クレヨン+紙皿=万能説
4歳のヨーヨーはなかなかのストーリー・テラーだ。最近、恐竜図鑑の付録のDVDに触発された「恐竜ごっこ」がブームである。
しかし、「食うか、食われるか!?恐竜サバイバル!」といってアタックばっかりされると体がもたないし、放っておくと小さな妹にまで尻尾を付けて「アンキロサウルスの赤ちゃん」と役割を与え、一緒に遊ぶつもりでうっかりひっくり返して泣かせたりするので、
表題写真でヨーヨーがおしりにつけている紫色の物体はパパのトレーニングチューブである。あーちゃんもピンク色のをつけられている。これで、彼らはハンマーのような尻尾を持つアンキロサウルスの兄妹というわけ。
…何とか、もうちょっと違う遊びはないかと考え、クレヨンと紙皿を引っ張り出したところ、これが大ヒット!
最初だけ一緒に作ってあげたら、あとは半日、自分で創造力を逞しくして遊んでくれたよ。
紙皿を水色に塗って魚影を描けば、フタバサウルスのごちそうの池。
ホチキスで止めて深さを出したら、粘土の「たまご」を入れて、ティラノサウルスの巣。
ハサミで切れ目をいれて新聞紙を丸めた棒の先につけたら、長い首のブラキオサウルスが好物の、背の高いシダ植物。
上野の科学博物館で見たラフレシア(っぽい花)を描いたら、それは”お布団”ということになった。夜になったら、おもちゃの恐竜たちをみんなそこに並べ、上からほかの紙(毛布)をかぶせて、休ませる。
ぐちゃぐちゃと緑を塗りこめただけのお皿でさえ、「人間がヘリに乗ってくるところ」と意味を与えられた。(これは多分、Netflixで見た「ジュラシックパーク」からの発想)
「ママはティラノサウルスね!」「ガー!」「ウー!バーン!…はい、倒れて!」「えっ、ティラノサウルスが肉食だから強いんじゃないの?」「だめ!アンキロサウルスが尻尾で反撃したの!倒れて!」をエンドレスに繰り返すよりは、よっぽど創造的だったので、暴れん坊な男の子にお困りのすべての母ちゃんたちにお勧めしたい。
クレヨン+紙皿!
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