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おすすめのベビーカー

BabyZenのYoyoの紹介です。とても満足して使っているのだけど町ではあまり見かけません。「これからベビーカー選ぶけどどうしよう?」と真剣に悩んでいる新米母ちゃん or 父ちゃんの参考になるよう詳しく書きます。結果として他のモデルを選ぶ人にも、良いヒントになるように。

ベビーカーの選択基準は人それぞれ

ベビーカーはそもそも、A型(新生児から使える重厚タイプ)とB型(首が据わってからの経済タイプ)のどちらという選択から始まり、決定的なモデルがありません。最初はA型を買っておいて、赤ちゃんがある程度成長したら、軽いB型を2台目として買う人もいます。首が据わるまで抱っこでがんばって、コスパ重視のB型だけを買うという人もいます。けれど、

我が家は、1ヶ月目から使いたかった!

6月産まれの息子の1ヶ月検診が終わり、ようやく外気浴を始めようという頃、外は猛暑のさなかでした。

我が家は車なしの都内都暮らしで、移動手段は主に公共の交通機関。両親も遠方に住んでいるので日常の助けは借りられず、日々の買い物にも自分でベビーカーを押していきます。

ほやほやの赤ちゃんはまだ体温調節が上手に出来ないので、抱っこ紐で歩いて1分のスーパーに行っただけで、息子は茹で蛸みたいになりました。それで慌てて友人のオススメを聞いたりネットで調べたりしてわかったのは、

2台目を買い足す人の理由は「重い」から!

ベビーカーって3歳くらいまで使います。本体が10キロあって、大きくなった子供ごと持ち上げるなんて想像するだけで腰が痛くなる。

都内はバリアフリーの整備が進んでいるとはいえ、やはりちょっとした段差は至る所にあります。途中で2台目を買う人の動機は「重さ」なのです。

そこで、私はA型(すぐ使える)のハイエンドモデル(長く使える)に絞り込んだなかで、できるだけ軽いやつを探すことにしました。

「軽いA型」に着目してみたとき、最初、Combi もいいなと思ったのですが、折しも人気モデルが「通気性」の看板に偽りありでリコールになった直後でした。それで、当時まだ日本に入って来たばかりだった Yoyo に目を留めました。なんといっても、

飛行機内持ち込みサイズにまで折り畳める!

仕事で四半期に一度くらい飛行機や新幹線を使うので、この点に引かれました。バスや電車はそのまま乗れるけれど、コンパクトに折り畳めたら混んでいる時にもタクシーの乗降もスムーズになります。

小さな赤ちゃん連れの移動って、かかる時間も持って行く荷物も3倍になるので、長年急ぎ足で生きて来たわたしは最初のうち凄いストレスでした。でも、このコンパクトさゆえにそれが少しづつでも軽減されているのは有り難く、想像していた以上に良かったなと思う美点でした。

そして、何より気になる子供の乗り心地!

情報収集の段階で、大柄な1歳児のママが「子供が育つとシート幅が窮屈な感じになってきた」と言っていたので、座面の広さには注意しました。Yoyoは、畳んだ時のコンパクトさからは想像できないくらい背幅ともにゆったり設計です。ガチムチの息子も、いまだにいやがらずに乗ってくれます。

選ぶ時点で考えていた基準は、後もう一つ。

フレームの曲線が、無駄無く機能的で美しい!

これ、個人的に大事でした。デザインが好みだった。機能的な製品とは、丈夫なだけでなく美しい。ムダは無いけど、安っぽくはないんです。

それから、使っているうちに分かってきた良い点としては、

後ろに荷物をかけていても倒れない!

他のハイエンドモデルはだいたい重たくて、開き直って「重量=安定です」と言い換えています。でも、Yoyoと同等の重さのモデルは、重い荷物をうしろにかけるとおおむね自立できずに倒れてしまいます。

子供が降りたらベビーカーがバタン!という「事件」を何度か目にするうちに、実は、子供が乗っていない時にも色々詰め込んだママバックを引っ掛けていられるのって大事なポイントだったなって気がつきました。

フリクションの効いた車輪!

