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捨てない断捨離 ヨーヨーのマルチショップ

先日、ヨーヨーは「売るのも買うのも子供だけ」のMOTTAINAIキッズフリーマーケットというイベントで、店長さんをやった。

引っ越し前の断捨離でのこった小物たちを捌くのどうしようかなあと思っていたところにちょうど小学校からフライヤーをもらってきたので、アプリをダウンロードして出展を申し込んだら抽選に当たったのだ。

実は私自身フリマやったことないのにいきなり息子を先にデビューさせるというチャレンジだったのだが、現地に行ってすぐに気づいたのは、1人出店だと自分がお買い物をするために席を外す時に「おでかけしています」の看板を置いていくので販売機会をいっしてしまうということ。(親は、あくまで場外から見守って干渉しないというルールがあるのでね・・・)

怒涛どとうの引っ越し準備の中で、品物の準備とどうやって運ぶかということで頭がいっぱいでになっていたのだが、お友達に声がけして2人で出店させてあげればよかった。

それに、時節柄を考えて大半の品物をOPPで個包装していったんだが(メルカリ用に手持ちが余っていたのもあり)、そんなことしているのうちだけだった。実際に手に取って触りやすいようにした方が売れやすいよね・・・

そもそも、小学生の子供が欲しいものって、ある程度覚悟はしていたが、私が考えていたものをは全然違った。パズルなどの良いものは、仕切りの外から親が「これ(妹・弟のために)買って!」と指示を飛ばすので、手先てさきの子供達がどんどん買っていく想定通りだったんだけど、それら大物が消えた後は、なんでも10円のガラクタ箱の中で「それ!?」というような、言っちゃ悪いが、無用の変アイテムがどんどん先に出ていって、私が迷って混ぜた大人がしてもいいような指輪とか…こちらが価値ありまっせと思うようなものほど、残ってしまった。

ヨーヨーは、最初のあたりは不安そうに何度か(会場の外側にいる背後の私を)ふりかえったけれど、途中から「ありがとうございます」と声を出したり、訊ねられて商品説明をしたり、がんばった。

実は、会場に行って入場する段になって3年生以上が出店条件だったと知った。しっかり説明を読まずに申し込んでしまったのだ。学年・年齢は正確に申請していたんで、なぜか抽選に通した先方の確認ミスでもあり、計算ができるなら頑張れ、て感じで通してもらえた。

まあ、フリマデビューらしくそんな私の黒幕の失敗もあったけれど、店長のヨーヨーはがんばって30品目近く・1,000円を売り上げ、出店料の300円と自分が買い物した20円を差し引いた680円也の利益で、劇的にお小遣いを増やすことに成功した。

帰り道に「どうだった?」と聞いたら、

「一人だけ、ありがとうって言ってくれた子がいて嬉しかった」

などと、ちゃんと大事なことを学び、やり切った自信がついたようだった。

そして、翌日本屋さんで欲しい本が1,200円というのを知って、まずは(それまで貯めていたお小遣いとあわせて)「俺、ヨユーで買える!」と喜んでいたけれど、すぐにシリーズの2冊目は無理だということにも気がついたようで、お金を稼ぐ大変さについて気づいたようだった。

実際に出品する物から揃えたり、小さい子のお買い物をサポートしたりもすることを考えると、小学三年生くらいからが自立してできる適齢期には違いない。

少しフライングの参加だったけれど、ワンガリ・マータイさんのMOTTAINAI運動についての説明や簡単な収益計算書のレクチャーもある良い企画だった。後でもらった記念写真を見ると50人以上の子供達が店長として参加していた。

捨てるしかないと思っていたちまちましたものの大半を、ヨーヨーのかけがえのない経験に変えることができたので、参加してすごくよかったと思う。毎月いろんなところで開催しているようなので、小学生のお子さんのいる方はぜひ。

キッズフリマ http://www.mottainai.info/jp/event/kidsfleama/

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