うぐいすパンは、ウグイスではなくてメジロ色!

ヨーヨー(もうすぐ3歳)はパンが好きで、時々、保育園のかえりに近くのパン屋さんに買い物に行くのを楽しみにしている。

それで、ある時「うぐいすパン」を買ってから、それがとてもお気に召したようで「うぐいすパンには何が入っているの?」と聞いてきた。

前提として、彼は「アンパン」にはあんこ、「カレーパン」にはカレーが入っているけど「かめパン」は亀がはいっているのではなく亀の形をしているだけということはわかっている。

そこで、ウグイス豆のあんこだよ。ウグイス豆はウグイスの色をしたお豆だからウグイス豆っていうのさ。と、説明して、最近ヨーヨーが好きな「図鑑」を見せようとしてハッとしたんだ。

ちょ、まてよ、ウグイスって緑じゃないじゃん!

わたしが長年、うぐいすパンからイメージしていたのはむしろこちら

メジロさんだよ!

もちろんウグイスとメジロのルックスは知っていたけど、うぐいすパンについては長年、さらりと、音のウグイスにイメージのメジロを添わせて思い浮かべていた自分に気がついた。

どっちも古来日本の春の山里のちっちゃな鳥で、豆の名前に採用される上で遜色ないと思うんだけど、なぜ?!?

もしかして、ウグイス豆は日本在来種ではない?

それとも、この豆を食べたら歌がうまくなるとか肌が綺麗になるとかそういう伝承でもあったのか?(うぐいすは昔の日本で、鳴き合わせのために飼育されるくらい「声が良い」とされていたし、ほら、そのうんちはお肌に良いとかいうしさ...)

と気になり始めて調べたら、

1. ウグイス豆=グリーンピースを煮込んだやつ。

2. そして、グリーンピース=えんどう豆。

3. そして、えんどう豆は地中海のほうで麦作農耕の発祥とともに栽培化された豆であり、日本に伝わったのは5〜10世紀のこと。

という事実を確認できた。

歌と美肌はわたしの考えすぎであったようだ。

そして、直接の説明ではないがめじろのWikiにこんな説明があった。

本種とウグイスは両種ともに春を告げる鳥として親しまれていたこともあってか、時期的・場所的に重なり、古くから混同されがちであった。

わたしの個人的な結論としては、「名付けた人が混同していた」ってとこ。どう考えてもあの餡はウグイス色というよりはメジロ色だもん!

まあ、人間なんて、そんなもんだよね。

ところで、最後に流れでちょっと毒を吐きたくなったので以下、投げ銭制Closedコンテンツを追加します。本編とは直接関係はありません。たいして具体的な内容でもありませんが「最近感じていること、今、わたしが欲しい強さ」について600字。

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