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大河SF/第115回

北部地区。焼肉店に入る。帰るとき赤いバッグを忘れている気がして店内の棚を探す。少女用の手製みたいなバッグだろうか。カーブが続く山道をわたしたちは歩いている。夕方ごろ。前方に巨大な目が出現する。宇宙神だろうか。わたしたちに語りかけてくる。足の下に何かあるみたいだ。ダムの下に沈んだ村みたいに、道路の下に街がある。ほこりっぽい昔の街。ヨーロッパの街だろうか。応接間の前の階段の手前の椅子。私は座っている。わたしの隣に黒人の少女が座っている。わたしのことが好きみたいだ。わたしのことを誤解しているらしく、知性に敬意を払っているという。彼女は気象学を修めており、知性派だろう。英語の絵本を読む。十分難しい気がするなあ。山道にはカーブが続いている。前方に巨大な目がある。宇宙神だろうか。道路の下に街がある。ヨーロッパの古い街みたいで、ビルが並んでいて。応接間の前では黒人の少女が隣に座っている。彼女は気象学を修めている。

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