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亭主元気で在宅がいい

今、完全に勤務で仕事をしていますという人はどれくらいいるのかわからないですが、東京の外資系企業に限ると、ほとんどがそうなのかなという気がします。オフィス撤退とか半減とか言う話もよく聞きます。

うちの夫もよく考えたら外資系企業勤務だったのですが、緊急事態宣言が出るより前の3月半ばくらいから完全在宅に切り替わっていて、今も最低限必要な時以外は出社していません。つまり、ほとんどずっと家にいます。

私のほうは自営になって以来、基本の職場が家です。

わたしの身近なところでは夫婦そろって在宅という友人も少なくなくて、この話をするとだいたい「二人ともずっと家にいるとそれはそれで息が詰まるよね」と言われます。まあそういわれたら私も「そうだね」とソーシャルな反応をするのですが、本音のところで言うと、めっちゃ助かっています。

聞いてくる人も、「亭主元気で留守がいい」というテンプレに従って無難にそう言っているだけではないかと疑っています。

まず保育園の送迎で必ず(兄か妹の)どっちかやってもらえるということ。私は左腕に負荷をかけられない事情もあって、重たくなった子供を後ろに載せて電気自転車に乗るというのがちょっと怖い(普通はいいけど、なんかあったら支えられない)ので、雨の日なんかは特に、非常に助かります。

それから、朝と夕の食事を、家族そろって食べられること。自炊だって自分と子供のためにどうせするなら、パパも一緒だったほうが気分的にも経済的にも良い。子供が「お水~」って言ったら対応してくれるとかだけでも心が助かる。私がタイムチャレンジしている時なんかは、彼が何か作ってくれることさえある。従来だったら「まだ仕事が残っている」というので深夜まで帰ってこなかったような日でも対応してもらえる。通勤時間だと考えればそれくらいの時間は空くわけです。

さらに、家の環境に関する課題感を同じ視点で話しあえる。「この部分なおさないとね」「台所の棚、買ったほうがよくない?」「カブトムシのエサを変えた後のごみはちゃんとゴミ箱に入れてね」みたいな。

私たちは基本的に別の部屋で仕事をしています。昼ごはんは、その時の気分と仕事の詰めこみ具合で一緒に食べたり食べなかったり。「今日は12時半から電話会議だから先に行っといて」とか「ちょっと忙しいから残り物で済ます、あなたは外で食べてきて」とか、まあ、同じオフィスの仲のいい同僚みたいな感じですね。

私は基本的にリビングを使っているのですが、オンラインで打合せや来談の場合は書斎ベースの旦那とスイッチします。

書斎には二人分のワークステーションあるのですが、隣にいると確かに互いの気配が気になって集中できないこともあるので、部屋は分かれています。もしかしたらそれがイイ感じの秘訣かもしれません。

でも、家の掃除片付けもルーティンでするようになって、基本的に、だいぶ人間らしく整うようになりました(当社比)。

かつての暮らしは何て殺伐としていたんだろうと思う。今のほうが断然よい。子供たちもなんだかんだ「パパがいる」と落ち着いているし。

在宅勤務だとどうしても運動不足になりがちで2キロくらい太ったようなので、それをどう元に戻すかは彼の課題でありますが、とにかく、

亭主元気で在宅は良いです。

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