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自論

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短編詩集みたいに書いてます。 忙しいときにこそ、読んでもらいたい一転語のようです。
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2022年9月の記事一覧

自論⑥:「幼少の記憶⑴ <霧の中のバス停>」

保育園児の頃。 思い返せば20年前のことだったか。 登園前の交通手段は過酷であった。 父と弟と一緒に保育園まで向かった。 弟と同じ保育園。 父は送り迎えした後、出社した。 それは、朝であった。 霧のかかったバス停。 信号場の先には 周りには日産マーチが駐車した新築の一軒家があり、 バス停の目の前には 空き地に虎柄のロープが架かっていた。 私はそこで縄跳びのようにジャンプしたり、 綱引きのように紐にぶら下がったり、 虎柄のロープで遊んでいた。 バス

自論⑤:「渡る世間は鬼ばかり。」

この世は、鬼で満ち満ちている。 イラッとする人が敵のようにやってくると。 つい、カッとなって爆買いしたくなる時がある。 そうしているうちに、我を忘れて meijiのミルクチョコレートを 草むらにぶん投げて、 街中にいるホームレスの人が拾ってくれることを信じて 拾わずに帰っていく。 あれは210円した。 そのお金はチョコが溶けて色褪せてゆくのだろう。 私はただ疑って生きようとは思わない。 しかして、この世の中の腹黒さだけは憎たらしいものばかりであると。