見出し画像

よし田さんの宝船熊手

どうも、ウクモリ ヒロオです。

今日は一ノ酉です。私は酉の市に行くようになって、おそらく10年くらいになると思います。必ず一ノ酉に行って、熊手を分けて貰っています。今日は私が酉ノ市に行くことになったきっかけと、分けていただいている熊手について書き綴りたいと思います。

浅草酉ノ市との出会い

私は10年くらい前に、台東区役所が開催していた経営セミナーに参加していました。後継者セミナーの先生が登壇するということがキッカケでしたが、そこで台東区の経営者の方々とご縁が生まれました。

ある時、仲間の何人かが区内の工房巡りに行ってみないかと提案してくれました。その時訪れた1ヶ所が、のちに紹介するよし田さんでした。せっかく熊手工房に行ったのだから、酉ノ市も…自然な流れで行くことになったのは言うまでもありません。

それ以降は、年ごとに社員と行ったり、家族と行ったり…シチュエーションは異なりますが、必ず一ノ酉に行く習慣が続いています。昨年は開催自体心配しましたが、厳戒体制下でも無事に行くことが出来て、安心しました。

そして、今日を迎えました。

よし田さんの宝船熊手

私が熊手を分けて貰っているのは、よし田さんです。有名な落語家さんやファッションブランド会社など、私自身はかなり身分不相応な感じがしてしまう方々の名札が見受けられる、由緒正しき熊手屋さんです。

工房を見学させていただいた際、酉ノ市のためだけに1年間かけて手作りで熊手を用意されていることを知りました。コストを下げるために、外部から部品を買ってきて組み立てるところが多い中、手作りにこだわっていらっしゃる姿勢にとても共感。大女将、女将の粋な姿勢も素敵に感じて、毎年この日が来るのを楽しみにしています。

よし田さんの熊手は「宝船熊手」と呼ばれています。素朴ながら、和やかさと力強さ、相反する2つの要素を感じさせる素晴らしい作品ともいうべきものです。私は、手持ちサイズの小型のものを分けて貰っていますが、その熊手を分けていただけることを誇りに感じています。

偶然にも一ノ酉の日程は、私の会社にとっても決算が出揃う重要なタイミングなので、熊手を新しくすることによって、新たな年を迎える準備が始まる…そんなシチュエーションになります。

宝船熊手を分けて貰うようになってから

ありがたいことに、宝船熊手を分けて貰うようになってから、毎年無事に過ごすことが出来ています。御利益があるかどうかというよりも、宝船熊手を分けていただける環境にあることを嬉しく思える。今年もそんな心境になりながら、入谷に向かいました。

今年は本人の希望もあって、10年以上ぶりに息子と一緒行きました。大勢で行きたいという想いもありますが、この状況下はまだ注意が必要だと感じているので、本当は1人で行こうかと思っていました。だからこそ、息子が一緒に…というのは嬉しい誤算。ありがたいなと思いました。

毎年、分けていただいた熊手は一晩だけ我が家で過ごし、翌日会社に飾られることになっています。

そんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?