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Zimmer Built Pika Pack ジマービルト パイカパック
定番とは何か?黒帯ハイカーへの道。10回目の今回はジマービルト/パイカパックをご紹介します。私の場合、週末1泊2日のオーバーナイトハイクや温かい時期のロングハイクならこちらで事足ります。今季GWの10日間のロングハイクでも良き相棒でした。たった20リットルの本体容量ですが、外部のメッシュポケットを使いこなすことで、総量35リットル程度の荷物が持ち運べます。
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パッキングのコツ
本体には柔らかい物だけを入れ、上からぎゅうぎゅう押し込み、固い物や潰したくないものはメッシュポケットに入れるようにしています。1泊程度なら軽量コットの持ち運びも可能です。吹き流しを限界まで伸ばして荷物を詰め込むことも可能ですが、バランスが悪くなるのでお奨めしません。頭の後ろには何もないのがULパックの理想。
連泊への対応
暖かい時期、食料の補給が容易、大量の水を持たなくても良い、等の条件下であれば長期山行やロングハイキングでの使用は可能です。実際に今季GW10日間のハイキング(河口湖~箱根~南伊豆)でストレスなく使いました。無補給だと2泊3日までなら大丈夫と思います。残雪期であれば雪上キャンプやクロカンスキーハイクでも使用実績があります。
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耐久性について
2014年の購入以降8シーズン使用しています。キューベン素材のバックパックと比較するとX-PACは格段に丈夫です。一番負荷のかかるロールトップ部分も裏地の剥離程度はありますが、表側に目立った劣化はありません。容量が少ないのでどうあがいてもパックウェイトはたかが知れています。その分ショルダーハーネスや縫製箇所にかかる負担も少ないので大きな損傷もないのでしょう。
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私の使い方
これだけシンプルな構造だと手を加える隙もなさそうですが、2点だけ工夫しています。①本体のバンジーコードは上部横のみ通して使用。これで充分。②元から付いているパーツを利用し、ウェストベルトの替わりにサコッシュを取り付け可能なように改造済みです。
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ちょっとだけ不満
容量のサイズ展開が無いのが残念。同じデザインで40リットル程度のバージョンがあれば良いのになとずっと思ってます。それでも私が所有するバックパックの中で唯一ULスタイルと言えるのがこちら、よほど寒い時期以外を除き、ほとんどのケースでパイカパックで間に合います。