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これから産む人へ

出産を控えた友達とランチしたその日の夕方「破水した!」とメッセージがきました!予定日までまだ2週間あったはずでは?と、一瞬、自分のことみたいにアタフタしましたが、3,200グラム超えてると言ってたから大丈夫。

初産というイベントは、ひとそれぞれの一大事で、予想不可能なことだらけです。ニッチなネタではありますが、これを機に、もうすぐ出産(自然分娩)をする予定のプレママが少しでも気が楽になるよう、わたしの経験に基づく「出産入院おすすめアイテム」を公開します(...もう、2年前の話ですが。)

1. ヨガマット(&あぐらの姿勢)

わたしは人一倍痛みに弱いくせに、成り行きで麻酔オプションの無い産院を選んでしまいました。それで、恐怖を克服するために「マタニティ・ヨガ」に縋り「がんばったから...出来る...産める...!」と自分を洗脳しにかかっていました。従って個人的にヨガマットなしの入院はあり得なかったのですが(ベットの上はふかふかすぎてどんな姿勢もとれないので)、ヨガに馴染みの無い人にもお勧めできるのが安楽座(いわゆる、あぐらの姿勢)。入院後、もし微弱陣痛に陥ったら、是非試してください。既に痛い中で積極的に動くのは怖いけど、どうせ逃げられないんだから、早く痛みを迎えに行くのがいいです。

2. アミノバイタル

陣痛が来た数時間後にひといきみでプリッと産んで「明日もう一人産んでもいいわ〜」と感想を述べる羨ましい人もいます。が、初産とは平均で12時間ほどかかるものだそうです。その間ずっと、未経験レベルの痛みの波がどんどん高く、間隔が短くなってくるのです。そして、ラストこそ最大のエネルギーが必要なのに、途中から痛みに疲れ果てて、なにも食べられなくなってきます。そこでアミノバイタル。自然分娩には「頂点を目指すアスリート」の気合いが必要です。

3. 靴下とレッグウォーマー

出産で本当に痛くて苦しいのは、実は最後の瞬間ではありません。むしろ、その直前まで続く「陣痛」の波が、文字通り痛いのですが、それが来ている時は暑くて汗びっしょりになり、引いている時は急速にその汗が冷えて寒くなり、暑いと寒いとの繰り返しになります。病院の空調は最適に保たれているにも関わらず。わたしはいわゆる「冷えとり健康法」の信者ではありませんが、極限状態において、通気性と肌触りのよいゆるいシルクのくつしたは、気持ちよかったです。

4. ワンポイント刺繍つきの小さいタオル

陣痛の間、わたしは自分の呼吸をかぞえていました。助産師さんに「しっかりしてますね」と褒められ(?)ましたが、いや、実は恐怖から逃れるために必死で呼吸を数えていただけ。そりゃあ痛かったけれど、そこで叫んだらパニックになりそうで、数を飛ばさないよう、集中を逸らさないよう、握ったタオルハンカチのワンポイント刺繍をずっと視ながら自分の呼吸を数えていました。ピークの痛みは、完全呼吸で22カウント分続きました。そのハンカチをもっていたのは偶然でしたが、後になって視覚的集中点があったのは実に良かったと思いました。

5. 目をあたためるアイマスク

これは産後直後に。疲れてるのにハイになっていて眠れない状況で、すこしでもリラックスするために役立ちました。好きなアロマオイルとかハーブティーとかは良く聞きますが、目を温めるのも良かったです。わたしが持って行ったのは「蒸気でホットアイマスク」というの、薬局で買えます。

以上

苦痛とそれに対する恐怖心を除いてくれるという意味で、和痛・無痛の良いお産ができれば、それは最高だと思います。一方、この記事のターゲットは自然分娩を控えているプレママなので、あえて付け加えるなら、すごい恐がりで痛がりのわたしですが、行きがかり上でも自然分娩を経験して良かったと思っています。(なにが?って詳細は、気が向けばまた別の機会に書くかもしれません。)大丈夫。どうせ痛いんだから、腹をくくって越えてしまえば。

越えてしまえば、こっちのもんだ!頑張れ!!友よ!!!


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