これも実際につかってみて気がついたのですが、ベビーカーを押している親が楽かどうかって、実は、本体の重さよりも「車輪の走行性」にかかっているのです。山登りのザックが同じ重さでも、ベルトの幅や形状次第で全然疲れ方が違ってくるのと同じ。

軽量押しのモデルは、車輪の径が小さい傾向があるので要注意。押すと重く、小さな段差で苦労します。むしろ、ハイエンドモデルで人気のAirBuggy やBugaboo は、車輪がしっかりしているので、平たいところで押している限りではその重さを感じさせません。

道路は石畳が前提の、おフランス生まれのYoyoも、車輪はかなり機能的。段差を持ち上げる時やちょっと肩に担いで運ぶときじゃなくっても、やっぱり軽いのはいいですよ!

ちなみに表題写真は、家族でハワイに行った時、息子のビーチチェアとして活躍したYoyoです。Air B&Bから歩いて数分のビーチに出るのに、途中まで息子を乗せて行って、ラストマイルのハマナスの小道は畳んで担いで行きました。こんな楽しみ方が気軽にできたのも、本体が軽いからこそです。

座面を取り外して洗濯機で丸洗いできる!

これもポイントです。販売員の方から説明を聞いた時にはそんなことあるのかなと思っていましたが、赤ちゃんは汚すことの天才なので、実際、何度も洗いました。

一方であえて他と比べての欠点をあげるとしたら?

ベビーアクセサリーをぶら下げにくい。

A型のハイエンドモデルは赤ちゃんのために色々おもちゃをぶら下げられるものが多いし、ベビー用品のお店に行くと、カラフルで楽しそうなおもちゃが色々売っています。Yoyoはそれができないんですが、わたしも内心、ジャラジャラできるもんなら買っちゃってたに違いないと思う時期が1ヶ月くらいありました。

フロントに「手すり」がつけられない。

腰が据わったばかりの赤ちゃんは、ベルトなしで身を起こし、フロントの手すりにつかまって興味津々で世界を眺めるのが好きです。手すりがないとそれがさせてあげられないのが残念でした。2、3ヶ月もするとしっかり身を起こし、緩い肩ベルトだけで安定して座っていられるようになったけど。

ハンドルの高さ調整ができない。

実はわたしは背が大きいほう(166センチ)です。それでちょうどいいくらいなので、小柄なママは、もしかしたら疲れてしまうかもしれません。

他のハイエンドモデルに比べ、シートが平坦

長所であげた「子供の快適さ」についての別の見方です。Yoyoのシートはフラットです。個人的には、あのモコモコは親の安心感にはなるかもしれないけど、日々爆発的に成長する赤ちゃん本人にとって快適とは限らない気がします。が、A型ベビーカーは、赤ちゃんを包み込むようなモコモコ立体的なシートが主流なので、解釈の別れるところかなと思います。

通気性がない

メッシュのバウンサーみたいに、ベビーカーのシートも通気性の良いオプションがあればいいのに。じめじめ暑い夏のあるこの国の赤ちゃんのために、開発してくれないかな…

高い

値段が手頃とは言えません。でもやっぱり、2台買うよりいい。かなりラフに使っていても傷は目立たないし壊れる気配もありません。ストレスフリーな使い心地に、十分元はとったと思っています。

ベビーカーは、子育てグッズのなかでは比較的長く、毎日使う道具です。その割に、色んな基準があって悩ましいのですが、シンプル&ファンクションビューティーが好きな人には、自信を持ってお勧めできる。

以上、Yoyoのご紹介でした!

最近は、実物を触ってみれる扱い店舗も増えて来ているようですが、東京都内でこれから下見に行きたいという方は、渋谷の東急本店がおすすめです。説明員の方が製品に詳しく、きちんとした接客をしてくださいました。

2017年9月追記: 第二子出産でベビーカーをどうするか検討するにあたり、再度情報収集をして判明したのですが、Yoyoはモデルチェンジで2014年当時より1キロほど重くなって耐重量性が改善されて、2万円ほど値上がりしました。それで、以前のような圧倒的なお得感はなくなってしまったのですが、それでも他のハイエンドモデルより軽くてやっぱりいいと思ったので、筐体はそのままでシートカバーだけ買い換えました。3年間、目一杯活躍したけど、どこもガタがきてなくてスムーズに使えます。これからまた3年ほど活躍してもらいます。ありがとう、Yoyo!

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