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魚人間

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魚人間

 せっかくnoteを使っているので、文章を書いてみました。


 「魚人間」

ご存知であろうか?

魚と人間の特性を併せ持つ種族である。

それは魚と人間の交配か、それとも全く新しい進化として出現したのか。それは未だに不明だが、学者の中では地底人の一種であるとの説が有力だそうだ。

今回、紹介する「チョウチンアンコウ人間」はその魚人間の一種だ。

チョウチンアンコウ人間の容姿はほとんど人間で、特徴的なのはその触手だ。

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チョウチンアンコウも持つ、この「誘引突起(イリシウム)」と呼ばれる触手の先端には「擬餌状体(エスカ)」と呼ばれる膨らんだ部分がある。このエスカの中で発送バクテリアを培養し、触手を発光させる。

なぜチョウチンアンコウが光るのかは、「エサを誘き寄せるため」あるいは「天敵を威嚇するため」と言われているが、はっきりしたことはまだ分かっていない。


そして、二つめの特徴は交配だ。

チョウチンアンコウ人間の生殖行動においては、オスはメスが発するフェロモンによって惹きつけられる。

そして、オスは見つけたメスにくっつき、離れなくなる。

そして、そのまま少しずつオスは吸収されていき、最終的にはオスとメスは一体化する。

体が完全につながると、栄養供給もメスに完全に依存するようになり、時間が経つにつれ、最終的には生殖器のみを残して全て吸収されてしまう。

そして、完全に一体となったメスは、自力で繁殖を行えるようになる。


まだまだ、魚人間の生態は分かっていないことが多い。

今後の研究の成果に期待している。


温かいスープをください。