長い振り返り
しばらく更新をおやすみしているうちに、年が明け、2024年です。
旧年中は大変お世話になりました、本年もどうぞよろしくお願いします。
最初に、X(旧Twitter)のつくにうらら名義アカウントを復活させました。
というか、前々からやってはいたのですが、あんまり見つからないように名前を変えていたのを、やっぱり不便だなということで「つくにうらら」にしました。以前に引き続き、役に立たないことだけポストするのを心がけていきたいと思いますし、なにかあったらすぐ消えます。よろしくお願いいたします。
さて、2023年のことでも振り返ろうかな・・・と思ったのですが、思い返すだけでもずいぶんと散々な一年で、書くのも、あとあと自分で読み返すのも、結構しんどい気持ちがあります。全部厄年のせいにしていますが。
でも厄年の数え方っておおまかに2つあって、一方では去年が本厄、もう一方では今年が本厄。仕方がないので本厄を2年やることしにます。
まず仕事の面では、新しい仕事に挑戦していたのですが、想像以上になかなか上手くことが運びませんでした。人生でこんなにも「待つ」という辛抱をしたのは初めてだったのではないでしょうか。だからといって、おかげさまで辛抱強い人間になったかと問われると全くそんなことはなく、普通にただただ病みました。
具体的な話をすると、10年ほどフリーランスの舞台制作業を仕事としてやってきたけれど、世間一般の企業から見たらなんの職歴にもならなかったということです。「説明さえさせてもらえば」という気持ちに何度もなりましたが、履歴書と職務経歴書の紙面上だけでこれまでの仕事を想像してもらうのは非常に難しいことでした。
積み上げてきたものが「無」扱いされるのは、結構メンタルにくるものがあります。ありますが、これまでと違った分野の仕事に携わりたいと思ったのは他でもないわたしであり、舞台芸術のお仕事は事情があってもうできないので(念のため書き記しておきますが、わたしのせいでは1mmもありません)、甘んじて、辛抱の時間を過ごしました。
また、やっとの思いで仕事にたどり着いても、びっくりするぐらい低賃金だったり、びっくりするぐらいブラックだったり。
そして、ブラックじゃない場所でやっと働ける!!!と思ったのも束の間、そもそも抱えている体調不良や、労働環境の不一致(端的にいうと突然大企業に行ってしまって心と体が追いつかなかった)、これまでのワークスタイルと求められている模範的な社会人(なにそれ)としての在り方がマッチしないなど、全然詳しく書けないのですがいろいろあって、ストレスで内臓が終了間近です。消化器内科で胃カメラを飲めと脅されています(飲め)。
わたしだって、人並みに働きたいし、やればできるって思っていました。悩んでいたときに応援してくれた周りの人たちの期待を裏切るようなことだってしたくない。でも、まだ時間がかかりそうだし、やりたい心とやれない体の折り合いをつけて喧嘩しないように注意しないと、自滅してしまう。
正直、自分のことが面倒で面倒でしょうがないのですが、それでもまだまだやってみたいことはたくさんあります。
このまえ友達に、
「世の中の大半の人は、多分そんなにやりたいことが無いと思う」
と言われて結構びっくりしたのですが、わたしは一度の人生では時間が全く足りないほどやりたいこと/やってみたいことがあるので、自滅には気をつけつつ、いつだって今が一番若いときだと思ってまだまだチャレンジを続けます。
創作の面に関しては、実は秋にひとつ企画をやる予定だったのが、これもいろいろな事情で延期になり、それでメンタルががっつり落ちてしまって、もうなにもしたくない・・・みたいな気持ちのまま虚無の秋になりました。
そんな虚無ったわたしに、大変嬉しいお話をいただきまして、2024年も作品を書かせていただくことができそうです。こちらはもう何年も前かやりたいなぁ〜いつかやれたらいいなぁ〜と思っていたことなので、覚えていてくださってありがとうございます。情報公開、楽しみにしていてください。
また、前述の延期になった企画も、来年5月を目指して準備中です。カミグセの名義ですこし新しいことにチャレンジしてみようと思っていて、こちらもぜひ応援していただければ幸いです。
やっぱり自分には創作活動が必要で、こちらもよっぽどのことがない限り、どんなに細々でも続けていきたいと思います。
