ビジネス・カジュアルを知らなかった話
今年の発見の一つは「ビジネス・カジュアル」である。
春の新人研修の中でそれに触れる機会があったので、自分的に「なんとなくこんなもの」というイメージはあるけれど、登壇に先立ち一応プロに確認しておこうと思って、百貨店に足を運び、普段は立ち入らないそれっぽいお店のお姉さんたちに、「これは、イン?アウト?」と聞いて回る、独自の聞き取り調査を行った。
(ネットにもいろいろ情報は出ているけれど、こういうことに関してはネットの情報を信頼してはいけないと思っている。)
その結果、衝撃的なことに、自分は、ド・フォーマル(テイラードスーツとか)あるいはカジュアルのどっちかしか持っていないことに気が付いた。
オープントゥの靴、原色のインナー、華やかなストール、綺麗目ジーンズ、個性的なアクセサリーは、全部「ちょっと・・・アウト」!
自分は思った以上に、長年勤めたシリコンバレー系の文化に染まっていたのである。これまで自分的に「イン」だと思っていたクローゼットのラインナップは全滅だということを悟るに至って、従来なら「中途半端な色」「つまんない形」と思って絶対に手を出さなかったジャケットを一枚、買った。
6店舗巡って散々聞きまわって買ったのはそれだけだけど、お姉さんたち、丁寧な説明を、ありがとうございました。
「ビジネス・カジュアル」、そのパラドキシカルな用語の重心は、完全に「ビジネス」なのである!
知っている人にとっては発見でも何でもない当たり前の話で、お粗末さまでした。
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