度が低い)譜面で、精度を出すという感覚を掴みましょう。しっかりノーツと自分の剣の動きを見て真ん中を斬る、ちゃんと振り切る。高いスコアが出る時はこういう振り方をしている時なんだな、という振りを体に覚えさせましょう
この練習をする時に注意すべき点もいくらかあります。まず一つ、この練習だけずっとする、ということがないようにしてください。この練習は確かに精度を上げるという点で大事ですが、こればかりやっていても(ランクという意味では)成長しづらいです。たとえばその日のプレイしはじめに準備運動で2〜3回やる、くらいの感覚がちょうどいいでしょう。
もう一つの注意点として、あまり簡単すぎる譜面ばかりを選ばないでください。最初はもちろん非常に簡単な譜面から始めていいし、そういう譜面を詰める遊び方もありますが、慣れてきたらやや難易度を上げてみてください。ランクに影響が出やすいのはある程度密度がある譜面の精度です。簡単にSSクリアはできるけどNPSは3〜4くらいはあるとか、中密度低難度的な譜面を触るとランクに直結しやすいと思います。

・中難度目標スコア狙い
これが最もppに直結します。練習でありながら、今までの練習の成果を見るための腕試しでもあります。自分の適正★帯(それより上の★の譜面になるとクリアが怪しくなったりSSでなかったりする、一方それより下の★だとppは稼げない、みたいな絶妙なライン)で、可能な限り高いスコアを狙ってください。目指すのは「昨日の自分を超えること」です。他人と比べる必要はありません。ひたすら、過去の自分と戦ってください。該当ランク帯の譜面をローラー的にやってもいいし、特に得意な譜面でより高い精度を出してもいいです。この練習をすると自ずとppは伸びますし、実力も向上します。その日のピークパフォーマンス(準備運動等がおわって体が完璧な状態)をこの練習に充てることを意識しましょう。

・高難度クリア狙い
クリア力向上練習です。自分がクリアできるかできないかの限界に挑戦しましょう。これは初心者・脱初心者の時から継続してやっていることではあると思います(短・中期的な目標設定)が、引き続きしっかりやっていきましょう。★7が安定してクリアできてきたら★8、★8ができてきたら★9、とずんずんやっていって問題ありません。
高難度クリア練習は非常に重要です。難しい譜面に慣れていけば下の難易度で余裕を持って振れますし、認識力や対応力も上がります。
中難度スコア狙いとの兼ね合いとしては、ピークパフォーマンスを中難度にあてて、その後少し高難度を触るくらいの感覚でしょうか。精度が出そうにない日にクリア練習をするというのもおすすめです。
また、ppの上昇に限界が見えてきた時は高難度練習の割合を増やすといいです。対応できる★幅が広がってかつ中難度での視認力が上がるため大幅にppの更新余地が増えます。

・その他気をつけるべきことなど
上述の三つの練習は、どれも疎かにしてはいけません。三つのバランスを保って初めて上達するのです。それぞれの練習は相互に補完し合っていて、低難度を練習すれば中難度に、中難度をやれば低難度および高難度に、高難度をやれば中難度に、といったふうに良い影響を与えてくれるでしょう。比率は人にもよりますが、私は低難度練習10%、中難度練習60%、高難度練習30%くらいの比率でずっとやっていたと思います。

さて、ここまで中級者の上達法を見てきたわけですが、ここで一つ、意識しておいてほしいことがあります。それは「自分の苦手傾向を決めつけないこと」です。中級者の段階で、「自分はテックプレイヤーだから物量は苦手なんだ」とか「自分は精度勢だから難しい譜面はあんまり」とか。こういう思考はあまりおすすめしません。そういった思考でプレイを進めると、苦手ジャンルの譜面で遊ぶ時に萎縮してしまったり、プレイ傾向が偏ったりして成長を阻害するおそれがあります。もちろん人間得意苦手はあって当然ですが、だからといってこの時点で決めつけて敬遠するべきではありません。あるとき突然苦手譜面が得意になったりするかもしれませんし、苦手だろうといずれはある程度触ることになります。苦手を克服しろ、とかではなく、苦手だと思ってもある程度は触っておこうね、ということです。

4.上級者に片足突っ込んだんだけどどうしたらいい?(8000pp〜)

中級者向けで練習の大枠は書いてしまいましたしその練習法は上級者になってからも有効です。あまりここで追加することはありません。低難度精度、中難度スコア、高難度クリアを適切なバランスで繰り返してください
そもそも私ももうこの辺りのプレイヤーに偉そうに何か言える気がしないのですが、一つ言えることとして、「まじで他人と比べないほうがいいよ」というのがあります。この人は半年で何位まで行ったとか、あの人は同じランク帯なのにあんなに物量が上手いとか、後からやってきたプレイヤーに抜かれたとか。
この辺りからのプレイヤーはトンデモ人間の見本市なので他人と比べることのクソデカデメリットがより際立ちます。しかも自分が伸び悩んでる時とかにクソほど目に入ると思います。気にすんな、というのは無理な話かもしれませんが気にしないでください(???)。
このゲームは大器晩成型が多いですし、そもそも今だって日本トップのプレイヤーたちも成長を続けています。何か壁にぶち当たったとしても、正しい練習を続けていれば活路は見えるものです。ぜひ自分のペースで成長してください。
というかこの辺りにきたらもう日本国内で見たらかなり強いプレイヤーなので自信を持ってください。サインもください。握手してください。なんならこの記事を宣伝してくだs…

5.まとめとか

ここまでBeatSaberの上達法をずらーーーっと書きましたが、少しでもあなたのビーセイライフが快適なものになれば幸いです。また、最初にも言いましたがこの記事はあくまで個人の意見であり、もっといいやり方や自分に合った練習方法があるかもしれません。自分なりの、最高の向き合い方を見つけちゃってください。この記事の紹介とか、ブログ・Twitterへの引用はご自由に。リンク貼ってくれたりすると喜びます。
質問、感想、意見等いつでも受け付けてますのでぜひ。

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