ちなみに、2023年はカミグセの諸作品を、
井草高等学校 演劇部 様
演劇ユニットWreathe 様
秋田大学演劇サークルきたのかい 様
演劇ユニットNAGI 様
に上演いただきました。今年は日本の北の方での上演が多かったですね。なんだか年によって地域に偏りが出るのでおもしろいです。
定番になりつつある『タナトスのガールフレンド』のほかに『ざり蟹、水辺を遠く離れて』も上演していただけて、ほんとうにありがたい限りです。
カミグセ公式WEBサイトでは、過去公演の戯曲を無料で公開しています。気軽に上演できる小さな作品なども多くありますので、ぜひご覧ください。
そのほか、趣味などに関しては・・・
舞台はもちろんのこと、今年はライブにかなりたくさん行くようになりました。ただ、舞台もライブも体調が万全でないと行くこと自体に厳しさを感じ、自分は「行って/会って、元気になれる」というタイプの人間ではないということをひしひしと感じました。そういった意味で、「仕事には行けないが趣味のためなら外出できる」わけではなく、「なににおいても等しく体力・精神力の消耗がある」ということがわかったので、今後の趣味の広げ方や楽しみ方も体調第一かつ節度を持ってやっていこうと思います。
あとは、映画と読書をもう少し増やしたいです。去年は『パーフェクトブルー』のリバイバル上映がとても良かったです。『パンズ・ラビリンス』もまさか劇場で観られるとは。名作ですね。
ガルパン最終章第4話でひさびさに4DXに「乗った」のも面白かった。お前を戦車にしてやろうかの発想に好感を持ちました。すげー撃たれた。
今年は体を動かす趣味をひとつ始めてみたいと思っていて、なんとか続けて人並みの体力をつけられたら、仕事も趣味ももっとやりやすくなるんじゃないかとひそかに野望を抱いています・・・。
2023年の、地味に、しかしめっちゃわたしを困らせたこととして、手荒れがあります。5月くらいから「爪甲剥離」という爪が剥がれてしまう病気になってしまい、それがどんどん悪化して、いま両手で計6本、爪がほぼ無かったり、指の皮が剥けたりしています。ゴム手袋無しでは水仕事ができないのが大変厄介で、せっかく雇っていただいた喫茶店もやめざるを得なくなってしまいました。
わたしはネイルも趣味で、ちょうどセルフのジェルネイルを練習していて少しずつ上達してきたところだったので、ほんとうに落ち込みましたし、現在進行形で辛いです。ちなみにおそらく完治まで1〜2年はかかるそうで、ネイルがストレス解消のひとつだったわたしにとっては結構大きなダメージになっています。
ここまで、写真なども無しに、ただただ文章で、陰鬱指数の高い2023年の振り返りをしてまいりましたが、最後にもうひとつだけ、陰鬱なことを。
人生ではじめて、SNSで匿名の方から誹謗中傷を受けました。
万人に好かれる性格ではありませんし、どこで誰がわたしのことをどういう解釈でしゃべっているかなんてわからないから仕方がありません。まあ、でも、普通に嫌な気持ちにはなりますし、病みもします。このnoteやPodcastをしばらく更新していなかったのはそのせいです。
そんなにしつこいものではなかったし、いまはもう止みましたので、今後なにか行動するつもりもありません。
ただ、あなたのその労力は、自分や、自分の周りの大切な人に使ったほうが有益かと思います。少なくともわたしはそうすることにします。
大切なことを教えてくれてどうもありがとうございました。
陰鬱〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
いや、別にいつも明るくなくたっていいでしょう。
11月に倒れて手術した祖父が奇跡の回復をして無事に90歳の誕生日を迎えたことだけで、十分な一年だったと思います。
地味にしぶとく生き延びること、やりたいことへの意欲に嘘をつかないこと、嫌なことに無理して体を浸さないこと、周りの人を大切にすること、毎日体重計に乗ること、面倒でも最低限のスキンケアはすること。
日々それだけ、頑張ります。
あなたの2024年がすこしでも良いものになりますように。
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