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評価面談との上手な付き合い方は?【悩める現場の相談所 #10】

みなさん、こんにちは!
悩める現場の相談所では、実際に当社ウルシステムズのコンサルタントから上がったお悩みと、百戦錬磨の先輩コンサルタントによる回答をご紹介していきます。

「自分も同じことで悩んでた!」「あーそれ分かる分かる」・・・読めば共感できること間違いなし!


❓:Question

評価面談にどんな心構えで臨めば良いですか?

自身の評価やお給料に関わることなので重要な面談だと理解していますが、評価者と認識がズレていたらどうしようと不安になります。

みなさんが評価に臨む上でのモチベーションや気持ちを教えてください!


定期的な目標設定と評価の面談を実施している会社は多いですね。
ウルシステムズでは、MBO(目標管理制度)を導入しており、各メンバーが期初に設定した目標に対する達成度を評価しています。この記事では、上長と期末に実施する面談のことを評価面談と呼んでいます。

ここからは、ウルシステムズコンサルタントたちの回答をいくつかご紹介していきます。
色々な考え方がありますので、共感できる回答やヒントになりそうな回答をぜひ見つけてみてください!


💡:Answer(byシニアコンサルタントAさん)

評価面談を「評価」と捉えないこと

自分は、「評価される場」ではなく、「評価をすり合わせる場」だと考えるようにしています。自分と評価者の認識のズレをすり合わせて、お互いが納得できる評価を作り上げていく場だと考えるのです。
このように考えると、評価者と考えが違っていても怖くありません。

また、目標設定の段階で細かくすり合わせておくのも良いと思います。
「○○というタスクが▲▲の水準でできたら+αの評価にしてよい」など、評価の対象となるタスクやアクション、その品質や成果、その結果付けることができる評価、を具体的に言語化しておくイメージです。
これくらい具体化しておけると自分も迷うことなく業務に向かえると思います。


💡:Answer(by若手コンサルタントBさん)

評価面談よりも短いスパンで面談して、評価者とのズレを無くす

自分もAさんと同様に、「評価をすり合わせる場」だと考えるようにしています。しかしそれでも不安なので、会社のルールとして決められた評価面談以外にも、短いスパンで中間面談を実施してもらい、評価者との認識のズレを軽減しています。
評価者が終始つきっきりで業務を見ているわけではないので、評価面談の時間内に全てのズレを説明し、解消しきるのは難しいです。小さなズレが残ってしまうと、それらがだんだんと積み重なって「自分は評価されない」といったモヤモヤにも繋がります。
なので、評価面談よりも短いスパンで中間面談をしてもらいましょう。1on1など既にコミュニケーションの場がある場合は、そういった場を活用しても良いですね。


💡:Answer(byベテランコンサルタントCさん)

もっと成果をアピールしてほしい!

評価者の立場から回答しますと、評価面談は「評価者から評価を言い渡す場」ではありません。「皆さんが成果をアピールする場」です。

もともとMBOは欧米発祥の仕組みです。欧米の評価面談では、自己評価が全て" A "(最高評価)の状態からスタートしますが、評価者は「君ならもっとできると思っていた。(=全て" A "評価ではないよ)」と否定をしてきます。そこに対して、本人が自身の成果を猛烈にアピールすると言う流れになります。

なのでスタート地点では、本人と評価者の認識がズレていて当たり前です。Bさんも回答しているように、評価者が見えていなかった部分を伝えてほしいですし、本人がどういうキャリア・成長戦略を描いて成果を出したのか教えてほしいです。評価と併せて、今後のキャリアも議論したいですしね。

繰り返しになりますが、評価面談は「皆さんが成果をアピールする場」です。思いっきり評価者にアピールしてほしいのです!


おわりに

本日は、評価面談と上手に付き合っていくための考え方をご紹介しました。「評価をすり合わせる場」「皆さんが成果をアピールする場」だと考えると、少しはハードルが下がるのではないでしょうか。

みなさんも、ぜひ参考になりそうなコツを見つけてみてくださいね。


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