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謹賀新年 2020

新年あけましておめでとうございます。

冬の入り口あたりから今後の本ブログの位置づけについて考え続けていたのですが、ようやく方針らしいものが決まりました。

2ヶ月以上更新が滞り気味だったにも関わらず、訪れてくれる方の数はそんなに減らなくてありがたいなあと思いました。なんでか知らないけどコンスタントに人気のある記事や、新たにフォローしてくださる方もあって、蓄積の力を実感しました。

企業努めを辞めて丸3年たちましたが、今、私が社会的に生かされているのは「書く力」に依る処が最も大きい。

もちろん長年のビジネス経験で先輩方に鍛えられてきた諸般のスキルや、近年のトランジションに伴う新たな学びの色々もあり、各方面への感謝は尽きませんが、何にしろアウトプットは即興で言葉を紡ぐ力を試されることが多く、それはインプット量の多さに支えられていて、根底では幼少期からの幅広い読書癖が生きていると感じます。

何でもスマホで検索すれば答えが得られる時代。でも内臓化された知識や心象風景、あるいは理屈を必要としない信念や物語を持つことは、人間がマシンを超えた答えを生み出す存在であるためにとても大切なこと。そしてそれは誰にも奪われず、接続環境にも依存しない、過去の自分を未来の自分につなぐ偉大なる遺産です。

そう思うと5歳と2歳の子どもたちへの寝る前の絵本の読み聞かせにも熱が入ります。5歳児の選ぶ本がだんだん小難しいやつになってくるのにも、2歳児のエンドレスな「もっかい!」要求にも、できるだけ向かい合おうと思えます。いや、彼らの満足するまでに付き合っていたら眠れなくなるので、実際は自分の体力気力の尽きる前に「今宵はここまで」と気持ちよく店じまいするのも、母ちゃんテクニックなんだけどね。

とにかく「運も奇跡も自分がこの手で掴み取るもの」と肩肘張っていた20-30代から反転して「大きな何かに生かされている感」がじわじわ増殖してきていたここ数年(特に2019年はそんな年でした…)を経て、この年末、なんだか急に自分の心地よいところで双方のバランスが取れた感じがしています。

時間をかけて考えた割に、方針は従来とそんなに変わりません。書きたいときに書きたいことを書きおろす。内容にばらつきがあるのもそのまま。推敲に時間をかけたりかけなかったり、ものによって公開のタイミングを逡巡したりというブレも赴くまま。たた、更新頻度は本来に近いところ(週に3本以上)に戻していくと思います。

いつも見に来てくださる皆様、偶然本文を訪れてくださった方にも、読んでいただき心より感謝申し上げます。

気まぐれブログではありますが、訪れる方に、小さな笑い、発見、Aha、気晴らし、清涼感、読んでよかった感を残せるような文章を書き続けていきたいと思います。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

2020年1月3日 つかさまき

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